観劇

【観劇レポ】あるいはエナメルの目をもつ乙女「墓場、女子高生」

【ネタバレ分離】 あるいはエナメルの目をもつ乙女「墓場、女子高生」の観劇メモです。

初回投稿:2026年03月21日 10時21分
最終更新:2026年03月21日 10時21分

公演前情報

公演・観劇データ

項目 データ
団体名 あるいはエナメルの目をもつ乙女
プロデュース第3幕
墓場、女子高生
脚本 福原充則
演出 イトウシンタロウ(NICE STALKER)
日時場所 2026/03/18(水)~2026/03/22(日)
テアトルBONBON(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

《あるいはエナメルの目をもつ乙女プロデュースとは》
APOCひとり芝居フェスティバルでオーディエンス賞をとったことをきっかけに役者の石澤希代子が立ち上げたプロデュースユニット。石澤の好きな戯曲をゲスト演出家に演出してもらい、自身も出演する。
バレエ作品は古典でも演出家や出演者が違うだけで全く違う作品になる。演劇でもそれを目指したい。既成の脚本と向き合うことで、お客様・創作者双方の満足度の高いクオリティの作品を届けたいという趣旨で創設した。

あるいはエナメルの目をもつ乙女

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

学校の裏の墓場で遊ぶ、女子高生たち。
死んでしまった同級生のお墓の前で、笑いながら、ふざけながら、
誰もが彼女の死に、触れられずにいる。
「みんなのせいで死ななきゃいけないほど、仲良くはなかったよ」
――残された人間は、何をもって死者との関係に区切りをつけるのか。

どうしても「墓場、女子高生」を演りたかった女優・石澤希代子と
どうしても「墓場、女子高生」を演りたかった劇作家演出家・イトウシンタロウが
タッグを組んでお届けする、エナメルプロデュース第3幕
オカルト、幽霊、女子高生、そして合唱…墓場に似合わぬバカ騒ぎ!

00年代に初演され、以降、形を変えて上演され続けた伝説の怪作を、
令和の小劇場界へ再び召喚し、クソデカな感情と執着と体重をのせて上演します。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目 データ
観劇日時 2026年03月20日
14時00分〜
上演時間 140分(途中休憩なし)
価格 4500円 全席指定

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

あるいはエナメルの目をもつ乙女「墓場、女子高生」

墓場が舞台。学校の側にある自殺して死んでしまった同級生の墓に同級生が集っているらしい。幽霊になった同級生は、その墓にいる他の幽霊や妖怪とその姿を見守っている。オカルト部の尽力なのか、その女子高生は生き返ってしまう。生き返った同級生と一体何を話すのか…と、かなり強引にまとめるとそんなお話。ストーリーが進む中で徐々に背後関係が明らかになる。

2010年に書かれその後再演が繰り返されている有名な戯曲らしいが、私自身は作品初見。生き残った側の言い分としては「勝手に死ぬな」という事なのか。自殺することは自殺した本人が望みも気づきもしない自責の念を生み出してしまう。でも、生き返った日野は「私が死んだことについて、それぞれで美しい理由を再定義して」と言ってまた死んでいく。死ぬことと、その事について周囲が受け止める事の「課題の分離」的な事を描いるように感じる。

主に生き残った人々の間でやり取りされるそれぞれの死んだ人との関係の描写。明確な説明が少なく段階的に事実が明らかになっていくのもあり、ちょっと観ていて速度感に欠けるまどろっこしさみたいなものも感じる。日野が生き返るのが、開始から90分。そこまでの話は、言ってしまえば日野について淵をなぞるようなお話。コミカルなやり取りも多いけれど、もう少しコンパクトにまとまっていると納得感が強いのになぁ…なんて事を思ってしまう。今回の上演時間は実質140分。多くの団体が上演している作品との事なので、他の上演だとどのようなバランスになるのかが気になった。

舞台美術が素晴らしい。特にお墓の質感がたまらなく良い。ちゃんとしたお墓がないと成立しない演目のような気がするので、、、、これも他団体が描くとどうなるのか気になるところ。

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