<観劇レポート>企画集団マッチポイント 「ヒトハミナ、ヒトナミノ」

企画集団マッチポイント「ヒトハミナ、ヒトナミノ」
【ネタバレ分離】
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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

企画集団マッチポイント
「ヒトハミナ、ヒトナミノ」
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/21 (日) 駅前劇場
脚本 横山拓也(iaku)
演出 松本祐子(文学座)

観劇した日時 2019年4月18日 19時30分〜
価格 4000円 全席指定(事前にネット予約)
上演時間 103分(途中休憩なし)
個人的な満足度CoRichに投稿 ★★★★☆(4/5点満点)

企画集団マッチポイント?

劇団のホームページはありませんでした。

事前に分かるストーリーは?

劇団ホームページには、こんな記載がありました。

ここは就労継続支援B型事業所「フラットワークハウス」。
支援が必要な人に単純労働を提供することで社会への参加を促している。
ここでの作業は地元農家が生産する黒インゲン豆の胚芽の除去。
一粒一粒、地道に手作業で芽を取っていく。
明日が納品日という切羽詰まった状況のこの日、事業所の職員総出で作業をしていた。
しかしある利用者の外出が小さな疑惑を生む。
そして一人の職員が利用者に対して性的な介護をしているという噂が・・・。

観劇のきっかけ

脚本が、iakuの横山拓也さんの作品、という事で観劇を決めました。


ネタバレしない程度の情報

客席の様子

若い方から、シニア層まで。様々な年齢層の方がいました。一人観劇、カップル、同性ふたり、グループ、いろいろな方を見かけました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者の方にも、安心して楽しめる舞台です。

ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

就労継続支援で働く男性が、性的な介助をしているのではないか。この疑惑に対して、どうしてそのような事をするようになったのか、の動機を探っていく中で、いろいろなものが浮き彫りになっていく物語。良かれと思って始めた、性的な介助が、いろいろな波紋を呼んでしまった、後の、物語。

iaku、横山拓也の作品。前回観た「逢いにいくの、雨だけど」もそうだったけれど。登場人物たちが陥ってしまう疑問や状況は、誰が悪いわけでもなくて。人間の性だから、どうしてもそういう状態に陥ってしまう。それは仕方のないことなんだけれど。そこで、前向きに生きていく姿を描く。・・・これが本当にうまいなぁ、と思う。

「介護」と「性」の問題っていう、テーマの難しさももちろんなんだけれど。それ以上に、ほぼ主人公の加藤虎ノ介が、自分なりに自分に正直に生きていく姿が感動だった。後半、涙腺が半開になってしまい、しかもハンカチが見つからず、に困った。

演出の観点では、ちょっと粗さが目立ったかなぁ。特に「間」が不自然と思う場面が少なくなかった。セリフの解釈をもう少し綿密に詰めていけば、別の会話のトーンや間が見つかるんじゃないか、という事を、観ながらその場で思う。つまり、架空の別バージョンをその場で想像してしまった。余計なお世話かもしれないけれども。あと、インゲンを掃除するシーンは、そこまで長くかけなくてもいいかなとも思う。

竹内郁子、ちょっと鼻詰まった感じの声が、いつもなのかは分からないけれど、場が淡々と進行していくのは彼女の存在感が大きいなぁ・・・と調べたら、ピンクの電話の方なのね・・・。尾身美詞、脳性麻痺の演技がとても上手い。加藤虎ノ介、とにかく苦悩、っていう姿がとても切なくてよかった。

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