【ドラマレポ】Mr. & Mrs. スミス(ドラマ版:S1)
Mr. & Mrs. スミス
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初回投稿:2026年01月11日 23時28分
最終更新:2026年01月12日 0時25分
感想(ネタバレあり)
元々は、ブラッド・ピットと、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画作品らしい。Amazon Studioでドラマ化。Season 1は8話だから、かつての呼び方ならミニシリーズ的な位置づけかもしれない。ドラマ7話まで見たところで映画版も見た。映画版悪くない。悪くないけれど、Amazon Studio版のドラマとは、そもそも描いているものが全く違う。いや、このドラマ版はなかなかの秀作。しかも人間模様を描いている秀作。
過去の経歴を捨ててリスクの高いスパイ業に就職した見知らぬ男女。作戦のためにニューヨークの超高級一軒家に住まわせてもらえるが、見ず知らずの相手と「夫婦」として暮らすことを義務付けられる。Mr. & Mrs. スミス。ジョン・スミスと、ジェーン・スミス夫妻。…日本語で言うなら「山田太郎・花子」夫妻だろうか。hihiという雇い主からチャットでやってくる「リスク案件」の秘密作戦指令を夫婦でこなして、、、、まあそれ以外の時間は割と裕福に過ごせるらしい、けれど。
冒頭の感覚だと「スパイアクションもの」を期待するのだが、ドラマとして展開してるのがスパイというより、「一般的な夫婦の人間関係」そのもの。恋愛ではなく見知らぬ二人が夫婦になる…という展開は異色なものの、お互いが急激に惹かれあい、惹かれれば突然に相手の欠点が見え、男はワガママで、女は融通が利かず、子ども(みたいなの)が生まれて翻弄され、お互いに不倫して、別居・離婚の危機を迎える。。。。という、よくある夫婦の物語が、スパイという状況で誇張される。
ただ普通の夫婦と違うのは、この二人は別れられない…別れたら組織に殺される、という事。…いや普通と違うというのは早合点。このメタファーだって、あながち特別とも言えない。現実の夫婦と似ている気もする。守るものが産まれたら、例え殺されるの必至の、外敵に殺される場面だって、突撃を選ぶのが夫婦というもの。いやむしろそれ以前に、ガチンコで殺し合いをするのが夫婦ってもので。
スパイアクションの体を取っているにもかかわらずとても演劇的というのか。描いていることがあまりにも「夫婦そのもの」のメタファーで。それがこのドラマの真骨頂。見ているといろいろな場面で「あー夫婦ってこういう事あるよね…」って思う。メタファーだらけの展開に思わずニンマリしてしまう作品。基の映画版は、こんな繊細な話とは無縁なので、映画を先に見ていたら絶対に観なかっただろうなぁ。かなり満足度の高い作品だった。
マヤ・アースキンとドナルド・グローヴァーの演技がとてもいい…と思ったら、このお二方めちゃくちゃ多彩な方なのね。虜になった。S2の制作が予定されている(書いている時点ではとん挫しているみたいだけれど)。二人はS2は出演しないようだけれど、あの二人が生き残っていたら…って野暮な続編を見たいと思うほどに魅力的だった。・・・でもあの二人、生きててもまた喧嘩し通しなんだろうな。笑





























