虚構の劇団 「ピルグリム2019」

【ネタバレ分離】

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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。昨日観た芝居の感想です。


公演前情報

公演・観劇データ

虚構の劇団

「ピルグリム2019」

2019/02/22 (金) ~ 2019/03/10 (日) シアターサンモール

2019/03/15 (金) ~ 2019/03/17 (日) 近鉄アート館

2019/03/23 (土) ~ 2019/03/24 (日) あかがねミュージアム あかがね座

観劇した日時 2019年2月26日 19時00分〜
価格 4800円 全席指定(事前にプレイガイドで発券)
上演時間 120分(途中休憩なし)
Corich満足度 ★★★★☆(4/5点満点)

客席の様子・観劇初心者の方へ

40~60歳くらいの男性、女性しかもビジネススタイル多し?と、極端に若い人と。二極化している印象の客席。

観劇初心者の方でも、安心して観ることができる舞台です。

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虚構の劇団?

劇作家・演出家の鴻上尚史が率いる劇団です。丁寧な説明がここにありますね。

虚構の劇団 | 虚構の劇団って何?

以前は「第三舞台」という、80~90年代を代表する劇団を主宰していました。

事前に分かるストーリーは?

ユートピアは存在しない。ユートピアは人類の不可能な夢。

けれど、オアシスは存在する。

ネットワークという砂漠のどこかに、ひっそりとオアシスは存在し、

訪れる人を待っている。

オアシスはあなたと私を待っている。

けれど、オアシスに家を建ててはいけない。

住もうとすれば、そこはユートピアと呼ばれ、存在しない場所になる。

さあ、オアシスへの旅を始めよう。

第三舞台の衝撃作、2019年版で登場!

という事です。言わずと知れた「第三舞台」の代表作の一つです。

私自身は、1989年の初演のDVD、2003年の新国立劇場での再演を2回観ています。若干思い入れのある舞台。再再演という事で、変にかわっている、怖さもありますが。

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ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

今回の役名の記載が、当日パンフ含めどこにも見つけられないので、過去の戯曲本も参考になので。間違いがあるかもしれないけれど。

かつてはベストセラーを出したが落ち目の作家、六本木。編集者から「繋がり孤独」というテーマを提示され、10年以上前に気になっていたけれど封印していたある文章をテーマを思い出し、再起をかけた長編を書きはじめる。ユートピアを求めて旅をする巡礼者たち。いつしか、六本木もそのストーリーの中の一員になっている。その中で、かつて自らが作り去った「天使の家」というコミュニティでの出来事を思い出す。・・・ストーリーだけまとめるとこんな感じ。

鴻上尚史の芝居らしく、時代を捉えつつも、どこか空騒ぎ的で。でも作品各所に散りばめられているテーマのようなものはジワジワと刺さり、しかもどこか希望を感じさせてくれる作品だった。「繋がり孤独」というテーマと、共同体とそこから排除され「分裂する二つの自分」というテーマ。このテーマが、どこか分裂しているようにも感じる。前者は時代の中で移ろう部分だが、後者は普遍性を持っているテーマ。後者のテーマだけでも、お話としては成立し得るのではないか。

初演の映像や、新国立での再演の舞台と、どうしても頭の中で比べて観てしまうのではないか・・・、役者さんに「第三舞台」の役者さんたちの影を見たら嫌だなぁ、と心配していたけれど。結果的に比べたのは脚本だけ。虚構の劇団の役者さんたちそれぞれが、自分の役をちゃんと捉えなおしていて、無用な心配だったと反省。

比べてしまった脚本に関して言うと、初演よりも、新国立の時よりも、お話は格段に分かり易くなっている。

特に分かり易くなっていたのは、姉さん…タンジェリン・ドリームがどうしてイケニエになったのか、といった下り。そういう話なんだ、と言われればすんなり納得できるけれど。かつての脚本では細かい説明がなくても、感覚で理解していたようにも思う。この分かり易さが、いいことなのか、悪いことなのは、よく分からないけれど、戯曲としてはこのバージョンを出版して残すべきなんじゃないかとは思う。

もう一点とても気になったのは、冒頭。六本木が芝居を観て、家に帰るシーン。オタ芸っぽいダンスの後に「芝居はよかったが、みんな反応が同じで驚いた。まるで皆がつながるために、芝居を観ているようだ。」みたいなセリフ。初演、再演時は、六本木は芝居に「実にくだらない」と文句をたれるのだが、完全に逆になっているのには驚いた。

ラストシーン。初演では、スペース・ゼロの壁面をほぼ鏡で覆い、新国立劇場の際にも客席の前半部分は鏡にしていたように思う。今回は、舞台から一気に落ちるアルミホイルのような鏡。あっと驚く演出を期待したけれど、ちょっと拍子抜け。演出にはプロジェクターをかなり使っていたので、ラストの鏡は、舞台客席の映像を生で投影するんじゃないかな、と予想したけれど、ハズレた。流れてくる音楽は、Live is Life。新国立版で、流れた曲が何だったか覚えていないけど。

役者さん。小野川晶がいい。肯定ペンギンも、朝霧役も。なんか肝っ玉座っているし、美人だし、着ぐるみは可愛いし。昨年行くか迷った「愛犬ポリーの死、そして家族の話」に出ていたのか、観に行けばよかったと後悔。ちょっと追いかけてみたい女優さん。

梅津瑞樹のハラハラが好き。なんかコミカルっぽくて。もう少しシリアスな役やったらどんな感じになるのかな、と思ってしまった。

伊藤今人の黒マント。ちょっとセリフの言い方にクセがあるものの、金髪で黒マントのインパクトは絶大。

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16年前の新国立劇場の「ピルグリム」。あの時、心動かされた25歳、就職直前の自分。若かったなぁ・・・。新国立劇場の広いロビーでモジモジしていたら、見かねた鴻上さんが寄ってきて、握手してくれた。あれから16年経つんだ、と思うと、信じられないけれど。

今日の鴻上さんは、どこか遠い目をしていたけれど、41歳になった私からの握手に、快く応じてくれた。

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観劇三昧でも観られます

観劇三昧 」にも、虚構の劇団の作品はあります。

「グローブ・ジャングル」

「天使は瞳を閉じて」

スマホ、パソコンで観ることができます!

初劇団を観に行くのは勇気が要りますが、観劇三昧で納得してから、劇場へ足をお運びください。

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