観劇

【観劇レポ】ギ式「ブルーブルーブルー」

【ネタバレ分離】 ギ式「ブルーブルーブルー」の観劇メモです。

初回投稿:2026年09月18日 17時27分
最終更新:2026年09月18日 17時36分

公演前情報

公演・観劇データ

項目 データ
団体名 ギ式
回 ギ式第1回公演
題 ブルーブルーブルー
脚本 福島タカトシ
演出 福島タカトシ
日時場所 2026/09/18(金)~2026/09/23(水)
元映画館(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

演劇を用いて、クソみたいな世の中で明日も生きていられることを願う儀式を行う。キャッチコピーは「ネオ幽玄」。ケ式の飼い主。

ギ式

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

三途の川のほとりには、鬼が営むカフェがあった。新小岩で発生した地雷の爆発に巻き込まれた高校教師、フリーター、専業主婦の3人の女性は、そこで生死の確定を待つことになる。生きるための社会的肩書は肩から降ろして、死んだら消える意識はまだ抱えた3人は、ただひたすらに喋る、喋る、喋る。そんな人間たちを、鬼は優しく見つめている。ただ、これまでもこれからも、見つめている。静かに高らかに人間を賛美する、ありきたりでこれっきりの会話劇。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目 データ
観劇日時 2026年09月18日
14時00分〜
上演時間 80分(途中休憩なし)
価格 3500円 全席自由

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

ブルーブルーブルー

ストーリーは団体紹介の通り。3人は幼稚園の幼馴染で、社会に出てから、すでにそれなりの年月が経った3人。専業主婦の女が20年ぶりくらいに2人を呼んで宗教の勧誘をしようとしていたのだが、どこかの店に向かう?途中に可愛いけど不細工な猫にかまっていたら、地雷が爆発したらしいことが会話の中から分かる。ラスト、3人は「上のモノ」によって死ぬことが決まる。死の淵から蘇ることがあったのは「あの津波の」時くらいだ、と語る鬼のトマト。3人は三途の川へ向かっていく…物語。

劇団初見。明治大学系の団体息切れカメレオンの活動終了に伴い新たに旗揚げされた劇団だと思われる。出演者は、鬼も含めてすべて女性だけの構成。物語の最後に元映画館のスクリーンに「あの津波」を連想させるような、津波の後の日常風景を映した映像が流れて終わる。「たまたま"地雷"が爆発して死ぬ」というのは、まるで3.11の津波のように何の脈絡もなく偶然に死が訪れることとの対応として描かれているのだろうと思う。

冒頭、訳も分からずカフェに連れて来られて、鬼に「お席90分制です」と「死ぬかどうか決まるの待ってます」なんていう矛盾した言葉を投げかけられる死にかけの3人。事前に読んだストーリー設定のママではあるが、このヒネッタ設定で何が起こるのかワクワクしながら期待したのだが。

その後展開するお話がどうもしっくりこない。「死ぬか生きるか」の決定を待っていて、本来的には話すこともやる事もない3人の会話。それ故なのか、すべての会話が、幼稚園の頃や、死ぬ直前までの3人の延々とした状況説明に聞こえてしまう。それを聞いていると、20年ぶりにあった友達をダブルブッキングしたり、いきなり宗教勧誘するために待ち合わせたり、その途中でネコと戯れたりするだろうか…という細かい設定の粗さへの疑問も拡大していく。頭の中が?マークで埋め尽くされる中「あの津波の」という、いわば3.11のモチーフが、唐突に無理やり差し込まれてさらに違和感がつのる。

ストーリー紹介の設定だけだとワクワクするのに、三途の川のたもとのカフェで、幼稚園時代の友人で20年ぶりに再会した3人…がしそうなリアルな会話を、虚構として構成しようとして上手く構成できなかった作品なんだろうなぁ、と感じた。

やっと行けた劇場「元映画館」。日暮里駅から歩く…という案内をよく見かけるけれど、三河島駅の方が断然に近いね。元映画館だけに、中々に趣のある雰囲気で気に入った。男性トイレの壁がVHSのテープで埋め尽くされているの良き。

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