下北沢演劇祭 演劇創作プログラムA「わが町」

【ネタバレ分離】

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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。昨日観た芝居の感想です。


公演前情報

公演・観劇データ

下北沢演劇祭

演劇創作プログラムA

「わが町」

脚本 ソーントン・ワイルダー

演出 小林七緒(流山★事務所)

観劇した日時 2019年2月21日 19時00分〜
価格 無料 全席自由
上演時間 90分(途中休憩なし)
Corich満足度 ★★★★★☆(4/5点満点)

客席の様子・観劇初心者の方へ

出演者の知り合いでしょうか。シニア世代の女性が多かったです。

若い出演者も多いので、回によって変化しそうです。

初心者でも安心して楽しめる舞台です。

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演劇創作プログラムA?

下北沢演劇祭の一環として、演劇創作プログラムを実施しているようです。今年は、AB2チームあるうちの1チーム。説明はホームページにありました。

「地域に根ざした手作りの演劇祭」というテーマに基づき、第4回の下北沢演劇祭より続けてきた「世田谷区民上演グループ」の名前を「演劇創作プログラム」に変更し、新たな気持ちでスタートいたします。企画当初の原点に立ち返り、舞台に立つ喜び、演劇表現の楽しさを参加する側だけではなく、観客の皆様にも感じていただける舞台を創作発表いたします。 それぞれが過ごしてきた時間が背景に見えるような、人生そのものが舞台であることを届けられる作品創りを目指します。

という事で、地域参加型の「わが町」のようです。

事前に分かるストーリーは?

ワイルダーの代表作「わが町」を80年代の日本の架空の町に置き換えました。作品の世界観はそのままに、演出家と参加者全員で練り上げた、わたしたちの言葉でお届けします。

という事です。

ワイルダーの「わが町」の戯曲が大好きなので、観劇を申し込みました。戯曲は何度も読んでいますが、上演を観たことがありません。今回、アレンジ版のようですが、初めての「わが町」の舞台観劇です。

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ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

3幕構成を、休憩を挟まず上演。1幕。隣同士に住むジョージとエミ。隣同士に住む幼馴染の2人と、その地域に生活する人の物語。2幕。エミとジョージの結婚式と、結婚至った過程のお話。3幕。エミが二児の出産で死んでしまった後の物語。オリジナルのアレンジはありつつも、ワイルダーの「わが町」をそのままに、90分にまとめた作品。

率直に言うと、普段下北沢の舞台で観ている芝居の演技から比べると、かなり「粗削り」な役者が多かったと思う。女性が多い座組の中で、男役を女性が演じているのが多い点も若干気になった。ただ、最後のシーンにしっかりと心動かされた舞台だったので、最終的には、粗削りな面はさほど気にならなくなった。

私自身がワイルダーの「わが町」を知ったのは20年以上前で、思い入れのある脚本だった、というのも一助しているかもしれないが、涙をこらえるのが大変だった。

設定の町を「中北沢」と変更し、ワイルダーの戯曲を短縮しているも、要となる展開は、ほぼそのままに残している。舞台監督(という言葉は、作中もパンフレットにも見かけなかったが)の語り部とともに、緻密に緻密に、日常生活が築かれていく。私の町、私の生活を表現することが、この戯曲のテーマだが、むしろ「自分の町」という概念を「市民劇団」が上演したからこそ、いわば粗削りだからこそ、この「私の町」という感覚は表現できたのかもしれない。

町の名前を「グローバーズ・コーナーズ」から「中北沢」にする意味があったのかな、という思いがある。「農場」とか「教会」とかいったモチーフは原作そのままで、例え1980年代でも、下北沢の文化とはかけ離れた設定だ。違和感は感じつつつ、途中まで芝居は進んだが、途中ではたと気付く。おそらくこの仕掛けは、客ではなくて、出演者たちに必要な演出ではないか。ワイルダーの戯曲は、もう50年以上も前のアメリカが舞台。その戯曲の時代の古風なアメリカの「町」に感情表現の焦点を合わせろ、というのは、役者たちにとって少し酷なことかもしれない。

だが少なくとも「中北沢/下北沢」という地名には、役者にも皆、何かしらの思い入れがある事が想像できる。市民劇団の上演という要素もあり、表現したい町は、アメリカの田舎町というより、自分たちの生活だろう。そんな、役者自身にとっても「わが町」・・・まさに自分の町・・・を思い出してほしい、という演出意図かもしれない。この演出の解釈が正しいとすると、原作と町の名前を変える試みは成功していたように思う。

そういえば、一つ大きな不満が。舞台監督は、懐中時計を持っていて欲しかった。ラスト、話を終える時、カッコよく懐中時計を閉じてほしかったかな。

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