Sun-mallstudio produce「深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~」純粋なSF劇を舞台で楽しむ

純粋に楽しめるSF劇。このタイプのお芝居を観たのは、私、初めてかもしれません。

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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。
Sun-mallstudio produce「深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~」の舞台を観てきました。

公演データ

Sun-mallstudio produce
深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~
サンモールスタジオ
2019/01/05 (土) ~ 2019/01/09 (水)
脚本・演出 佐山泰三

観劇データ

日時 2019年1月7日 19時30分〜
価格 4000円 全席指定(ネット予約。座席指定不可)
上演時間 105分(途中休憩なし)
Corich満足度 ★★★★☆(4/5点満点)

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客席の様子

女優さん推し、の方々でしょうか。単独男性の姿が半分くらい。その他は、若めの女性多し。
初心者の方にも観やすい演劇だと思います。SF劇という事で。フラクタルだマンデンブロだ、物理・数学用語がたくさんでてきますが、理解できなくても物語は分かると思いますので大丈夫です。

Sun-mallstudio produce

今回の公演は、サンモールスタジオのプロデュース公演ですね。
まとまった情報がなかったのですが、CoRichを見る限り、割と満足度の高い芝居を、年一回くらいのペースで上演しているように見えます。
Corich「Sun-mallstudio produce」

ストーリー

公式サイトに書かれているストーリは・・・

ノーベル物理学賞候補が造ったフラクタル構造のマンション『深沢ハイツ302号室』に起こった時空間の歪み。この現象こそ新たな素粒子物理学の幕開けであった!ただし・・・予期せぬ形でその現象が現れてしまった。地元・調布ケーブルテレビの人気女子アナが仕事を終えていつものように自分の部屋に帰宅すると、「?!!だ・だ。だれ?!なに!」その部屋には全く知らない男が生活していた・・・。~SFマニアに捧げるサイエンス演劇です~

とのことですが、純粋なSF劇。「マニア」はちょっと言い過ぎかな。人間関係というよりは、シチュエーションを楽しむ舞台といえるかもしれません。

親切丁寧なSF劇

ストーリーにもあるように「深沢マンション302号室、扉を開けたら未来だった」の割とオーソドックスなタイムトラベルもの(劇中では「タイムジャンプ」と言ってる)。 不可解な状況の中で、「どうして未来から来たといえるのか」をお話としてしっかり組み上げていく。脚本は10年前の作品で、改定を重ねて3回目上演との事。正直なところ、ここまで直球にSFっていう舞台は初めてかもしれない。時間の接合や、異次元の話をメインにしているので、人間模様の話は比較的淡々としているものの、SFチックな物語をどっぷり楽しむ点では、観ていて心地よい芝居だった。

深沢ハイツのセット。小さいサンモールスタジオとは思えないような、奥行きのある舞台。異次元にタイムスリップするシーンが何回も出てくるが、効果的な音響とプロジェクションマッピング。キューブ型の舞台セットと相まって、SFの要素をくみ上げるのに強力な威力を発揮していた。また、冒頭のテレビ番組っぽい演出が、妙にリアリティがあった。

アナウンサー役で主役の今村美乃、その親友アナ役の那海は、役所通り美人。彼女たち目当ての客が多かったかもしれないが、うなずける。SF劇という性質上、役者の感情の振れ幅はそれ程大きくないが、特に今村美乃は、きめ細やかな演技も非常に自然に見えた。感情の振れ幅が大きい舞台出演を、ぜひ観てみたい。当日パンフの出演情報によると、映画にも出演している模様。

全体の狂言回し的に話を進める田名瀬偉年。劇中でも「八嶋智人」に似ていると言われる。確かにその通りだが、渋いイケメン。男が観ていても好感を持てた。彼の別の芝居も観てみたい。


と思ったら、同じ客席に、八嶋智人ご本人が観に来てた模様。後日のツイートで知ってびっくり。


アコーディオンを弾いて出る、音楽道化師みま。芝居の進行上は、脈絡があるわけではないんだけれど、個人的はもう少し彼女の演奏を観ていたかったなぁ、と。ちょっとツボにハマるような、巧さを持っていた。
Mima the Music Clown | 音楽的道化師みま

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