演劇ユニット 巨乳の彼女を創る「チンチンの冒険」

演劇ユニット 巨乳の彼女を創る「チンチンの冒険」
【ネタバレ分離】
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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。昨日観た芝居の感想です。


公演前情報

公演・観劇データ

演劇ユニット 巨乳の彼女を創る
「チンチンの冒険」
2019/03/14 (木) ~ 2019/03/19 (火) 新宿眼科画廊
脚本・演出 葛生大雅

観劇した日時 2019年3月19日 14時00分〜
価格 1000円 全席自由(事前にネット予約)
上演時間 80分(途中休憩なし)
Corich満足度 ★★★★★(5/5点満点)

客席の様子・観劇初心者の方へ

一人客が多かった気がします。若い人中心。私のような大人のスーツは目立ちますな。
観劇初心者には、お勧めすべきかどうか悩みますが。面白いし、しっかりと作りこまれているし、表現としては深みもあるので、観ていただければ嬉しいな、と思います。

演劇ユニット「巨乳の彼女を創る」?

略して、「劇乳創」と呼ぶようですが。ホームページには、主宰 葛生大雅のこんな説明があります。

高校生の男三人がただ『男だけで演劇をしたい』という思いから結成した演劇ユニット『演劇ユニット巨乳の彼女を創る』縮めて『劇乳創』。演劇初心者♂から東大生♂までと、演劇に興味を持っていてなおかつどんなことでもいいから面白い事をしたい(あわよくばこの活動で彼女が欲しい)と言う貪欲な男が集まった男のみのユニットです。
結成当初は誰も彼女がいなかったはずなのに、結成から約2年半が経って、オリジナルメンバーで彼女がいないのは石川大我と葛生大雅のみになっていまいました。彼女を作るエネルギーを演劇に注ぐ。挙げ句の果てにはもはや演劇が彼女だとか、よくわからないことを言い出す始末なのですが、どうぞ、そういうバカな団体をよろしくお願いします。
あ、書き忘れました。「下品」です。

という事で。まあ、劇団名からして下品でしょうねw。

事前に分かるストーリーは?

ホームページその他、事前にストーリーを見つけられませんでした。
今回の観劇のキッカケは、twitterでの好評と、ふざけた劇団名、ふざけた作品名が気になったからです。
ちなみに、入場料は1000円と安いのですが、カップルで行くと「割り増し」になるようで、ご注意を。

ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

デカ・チンポニュソスが地球を滅亡する!それに対抗して世界を救おうとする男たちの物語、、、と一言で言ってしまえばそういうストーリー。男たちは全員上半身裸のパンツのみ。駆け抜けて、踊って、歌って、闘っての、熱すぎる物語。作・演出の葛生大雅が、兵庫県から新宿に向かって自転車でこちらに向かっていて、彼を救世主として待っているが、結局間に合わずに、みんな死んでしまうが。千秋楽では、彼が間に合えば、劇場に乱入するらしい。劇場の画面には、走る葛生大雅の姿が。「LIVE」の文字があるけれど、本当にLIVEかは、判別つかず。

とにかく、最初から最後まで、笑い続け。笑いよじれて、疲れ果てて。観終わったら滅茶苦茶お腹空いてた。女優が一人もでないむさ苦しい芝居なんて、何が楽しくて観に行くのか・・・と思ったけれど。清々しくて、気持ちよくて、お腹すいた。お腹すいた後なので、何から書いたらいいものやら、、、、と悩んでしまうけれど。

何よりも、表現としてはとても緻密に作りこまれていて、舞台に立つ役者さんの到達点としてのレベルが、非常に高い。どのくらい稽古したんだろうか。新宿眼科画廊の小さい空間で、客席ギリギリの肉弾戦。歌も体を使った表現も、ものすごく練られているし、キレがある。上半身裸の男舞台って聞くと、ちょっと気後れしてしまうけれども、観ていて普通に美しい(ムサいけれど!)。舞台に持ち込まれたコントローラーを使いながらシンクロする音の使い方も非常に絶妙で、単純にプロフェッショナリズムを感じる。入場料が1000円だが、なまじそこらの、一公演3000円の劇団より、パフォーマンスのクオリティは高い。

表現したいことは、身も蓋もなく一言で言ってしまえば「モラトリアムの終わりへの抵抗」だろうか。要は「若いエネルギーの爆発」。それも、彼女いない、彼女欲しいっていう、下半身から走り出してしまいそうな、若くてそれ程陽が当たるわけでもない男たちの、それ。・・・こう書いていてしまうと「ああモラトリアムね」って感じだと思われてしまうかもしれないが。物凄く切羽詰まった爆発だからこそ、舞台で遊んでしまった、というような悲哀と切実さが、役者さんの上半身裸の肉体と下ネタに、巧妙に隠されているように感じる。「大人」になってしまった私からすると、どこか、遠い目で見てしまう部分も否定はしないものの。それは、通ってきた道だからこそ。・・・ちなみに、スーツ姿で行ったものだから、客イジリの「大人代表」に指名されてまった・・・。全く不意打ちで、面白いこと言えずに、すんまそん。

どこか、コンテンポラリーダンスというか、前衛的な匂いも持たせつつ、しかし、しっかりとした演劇。実際にそこに人がいて、感情が爆発することが必要な、おそらく演劇にしか表現できない事、だと感じた。それにしても、これだけのクオリティで、1000円は安すぎる。4000円でも安いのではないか。世界観を考えると、むやみに広い場所では上演できないものの、であれば尚の事、入場料はもっと取ってもよいと思うのだが。

次回作も観てみたい劇団。

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チラシの裏
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舞台