<観劇レポ>ミュージカル座「不思議なラブ・ストーリー」

ミュージカル俳優さんは素晴らしい。しかし・・・

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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。
ミュージカル座「不思議なラブ・ストーリー」の舞台を観てきました。

公演データ

ミュージカル座
「不思議なラブ・ストーリー」
期間 2019/01/09 (水) ~ 2019/01/14 (月)
劇場 キンケロ・シアター
脚本・演出 ハマナカトオル

観劇データ

日時 2019年1月10日 18時30分〜
上演時間 165分(途中休憩15分含む)
キャスト ★(星)組
Corich満足度 ★★☆☆☆(2/5点満点)

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客席の様子

出演者の関係者でしょうか、かなりシニアな層から若い女性層まで様々でした。
観劇初心者でも問題なく観劇出来ます。


ミュージカル座

私、ミュージカル大好きなので、以前から気になっていた、ミュージカル座。なかなか行けなかったんですよね。どうしても、ミュージカルというと、劇団四季か、東宝系などを観に行ってしまいますが。

ミュージカル座は、新しい国産ミュージカルの創造と普及を目的に、1995年、専門学校舞台芸術学院ミュージカル部の演技講師を務めていた脚本・演出家ハマナカトオルが、同学院の卒業生の中から優秀なメンバーを集めて創立したミュージカル劇団です。

という事で。20年以上歴史のある、ミュージカル劇団だったんですね。期待が膨らみます。ホームページを見ると、かなりの頻度でミュージカルを公演しているのがわかります。


ストーリー

CoRichに登録されているストーリーには、こんなことが記載されています。

ニューヨークで劇作家になることを夢見るジョージと、俳優になることを夢見るジムが共同生活するアパートの部屋。二人の夢は現実の壁にはばまれてうまくいかない。自信を失い、故郷へ帰ろうかと考えていた時、二人の部屋に、突然アイリーンという若い女性がやってくる。初めて会った女性なのに、よく知っている女性のように思えるアイリーンに、ジョージは一目惚れ。すると、アイリーンはジョージに、不思議な話を語り出す。なんと、二人は、過去何度も夫婦として生きて来たというのだ・・・!!

という事で。コテコテの「ラブ・ストーリー」な予感がしますね。時にはこういう舞台もいいな。


ミュージカル専門劇団だけあり

やはり、さすがミュージカル専門劇団。一人一人歌はうまいし、ミュージカル独特の様式美も完璧。今回の舞台は、役者さんを観ている分には、とても楽しめる舞台。お気に入りの女優さんを一人見つけたし、その点は収穫があった。

しかし私てっくぱぱは、お話、脚本に全く感情移入することができなかった。そのためせっかくの歌声も、ダンスも心に迫ってこず、だった。期待が大きすぎたのが悪かったのかもしれないが、辛い観劇体験になった。

ひょっとしたら、女性が感情移入しやすいタイプの物語なのかもしれない。

この作品、元々はストレートプレイ。何度かの上演を経る中でミュージカルへと変化しているようだが・・・。冒頭の、ジョージとアイリーンの出会いに、必然もなく、偶然性を納得させるものもない。その部分に納得感がない状況で、「前世」の話がはじまり、更にコロンブスと言われても・・・。もう話が滅茶苦茶だ、と思わざるを得ない。
演劇なんて所詮は虚構、ウソなので、突拍子もない無茶苦茶な設定は別に構わないし、むしろ客はそれを望んでいるけれども。納得しがたい設定を持ち出すためには、客が何らかの形で受け入れて納得する事が大前提。そのための物語が全くないのでもう訳わからん、という感覚。状況設定に納得感がない、とりあえず受け入れてもない状況で、どんどん話が進む。お客さんが置いていかれてしまっている感が否めない。個人的な感覚だが、客席も、正直なところあまり暖かい反応にはなっていなかったように感じた。

同脚本の前回までの上演では、海外のポップスをつなぐ形でミュージカルにしていたようだが、今回の上演から、曲がオリジナルミュージカルナンバーに変わった、という事。そこで更に追い打ちをかけられたのは、曲が、どこかで聴いたミュージカル曲である感が否めない点。(例えば「コーラスライン」の後半のミラーを使ったダンス曲と、レントの「What you own」を足して2で割ったような曲とか) しかも、その「どこかで聴いたミュージカル」のポスターが、セットとして貼ってあったりして質が悪い。「脚本家と役者になりたい二人の若者」物語なので、貼ってある事自体は自然なのだけれど、思わず苦笑せざるを得ない。 ヒットミュージカルには、過去の大作へのオマージュのシーンが盛り込まれる事は多々あるものの、この取り込み方では安直感が否めない。

国産ミュージカルってこんなものなのかなぁ。役者さんたちが好演しているだけに、脚本のマズさが際立って、残念で仕方がなかった。

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