<初日レポ>ワンツーワークス 「鯨を捕る」

【ネタバレ分離】
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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。昨日観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

ワンツーワークス
「鯨を捕る」
2019/03/14 (木) ~ 2019/03/24 (日) 赤坂RED/THEATER
脚本・演出 古城十忍

観劇した日時 201*年3月14日 19時00分〜
価格 4000円 全席指定(プレイガイド発券)
上演時間 112分(途中休憩なし)
Corich満足度 ★★★★★(5/5点満点)

客席の様子・観劇初心者の方へ

男女は半々くらい。シニア層と若い層と、二分されていました。私のようなスーツおじさんは少な目。
観劇初心者には、非常にお勧めしたい舞台です。

ワンツーワークス?

古城十忍率いる劇団です。昨年に続いて、二回目の観劇。

事前に分かるストーリーは?

ホームページにはこんな記載がありました。

男も女も、老人も子どもも、関係ない。
いつまで群れる? どこまで逃げる?
人には、「誰しも立ち向かわなければならない時がある」。
それも、自分の決断で、たった一人で。
小さな漁師町で繰り広げられる、親子三代それぞれの、
「生き方」を懸けた闘いのドラマ。

という事で。鯨をめぐる漁師町の話のようです。

ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

夫とは離婚し、中学校で問題を起こした息子を連れて、10年ぶりに帰郷する40代後半の嬉海子。そこには、幼いころに母を漁中の事故で亡くし、男一人で生きている父が住んで。かつては、「鯨を一人で捕まえた」こともある父だが、町の人の話だと、父はもう一年も漁に出ていない。それが帰郷したその日、禁漁日にも関わらずに突然海へ出ようとした。息子はどんな問題を抱えていたのか、嬉海子と父の関係は修復するのか、そして、33年前の母の事故の真相は。それぞれの想いを乗せて、船は母が消えた海へと船出していく。・・・ストーリーだけまとめると、こんな感じ。

出てくるモチーフは、「肉親の死」「学校でのいじめと自殺」「親族との不仲」などなど。誰でも人は、それぞれの何かを背負っている。その重荷は、劇中決して、軽くなったり、解決する訳ではないけれど。それでも人間は、抱えた想いを背負って生きていかなきゃならない。それは、何十年も前、願ったわけでもないのに突然、鯨に遭遇した出来事とどこか似ている。お互い止むに止まれず引けないなら、戦うしかない。少なくとも、戦う意思を見せるしかない。躊躇したり、黙ったりしたら、それは一生の重荷になる。・・・重荷を背負う事が、悪いことではないけれど。もしそれに出会ったら、とにかく闘う意思を見せなけりゃならない。そんな人生の真実を、サラリと、鮮やかにみせてくれた舞台だった。

うがった見方で言えば、テーマとしてはありふれている、とも言える。劇中、物語に浸りながら尚、これまで観てきた名作といわれる舞台を、いくつも思い出した。ああ、このシーンはあの舞台に似ているな、あれと似てるな、といった具合に。どこかで語られたテーマだ、と言われればそれまでなのだけれど。それでも尚、ラストで涙が止まらなかったのは、人の生き様・・・弱い面も強い面も含めて・・・の描き方の、鮮烈なまでの鮮やかさに惹かれたからだと思う。

自分の事となると急に「黙って」しまって、真実を言えないでいる登場人物。そこに、回想と現実と、あるいは妄想と現実とが、時に舞台の中で混ざりあって表現される中で、真実が少しずつあぶり出てくる。古城十忍が得意とするカットアウトを多用する演出で、過去と現在、妄想と現実を行き来して。登場人物たちの現実や想いが、赤裸々に明らかになっていく。まるで、受け身を覚えた柔道の選手が、師範の先生に技をかけてもらって、ワザも受け身もバシッと決まったような、エキシビジョンの組手のような鮮やかさだった。

気になった役者さんは・・・。
新藤忠。父の寡黙さが、この芝居のキーポイント。そして、若かりし父を演じる、長田典之。この二人、純粋にカッコいいなー。漁師はカッコいい。そうだ最初に言っていたことだった。確かにカッコいい。
村上正子。亡くなった母の母が、父を責めるシーンは、あまりにも辛くて。だからこそ、あのシーンしか出てこない事が非常に効果的だった。(冒頭は、セーラー服着て出てたけれど)

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チラシの裏
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舞台