Kindleでも読める。海外の仕事で自信をなくした時に読む本ベスト3


海外での仕事、外人との仕事をしたときに陥る、
独特の孤独感を跳ね飛ばすために、役立った本をまとめてみます。

今、実際に海外にいて、辛い戦いの真っ最中だったり、
そういった経験をして、対処法を身に着けたい人に向けて、主に書いた記事です。

異文化コミュニケーション、ツライ

意思疎通が出来ているのか分からない

私自身も、外人と仕事をしたり、海外で仕事をしたりすることがあるのですが、
特に、海外に出て仕事をしている時に、
なかなか意思疎通が上手くいかず、悩むことがあります。

正確に言うと、

仕事が上手くいかなかった事は無いので、
結果的にそれなりに、意思疎通出来てはいるのですが、
「意思疎通が出来ているのか、確かな確信がなくて、不安」
という思いにさいなまれる、というのが、正しい表現かもしれません。

基本、日本人の英語は「プププ」レベル

相手とのコミュニケーション言語が英語の場合も、
中途半端に英語を習ってきた日本人。また苦しみます。

私は、あまり英語が得意な方ではありませんので、
英語、ちゃんと相手に通じているのかな、と悩むことも多いです。

そもそも、海外に一定期間、住んでいたり、
よっぽど英語の訓練を受けたりしていない限り、
日本人の英語なんて高が知れています。

特に喋り英語なんて、普通の英語教育では、
日本人なんて「プププ」のレベルです。

上手い・下手を思い悩むより、
通じる英語が出来ていれば、それでよし、という気もします。

多様な文化になじむ習慣がない日本

また、文化的な部分でも、日本にいる限り日本は閉鎖的。
単一の国・・・例えば「アメリカ」・・・になじむ、というのであれば、
それ程苦労はしないのかもしれませんが、
多人種、多様な文化の人の中で働くと、それぞれ文化的な尺とが違ったりして、
苦労する事も多いように思います。

私自身は、世界中のあちこちの国から集まったメンバーとの
混成チームで仕事をしたことがあります。
例えば、ブラジル人と、アメリカ人と、中国人。
同じチームメイトとして一度に相手をすると、
それぞれ考え方のバックグラウンドが違ったりして、
何を意図して、こういう行動を取るのかな、というのが分からず、
文化的な背景の理解が追い付かず、困ったりするケースがありました。

そんな時に役立つ本をまとめてみます。

自信と勇気を取り戻す

その時に役立つ事って、結局「自信を取り戻す」事だったりします。

出来ない事は出来ない、とあきらめて、出来る事をやる。
そのための一歩を踏み出す。「自信」「勇気」みたいなものが大事かな、と。

もし貴方が、今まさに、海外のホテルかどこかで。
一日仕事をして、自信を無くして、帰ってきたとしても。

とりあえず買って読んでみると、元気が出る本です。
Kindleでも買えますので、海外でも読めるよ。
(一部、海外での購入数に制限はありますが、居住地設定等をしっかりすることで、回避できるはずです。)

オススメ3冊

オススメ、3冊、ご紹介してみます。

『グローバルリーダーのための「トランジション・マネジメント」 海外駐在で成功するための条件』 - 馬場 久美子 著

馬場 久美子さんの著書です。割と新しい本。

この本、タイトルがちょっと、ゴッツイくて壮大過ぎるんですよね。
タイトル損している本かも。

「グローバルリーダー」とか、そんな、難しく考えなくてもいい本です。

主に、海外に赴任した時を想定したステップで、
どのような壁にぶちあたり、どう対処するのがよいのか、
丁寧に書かれている本です。

赴任を前提に書かれている本ですが、短期的に海外で仕事をする場合でも、十分、参考になります。

この本のスゴイところは、3つ。

1つ目のスゴイは
「海外に行くと、皆さん絶対、落ち込む時期がありまからね!」というのが、
経験的にも、論理的にも、前提として書かれている事。

落ち込む時期。自信を無くす時期がある事が、大前提なんですよね。
その時期を、どうやって乗り越えるのか、というのが書かれているんです。

著者は、この期間を『異文化に溶け込めずに苦しむ「カルチャーショック期」』と書いています。

海外で仕事をしながら、コミュニケーションが取れない、自信がないって感じるのは、
正にこの「カルチャーショック期」に、突入しているからなんですよね。
短期の出張の場合でも、この期間に突入すると、いろいろとナーバスになっりします。

その時期の対処方法が、詳しく書かれています。

2つ目のスゴイは
「コミュニケーションのあり方について、事例も含めて書いてある事」

やはり、最終的にはコミュニケーションのあり方です。
英語が苦手でも、現地の言葉が苦手でも、どうやってその障壁を乗り越えるか。
その部分について、フォーカスが当たって、事例を交えて詳しく書かれている点です。

3つ目のスゴイは
「海外から戻ってきたときの、空しい感覚、についても書かれている事」

これは、実際に経験されないと分からないとは思うのですが・・・
戻ってきたときの「ロス」みたいな感覚って、とても辛いんですよね。
特に、仕事が上手くいった後、戻ってくると、
何だか日本、日本人が物凄く味気なく思えたりして。

そんなときの対処法も書かれています。

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養 - エリン・メイヤー 著

この手の本では、割と有名。

特に、相手との文化の違いを理解しようと思ったときに、
「○○人」は傾向としてどんな特性がある、というのを解説した本です。

原題は単に「The Culture Map」です。
これも、ちょっとタイトルが、ゴッツくて壮大で、損している気がします。

特に出身国や人種によって、どんな文化的な背景を基にコミュニケーションしているか、
カルチャーマップという考え方を通して理解するのを、分かり易く書かれています。

マップと言っても、単に物事に対する捉え方の軸で、

「任務重視の関係」か「人間関係」か。
「明示的な関係中心」か「暗示的な関係中心」か。
「時間に厳しい」か「自由」か。
「権力を共有する」か「集中する」か。
「線形の論理」か「循環的な論理」か。
「事実に基づく」か「思考に基づく」か。

などなどを、出身国や人種で、大まかにマッピングしてくれています。

例えば、日本人は「人間関係」重視ですが、アメリカ人は「任務重視の関係」。
ブラジル人は、その中間くらい。
私の場合、日本人、ブラジル人、アメリカ人で仕事をしていたことがあって。
仕事の中で、アメリカ人と議論になると、ブラジル人が、日本人の私を助けてくれる事がんですよね。

それも、このカルチャーマップから考えると、ごく当たり前だと理解できます。
両方の価値観を、ブラジル人は理解してくれるんですよね。

文化のるつぼに入り込むと、自らの軸を失って、とても疑心暗鬼になりますが、
この考え方を知っていると、大分楽に、構える事が出来ますね。

ロンドン・デイズ - 鴻上尚史 著

演劇好き・小劇場好きの私。演劇畑から一冊。
演出家で作家の鴻上尚史さん。

演劇界では言わずと知れた重鎮ですが、
演劇を知らない方でも、NHK-BSの番組「Cool Japan」の司会を長年やっているので、
見たことある方も多いはず。
『「空気」と「世間」 』、「不死身の特攻兵」なんていう本でも有名になっていましたが。

1997年、40歳の時、イギリスの演劇学校に留学した時の話が、
日記形式で、面白おかしく、綴られています。

とにかく、英語が通じないし、
(なまりがあったり、ヨーロッパ中のいろんな国から学生来ているし)
文化的な壁に悩んだり、人種の壁を理解したり、
イギリス独独の階級社会にぶつかったり。
国費で留学しているから、逃げて帰国するわけにもいかず、
でも「英語が問題で授業に支障をきたした、退学」とも言われているし。

そんなコカーミさんが、留学を「生き延びた」話です。

多分、この話。
海外での生活に悩んでいる人には、無条件で、元気をくれると思います。

中でも面白いのが。

演劇学校。若者が多い中。学校指定のピチピチタイツで走り回る姿。
いや、想像しただけで面白い。
あと、超ロンドンなまりでそばかす顔の男「レイモンド」との友情。
英語が通じなくて、四苦八苦する話が、とにかく「あるある」で。

笑って、笑って、気がついたら、元気になります。

2018年に文庫版がやっと出たので、旅にも持ち運びやすくなりました。
文庫版に追記された「文庫版あとがき」には、クラスメイト達のその後が、少し紹介されています。
オーランド・ブルームと、同じ時期に学んでいたとは。

ちなみに、Kindleはありませんが、1997年の同じ時期に
雑誌「Spa!」で連載されていた原稿をまとめた、こちらの本も面白いです。

旅の途中、Kindleでも

この3冊。Kindleで読むことができます。

長い出張や滞在に持ち運ぶのも、それ程、苦になりませんし。

もしあなたが、今、正に、海外で辛い状況で、
目の前で起こっている事に、何か説明が欲しいときは、
これらの本が、ひょっとしたら役立つかもしれません。

ちなみに私は、「異文化理解力」をモロッコのホテルのWi-Fiにつないで読みました。

気分が塞いでいる時は、笑える「ロンドン・デイズ」がお勧めです。

明日から、前向きに仕事でコミュニケーションするための、手助けになれば嬉しいです。

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