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【観劇レポ】アガリスクエンターテイメント「さらば曽古野遊園地」

#芝居,#Aga-risk Entertainment,#アガリスクエンターテイメント

【ネタバレ分離】 アガリスクエンターテイメント「さらば曽古野遊園地」の観劇メモです。

初回投稿:2026年01月24日 8時02分
最終更新:2026年01月24日 8時05分

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名アガリスクエンターテイメント
二十周年記念興行第三弾・第34回公演
さらば曽古野遊園地
脚本冨坂友
演出冨坂友
日時場所2026/01/22(木)~2026/01/25(日)
すみだパークシアター倉(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

アガリスクエンターテイメントとは
屁理屈シチュエーションコメディ劇団。
一つの場所で巻き起こる事件や状況で笑わせる喜劇、シチュエーションコメディを得意としており、最近では大勢の人物がごちゃごちゃ理屈をこねたり議論をするコメディを作っている。

王道でウェルメイドなコメディを独自の理論で一捻り二捻りした作品が多く、そんな中でも“劇場でウケること”を重視して創作している。

母体が存在せず、千葉県市川市の公民館で自然発生した野良劇団であるが、主宰の冨坂のルーツである千葉県立国府台高校を題材にした作品が多く、代表作の「ナイゲン」は各地の高校・大学の演劇部や劇団で上演されている。

演劇公演以外にも、コントライブの開催やFLASHアニメーションの製作などを手がけるなど、活動範囲は多岐にわたる。また、隔月程度の頻度で新宿シアター・ミラクルにて開かれる「演劇」×「笑い」のコントライブシリーズ、新宿コントレックスを主催する。

「アガリスクエンターテイメント」及び「Aga-risk Entertainment」が正規表記。「アガリクス」では無い。

アガリスクエンターテイメント

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

アガリスクの新たなシットコムシリーズ、舞台は遊園地!
アガリスクエンターテイメントでは、新たなシットコム(一話完結の連作シチュエーションコメディ)企画として、遊園地を舞台にしたシリーズを始めます。
その第一弾が第34回公演『さらば曽古野遊園地』。寂れた遊園地を立て直したい人、閉園に導きたい人、それどころじゃない人など、様々な人物の思惑を連作短編集として描きます。

また、本作は舞台での上演にとどまらず、収録した映像を編集し、番組の形にして各短編ごとに公開する予定です。アガリスクエンターテイメントの作品を、より見やすい長さと見やすい形態にして、広く世に届けるためのプロジェクトです。

今後、この「曽古野遊園地シリーズ」を続け、様々な俳優とコラボレーションし、新たな短編集を創作し、登場人物と共に歳月を重ねていく看板企画にすることを目標にしています。その最初の一歩となる一作目の『さらば曽古野遊園地』、ご期待ください。

~あらすじ~
曽古野遊園地は、老舗繊維メーカーがなぜか運営している遊園地。
客足は遠のき、赤字を垂れ流すだけの不採算部門だったが、ワンマン社長の一存により閉園を免れてきた。
そこに新しい園長として赴任してきた若手社員・新谷。
彼は、反社長派の専務により遊園地を閉園に導く密命を帯びて送り込まれていた。
同僚に隠れて園の粗探しをする新谷だったが、はからずも遊園地の問題を解決していってしまい…?

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2026年01月22日
19時00分〜
上演時間150分(途中休憩なし)
価格A席 5000円 全席指定

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

アガリスクエンターテイメント「さらば曽古野遊園地」

アガリスクの新作。日本全国どこにでもありそうな…あんまり流行っていない遊園地…"そこの"遊園地の物語。同じシチュエーションで150分に短編5本のオムニバス。冨坂友の前説によると「シチュエーションコメディを見るように観てください」とのことでタイトルに「さらば」とあるのにシリーズ化を想定しているらしい。30分の海外ドラマSitcomを意識した構成に思える。テレビドラマの脚本も担当するようになった冨坂友の次の狙いはSitcomということか…と勝手な想像をしてみる。

社長の肝入りで、紡績会社なのになぜか遊園地を運営している会社。社長を打倒したい専務が密かに遊園地を潰すこと画策して、送り込んだ園長が「潰そうとすればするほど」逆に遊園地の人気が高まっていってしまうコメディ。園長が打つ手打つ手が裏目に出ていき、専務に毎回怒られるというタイムボカン的なルーティーン。

個人的に冨坂友に期待しているのは、重厚長大なストーリーの中で伏線回収屁理屈コメディをやって欲しいので、同じ設定で短編っていうのはちょっと残念ではあるのだけれど。さすがアガリスク。面白かった。笑った。ただやっぱり、コマ切れにしてしまうと突き抜け感が無いのが残念。なので満足度の星は4に。いや、普通に面白かったけれど、アガリスクはもっと面白いでしょ、という感覚。

舞台中央にキューブ型の立体がドーンと配置されていて、どう動くのかなと思ったら動かず。その上に乗ることでパークシアター倉の空間の高さを使う。紡績会社が親会社の遊園地って…ひょっとしてあの会社がモチーフなのかな?なんてことをふと思ったり。

各短編のメモ。

「打倒する人々」
遊園地のマスコットキャラクター(確か「そこのん」とか言ってた気がする)が、客からセクハラを受けて客を暴行。中に入っている人と園長の物語。セクハラより何より前にまずツッコミたいのは…そのキャラ「し〇じろう」だよね…という点で(笑)…いや微妙に違うのかもしれないが。スタート地点がその疑問からなので、何を展開してもわらけてしまうというか。着ぐるみの中の人は、アガリスク常連の江益凛。

「宙吊りな未来」
遊具が空中で止まった。運転再開を待つ2組のカップルの会話劇。どこか桃尻犬の「瀬戸内の小さな蟲使い」を彷彿とさせる物語。遊具が…実際に宙で吊られるので…落ちないか心配してしまう私。若いカップルの別れ話が空中で展開するのは面白いが、更にもう一組のカップルは未来から来たカップル自身だった…という設定が面白い(しかも、実際は未来から来たといういたずらをしていた…という)。

「おしのび」
遊園地の職員…が推している売れない男性アイドルが、おしのびで彼女を連れて遊園地に来た。そこに忍び寄るパパラッチ的な記者…と思いきやアイドルのもう一人の彼女で、危機一髪なお話。園長とアイドルが、がし〇じろう…じゃない「そこのん」の着ぐるみに早替える、中の人が誰か分からない事で起こる面白さ。さんなぎ演じるドイツの研究者でもう一人の彼女は、ハルキゲニアとか言っていたが(GPSが仕込まれているのは覚えられなかったが)、古代生物を研究している…ということか。

「不都合なスポンサー」
止まったままの観覧車に広告を出したいと言ってきたのは、ヤバい思想の持ち主が社長のワンマン会社「HAM」だった。。。。社長が遊園地の視察に来るが、職員たちはボイコットをはじめる物語。「HAM」の設定の基になっていそうな会社を二社ほど思いついたけれど…片方は頭文字3文字だった気が…笑。腰の低い伊藤圭太の役どころがハマりすぎる。

「遊覧自転車大爆破」
経理社員の阿知波が、私用で園内を巡れるレンタサイクルを使ったら…自転車から変な声「速度を落としたり、降りたりしたら爆発する」お話。もうまんま、映画「スピード」の自転車版的なストーリーだけれど…笑。阿知波を演じる前田友里子舞台を何周も自転車で回るのが凄いな。。。映画「スピード」はトム・クルーズじゃなくてキアヌ・リーブス。「White Loveの?」とかスピード違いなこと言ってるのが面白い。

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