【観劇レポ】日本工学院専門学校 卒業公演「東京原子核クラブ」
【ネタバレ分離】 日本工学院専門学校 卒業公演「東京原子核クラブ」の観劇メモです。

もくじ
初回投稿:2026年02月24日 8時37分
最終更新:2026年02月24日 8時37分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | 日本工学院専門学校 卒業公演 |
| 題 | 東京原子核クラブ |
| 脚本 | マキノノゾミ |
| 演出 | 須藤黄英(劇団青年座) |
| 日時場所 | 2026年2月21日(土)~23日(月) 日本工学院専門学校片柳記念ホール |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
声優・俳優をめざす学生の2年間の集大成。卒業公演を開催
2年前、若き青年たちは声優や俳優、そしてスタッフになる夢を追いながら日本工学院に入学してきました。一人ひとり切磋琢磨しながら基礎を学び、その集大成としてプロの演出家・俳優の指導の下、卒業公演を行います。今までの経験を糧に羽ばたいていく卒業生たちの成果をぜひご覧ください。
過去の観劇
- 2026年02月10日 日本工学院専門学校 卒業公演「キラメク!」
- 2024年03月09日 日本工学院専門学校 卒業公演「星の王子さま」
- 2024年03月04日 日本工学院専門学校 卒業公演「ちいさき神の、作りし子ら」
- 2024年02月10日 日本工学院専門学校 卒業公演「エンジェル」
- 2023年03月12日 日本工学院専門学校 卒業公演「ゼブラ」 ・・・「#日本工学院専門学校」のつづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
昭和初期、下宿屋「平和館」には個性豊かな住人たちが集まっていた。
理化学研究所に勤める友田もその一人。原子物理学の研究に没頭するものの、欧米に次々と先を越され、悔しさを募らせていた。
そんな折、下宿屋の娘の見合い相手である海軍中尉・狩野は、原子核エネルギーを兵器として利用できないかとひらめく。のちに「原子爆弾」というものが現実となってしまうことをその時はまだ誰も予想していなかった。
時は流れ、物理学は大いなる進歩を遂げる中、日本は戦時下へ。平和館で青春を共にした若者たちにも召集令状が届く。
ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士をモデルに、激動の時代に翻弄されながらも理想と信念を胸に走り抜けた若者たちの軌跡を描く。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2026年02月22日 18時00分〜 |
| 上演時間 | 155分(途中休憩を含む 休憩 70-休15-70) |
| 価格 | 無料 全席自由 |
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
日本工学院専門学校 卒業公演「東京原子核クラブ」
マキノノゾミの代表作だが、私自身は作品初見。タイトルは知っていたけれど観れてなかった作品をやっと観れた。学生たちが多く下宿する「平和館」での、物理学者やほかの面々たちの群像劇。前半は割とコミカルな展開が多いが、後半になって時代が太平洋戦争に進んでいくにつれて、日本のどうしようもない状況も描かれている作品。
話の途中から、これって名前は微妙に変わっているけれど、朝永振一郎他、日本の物理学者をモチーフにしているのではないか…という事に気が付く(京大の湯川先生…みたいな表現が出たあたりで)。実際に朝永振一郎が、こんな下宿に泊まっていたのか…についてはおそらくフィクションな気がするも、実際の史実をベースにした虚構としても面白い。加えて、物理学者が原子爆弾についての会話を進めていくのと同時に、物理学とは関係ない、劇団の脚本家やピアニスト、キャバレーのダンサーが出てくるのも構図としてとても良い。マキノノゾミらしい、隙のない群像劇。休憩含めて2時間半だったが、ほぼ集中途切れることなく楽しめた。
日本工学院専門学校の卒業公演。役者さんのハマり具合と、特に前半の緩い感じのグルーヴ感がとても良い。中でも、西田先生役の中小路レオンのあまりにも落ち着いた貫禄と、箕面富佐子役の木島明日香が印象的。この作品、(ストーリーの本筋にはあまり絡まない)箕面富佐子役がどこまで生き生きしているかで現実感が全然変わってくるけれど、登場のインパクト他、とても印象に残る。他の劇団で演じられる「東京原子核クラブ」も見てみたい。
ご卒業おめでとうございます。







































