【観劇レポート】システム個人「今すぐ素敵な座標へ進んで」
【ネタバレ分離】 システム個人「今すぐ素敵な座標へ進んで」の観劇メモです。

もくじ
初回投稿:2025年11月11日 15時22分
最終更新:2025年11月11日 15時22分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | システム個人 |
| 回 | システム個人第4回本公演 |
| 題 | 今すぐ素敵な座標へ進んで |
| 脚本 | 林泰製 |
| 演出 | 林泰製 |
| 日時場所 | 2025/11/06(木)~2025/11/09(日) シアター711(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
演劇ユニットの「システム個人」です
過去の観劇
- 2024年09月27日 システム個人「御徳寺探偵草臥れ儲け」
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
遠い未来。
超小型タイムマシンが開発された。
持ち主から離れない設計で、紛失の心配もないはずだった。ところがある日、中古機のひとつが違法に転売される。
そしてなぜか、20世紀の日本で暮らす会社員の手に渡ってしまう。故障したタイムマシンは突如暴走。
気づけば会社員は、昭和・平成・令和の日本を行き来するはめに。年号も場所も選べぬまま、終わる気配が見えない時間旅行。
しかし、各時代に暮らす人々は、迷子のタイムトラベラーが近くにいるなんて夢にも思わない。帰還を望む会社員。
それぞれの時代を生きる人々。
そしてマシンを回収しようと奔走する未来人。いくつもの物語が時空を超えて交錯し、バタフライエフェクトは続いていく。
システム個人第4回本公演は時間SF群像劇。
2025年11月の劇場でお待ちしております。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2025年11月08日 18時00分〜 |
| 上演時間 | 130分(途中休憩なし) |
| 価格 | 4000円 全席自由 |
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
システム個人「今すぐ素敵な座標へ進んで」
未来のタイムパトロール。納品された(ルービックキューブ型の)タイムマシンが不良品で、今日から本採用?の職員、ランダムに時代移動しちゃう。過去の人々にも影響を及ぼしていて、平成の女性も一緒に時代移動。その中で、一つの家族がいかにして生きて来たかを時代ランダムに垣間見てしまう二人。仲良くなった人々は最終的にはある時代に一定期間定住し…。その後未来の未来で、生きている全員が再開する話・・・とあまりうまく説明できていないけれど、ランダムなタイムトラベルをベースにした人情作。
団体二度目。前作はピンと来なかったけれど、話題になっていたのといい役者さんが揃っているので観劇。結果としては面白い作品だった…んだけれど、同時にものすごく色々なことがアンバランスな作品だなぁというのも思う。アガリスクの榎並夕起やコンプソンズの宝保里実など、上手い役者がそろっているので勢いでもそれなりに飽きずに観れてしまう。一方、タイムマシンでの時代移動の話としては無駄に複雑すぎ。そこまで混み入った話にせんでもいいのになぁという感覚。後半は特に時代を超えた再開話になっているのでホロっとさせられるのだけれど、上演時間130分と長さも目立つなか芝居のテンポを作るような音楽は極力排されていたり。
ドタバタするSFモノとしては悪くないのだけれど、ものすごくノレたかと言われるとちょっと首を傾げてしまう。曲テンポつけて無駄を削いで90分にキュッと縮めて駆け抜ける作品だったら尚自分好みなんだけれどなぁなんてことを終始思いながら観ていた。
前述の二人以外も濃い役者が多いのだけれど、佐々木タケシの濃い感じは忘れられず。そういえば前回作品にも出ていた気がする。村上弦は、希望に満ち溢れているよりちょっとナナメに世界を見ている役柄の方が好き。






































