【ネタバレ分離】 劇団道学先生「母の人生、ガブリと食らう」の観劇メモです。


もくじ
初回投稿:2026年04月11日 10時26分
最終更新:2026年04月11日 10時26分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | 劇団道学先生 |
| 題 | 母の人生、ガブリと食らう |
| 脚本 | 深井邦彦 |
| 演出 | 深井邦彦 |
| 日時場所 | 2026/04/04(土)~2026/04/13(月) 吉祥寺シアター(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
劇団道学先生とは・・
宮崎県出身の中島淳彦が、贅沢バカ劇団「ホンキートンクシアター」を立ち上げて、10年。
座員だった青山勝にそそのかされて、劇団を解散。3年後の1997年に中島を座付作家、青山を座長として「劇団道学先生」を旗揚げした。
人間のダメな側面を愛情を持って肯定的に描き、最後にほろりとさせる人情喜劇を上演している。
道学先生とは、広辞苑によると「道徳にかかわって世事に暗い学者、道理に偏して融通のきかない頑固な学者を嘲っていう語。」どうがく【道学】名
①道徳をとく学問 ②宋の時代の程朱のとなえた儒学 ③江戸時代の心学 ④道家の学問、道教
―先生 名 道徳にとらわれて、世事に暗い学者をからかった語
過去の観劇
- 2025年08月09日 劇団道学先生「水星とレトログラード」
- 2021年09月03日 劇団道学先生「おとうふ」
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
『母の人生、ガブリと食らう』
劇団道学先生初の吉祥寺シアター公演!
2024年公演「東京の恋」の3本立ての一つ「うそぶく」に続く、深井邦彦氏の新作書下ろし
亡くなった母と3姉妹を繋ぐ家族の物語。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2026年04月10日 14時00分〜 |
| 上演時間 | 130分(途中休憩なし) |
| 価格 | 6500円 全席指定 |
満足度
(5/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
母が突然亡くなり、住んでいたアパートに呼び出される。三姉妹は幼い頃母に捨てられて、以来長女が下の二人を育ててきたが…長女は今週還暦を迎える。母の葬儀を終えてひと段落したところで、長女は母の住んでいたアパートに引っ越してくる事を決める。下のふたりを面倒見た事…が原因かは分からないが、長女はずっと独身だった。下の二人は結婚しているが、次女は離婚し娘が妊娠しよく分からない男二人とけっこんしそうだし、三女も…どうやら結婚に問題を抱えている様子。引っ越した長女が、母の暮していたアパートでの暮らしをはじめるのに合わせて、三姉妹の時計の針が動き出す…そんなお話。
会話劇。ストーリーは全然書き下せていない。よくよく思い返してみると、2時間にものすごい情報量と人の想い。基本はコメディタッチでクスクスと笑かされる箇所多数なので、深刻なものを観ている感覚は全くないのだが、よくよく考えてみると、女の自立とか老後とかDVとかの結構重い話。ウェルメイドな作品…と言いたいところだけれど、三姉妹の「クセの強さ」は、ウェルメイドには収まらないよなぁ。三女の夫の小説家を、ちょっと悪く描きすぎじゃないかなぁ…みたいなことは感じなくもなかったけれど…。気が付けば一度も時計を見ることなく観劇。いい芝居を観させてもらったなぁの2時間だった。
深井邦彦作品は初めて観たけれど、会話のタッチの軽さの中に背後の人間をが透けて見える要素が(もちろん意図的に)織り込まれているのがよい。舞台セットの回転のさせ方が面白い。役者の布陣が贅沢だけれど、宮崎駿に似たパチンコ屋で隣に座っているおじさん…なんて面倒くせぇ設定よく思いつくなぁ。三姉妹、かんのひとみ、松永玲子、福田ユミのそれぞれの演技がパワフルで印象に残る。





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