「その副業、時給にしたら安くね?」の疑問が、まっとうだけど、愚かである理由。

時給換算の恐怖は、副業への参入障壁かもしれない。

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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。

先日、こんなツイートが流れてきて、思わず「いいね」したんですが。

このツイート、結構深いんですよね。

そして、私も含め、多くの副業をする人が、ぶつかる壁のような気もします。

ここに書かれている「時給換算したら割に合わない」と考えるのが、どうして愚かな考えなのか。ちょっと長くなりますが、私の副業の例を出して、考えてみたいと思います。

最初の副業は「せどり」だった

私も最初は「せどり」から副業を始めました。

(「せどり」って何?っていう人は、ごめん、ここでは説明しないので、ググって調べてきてね。イケハヤさんのこのあたりの動画でも可。。レビュー予定のこの本にも書いてありますよ。)

「せどり」というより、家の不用品処分ですね。まさにこのツイートの言っている通り。

学生時代に買い貯めた、本やDVD。買った時は楽しかったけれど。よくよく考えると、残りの人生、これいつ見るのかな、とふと思いまして。最近、古くて手に入りにくかった本や、DVD、ネットで簡単に手に入るんですよね。・・・なので、私があえて、スペース確保して持っているより、また必要になったら買う、くらいでいいんじゃないかな、と思ったのが始まり。

Amazon Seller で中古品を販売したら、すぐに売れてお金になりました。お金は入るし、棚は片付くので嫁さんは喜ぶし、で一石二鳥。

この時「せどり」って儲かるかも。「副業としては、アリだな、これ」、と思っちゃったのでした。

それと同時に、もし「せどり」を本格的に始めるなら、と考えて、別のことも思ったんですよね。

・売るもの、どうやって手に入れよう。要は「仕入れ」をどうしよう。
・発送作業、メンドー。梱包して、郵便局持っていって。宛名書いて。。。時給換算したらこれ、本当に儲かってることになるの?
・売れなかったら、ヤバイ。「在庫リスク」ってやつ?俺、ムリムリ。

で、結局、この時は「せどり」には手を出さなかったんです。
(そんでもって、別の道を進んで、まったく成果の出ない日々を過ごすことに。・・・それはまた別の話なので後日ね。)

「直感」は正しいのに「考える努力」をしなかった

副業がちょっと軌道に乗っている今。この時の事を思い返して見ると。
「せどり」のビジネスモデルが、「儲かる」っていう直感は、正しかったんですよね。

実際のところ、私は今、「せどり」ではなく、「物販」という分野で利益を得ています。
「物販」も「せどり」も、結局やっていることは同じ。「安く仕入れて、高く売る。」ってことですから。

「安く仕入れて、高く売る。」
もっと正確に言うと、
「価格差がある場所を見つける。あるいは、価格差があっても価値を見出してくれる提供方法を見つける」
ですかね。

「価格差があっても価値を見出してくれる」
よくある例だと、ブランド品ですね。例えば、ヴィトンのバック。
同じ材質、同じ縫製、同じアフターサービスを、利益を含めても、5分の1くらいの価格で、提供できるはずです。(数字は勝手な予想ですが)

それでもヴィトンを買うのは、「買う側が、価値を見出してくれているから」に他ならないですよね。まあ、この価値の事を「ブランド」と呼んでいる訳ですが。

で、話を戻して「せどり」の話。

儲かるって言う直感はあったけれど、こういう事をしなかったんですよね。

・売るものを「仕入れる」方法を、しらべてみる。考えてみる。
・発送作業を、楽にする方法を、工夫してみる。考えてみる。
・「在庫リスク」をかかえないでせどりする方法を、考えてみる。

あ、実際には、「仕入れる方法」調べてはみたんですよね。ただ、当時は発送が貧弱で。。。。郊外の「ヤマダ電機」のワゴンセールコーナーで、安売りされているDVDを買い漁るとか・・・しか思いつかなくて。そんなの、無理だなーとか考えて、そこで止めてしまった訳です。

つまりは「考えなかった」んですよね。それと、まだ「考え」て発想を作れるほど、知識も足りなかった。なので、せっかくのいいチャンスを、何も行動せずに見送ってしまったんですよね。

「物販」に戻って、軌道に乗った副業

で、その後いろいろと試して壁にぶつかったりもして。とりあえず直感で「儲かる」と感じている、「せどり」に戻ってきたんです。繰り返しますが、正確には「物販」と呼ばれる分野です。
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その頃には、副業についていろいろと調べた知識もついてきて、「点」として得ていた情報が、線のようにつながってきた時期でもありました。『売るものを「仕入れる」方法』を、結構カンタンに見つけて。そこからは、「点」が線になってつながって、トントン拍子で売れて、儲けが出るようになりました。

どうやって見つけたかは、また別の記事で書くことにしますね。

発送作業を、楽にする方法を、工夫してみる。考えてみる。

売れだして、儲かり出すと、それはそれで大変。

最初は、朝も晩も、発送作業。

・仕入れた商品をラベルつけて管理して、、、、
・売れたら発送して、、、
・商品はまた仕入れて、、、

という流れ。なので日々の生活はこんな感じ。

・会社の飲み会で酔っ払って帰っても、家に帰ったらその日売れた商品を、梱包してあて名書き。
・朝、自転車のカゴいっぱいに入れた商品を発送してから、会社に行く。
・商品の数をチェックして・・・なくなったら、新しく仕入れて・・・。
・仕入れた品が届いたら、ラベルをつけて保管する・・・。

毎日、作業、作業。ケッコーメンドイ。

確実に、時給100円くらい。

このツイートの人が言っているように、「時給換算したら・・・」というのを真剣に考えていたら、今、副業で儲けられては、いなかったと思います。

ただ不思議と、実際に動いてみて、儲けが出てみると、あまりそういう事は考えなくなるんですよね。多分、この流れを効率的にやっていけば「儲かる」という確信が、実際にやってみる事で生まれていたからだと思います。

発送作業を効率化して最終的には・・・

で、今はどうなっているか。

結論をいうと。
発送作業、完全に、無人化しています。

要は、発送は業務委託している方に、すべて代行してお願いしています。
商品が売れて、決済が完了したら、発送指示が勝手に指示が飛ぶようにしています。

私は、特に何もしないで、鼻くそほじくっていても、大丈夫です。ツイートの通りです。笑
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ただ、ここまでくるのは、試行錯誤と工夫の連続でした。

たとえば。

・「プリンター」を慎重に選んで、宛名印刷を効率化してみたり・・・。
・発送商品を間違わずに選んで梱包するため、バーコードの規格を勉強したり・・・。
・売れたら発送!の指示を飛ばすための、プログラムを作ってみたり・・・。
・業務代行してくれる、信頼できる、安い会社を探してみたり・・・。
・アマゾン倉庫の発送代行を試してみたけれど・・・大失敗だったり・・・。(Amazon FBAといいます。この手の仕組みとしては定番ですが、制約も多く、私の場合のビジネスには不向き。)

当然、今の仕組みができるまでは、すべて手作業。儲けが出てきたので楽しかったのですが、、、、。日々の発送作業をしながら、創意工夫もしていく。

楽しいけれど、忙しい日々だった事は確かです。

この時よかった事は『仕組みを作るまでは、効率は求めないけれど、いつかやってる事を仕組みにして任せて、「時給」を無限大まで上げてやる!!!』という野望と共に燃えて、考え抜いた事でしょうか。

あの頃、3時間かけてやっていた作業。今は0分です。時給換算すると、分母ゼロなので、当時と比べて、時給は無限大ですね。。。。無限大のビジネスを手に入れたことになるんですよね。

はじめに「せどり」をやってみた時に感じた「メンドクセー」という感覚は、正しかったし、大切な感覚でした。何よりも「メンドクセー」事をやらないで済ますための、工夫をする、原動力になりましたからね。

「時給」の感覚は大切。でも「時給」の感覚で行動を止めるな。

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結局言いたい事は。

直感的に「これいける」と思ったら、とりあえず、考えずにやってみることが必要です。

確かに「時給」換算にしたら、イマイチかもしれない。それでも「これ儲かるんじゃないかな・・・」と、ピンときたら、とりあえず、やる。まずは行動しないと、何も変わらないですから。「時給、安しーからメンドクセー」の感覚で行動を止めたら、もったいないし、何も始まらない。

もしに、時間が足りない・・・自分の24時間、ぜーんぶ副業に突っ込んでも足りなさそうなら、、、、規模を小さくしてはじめたり、お金になるまでの時間を長くしたりして、調整すればいいだけです。いくらでもやり方はあるはず。(ま、実際には24時間も使えないし。睡眠も、本業もあるしね。)

でも。But。しかし。

うまく起動に乗ったら、非効率な部分は全て省く努力をする。任せる、省く、自動化する。そして自分の時給を、ガンガン上げていく。せっかく副業しても、コンビニでアルバイトするのと同じくらいの時給だと、単に、自分にとってリスクが多い仕事、ってことになってしまいますからね。

そんな事を副業をしながら思っています。

長くなりましたが、突然目に飛び込んだこのツイートで、こんなことを考えた、てっくぱぱでした。

長い文章に付き合っていただき、ありがとうございました。

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