<観劇レポート>あやめ十八番「空蝉」

#芝居,#あやめ十八番

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 あやめ十八番「空蝉」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名あやめ十八番
第14回公演
空蝉
脚本堀越涼(あやめ十八番)
演出堀越涼(あやめ十八番)
日時場所2022/09/01(木)~2022/09/04(日)
東京芸術劇場シアターウエスト(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

俳優、堀越涼が作・演出を務める劇団。

2012年に俳優・堀越涼が
旗揚げした演劇ユニット。

歌舞伎、能、浄瑠璃など、様々な日本の
古典芸能を基礎とし、古典のエッセンスを
盗み現代劇の中に昇華することと、
現代人の感覚で古典演劇を再構築する
ことの、両面から創作活動を行っている。

全ての作品で、日本人特有の感覚や美意識を作品作りのテーマとしている。
また、歌舞伎の下座音楽や落語の囃子に影響を受け、劇中音楽が全て生演奏であることも特徴の一つ。

あやめ十八番

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

時は現代。舞台は幻の江戸、八百八町。
魚屋・新八は、女房・お梶を亡くしてから自暴自棄となり、抜け殻のような生活を続けていた。或る日、腹を壊した新八は、友人であり当代随一の藪医者と悪名高い緒方卵白の元を訪ねる。この時処方された頓服に中って、生死の境を彷徨う新八。半死半生の内、三途の川で女房・お梶と思いがけぬ再会を果たした新八は、目を覚ますと、女房会いたさに、もっと頓服を寄越せと卵白に迫る。

この噂が瞬く間に広まり、江戸中で日帰りの地獄旅行が大流行。
新作落語に傾倒する落語家、七代目・大酩亭白菊は、このブームを一本の落語にしてしまおうと目論むが……。

『住めば極楽、地獄も住処。ホンに“あの世”は、メタバース。』

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年9月1日
13時30分〜
上演時間165分(途中休憩10分含む)
価格4500円 全席指定

チケット購入方法

CoRichのフォームから予約しました。
当日受付でお金を払い、指定席券をもらいました。

客層・客席の様子

男女比は4:6くらいで、若干女性が多め。
様々な年齢層の客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・音楽劇

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

これまで観た2作同様の作風の音楽劇。今回は、前回観た「江戸系 宵蛍」と「音楽劇 百夜車」よりも、ちょっとコメディの要素が多め。ミュージカルではないが、音楽は生演奏。軽快に進む物語、であるのは変わらずだったのだけれど。

どういう訳か、冒頭のシーンから全然セリフが入ってこない。お話自体は、それ程複雑ではなさそうで、死後の世界・・・地獄を、メタバースなサービスの世界のように見立てて、行き来する人々を描いた物語なのだけれど。たくさん出てくる登場人物の相関関係が、いつまでたっても掴めないので、この世(シャバ)と地獄を行き来する事に、特に何も感情が産まれてこない。ちょっと困ったな、と思う1幕。2幕冒頭、死神登場のやり取りはよく分かったのだけれど。それ以降は、やはり全然頭に入ってこない。何故だろう…という不思議。

恐らく、落語の「死神」や、タイトルになってる源氏物語の「空蝉」をモチーフにしている物語なのだろうと想像。その他、諸々のモチーフな物語の事を、ある程度知っていないと追いかけるることができない物語なのかな・・・という感覚。ただ、どうにも知っている背景とも結びつかないくて。単に「よく分からない物語」なのか「前提を押さえないと理解できない物語」なのか、分からないまま。理解するには、私が馬鹿過ぎたかも、という一抹の寂しさを覚えただけだった。

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