<観劇レポート>劇団やりたかった「レタスとわたしの秘密の時間」

#芝居, #劇団やりたかった

【ネタバレ分離】


観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名 劇団やりたかった
劇団やりたかった vol.14
レタスとわたしの秘密の時間
脚本 かぐやまふたみち
演出 YammerSunshine
日時場所 2019/11/13(水)~2019/11/25(月)
参宮橋TRANCEMISSION(東京都)

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

劇団やりたかったとは?
​観劇という大人の娯楽を作っています。

​仕事終わりに、また大切な休日に大人が見るに堪えうる、贅沢なよい気晴らしになればと思い作っております。半年に一回の新作をご期待いただく劇団になっていくこと、それを目標に作品作りに勤しんでます。

創作するにあたって団長も作家も、制作を通しても好きな作品はユーモアのあるもの。これを共通項に作品づくりに取り組んでおります。ゲラゲラという大笑いではないのですが、人間のおかしみ、ふふ、ぷぷぷとなる笑いです。

また内輪ネタや前回見ていないとわからない作品などは作りません。今日のその一本でお客様が満足できる作品を目指しております。

劇団やりたかったホームページ

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

コンビニに野菜を少し豊富にした感じのスーパーマーケット。実力もないのに店長となった高津。困ればマニュアルを持ち出しもっと困れば本部に電話です。高津より古株バイトの粕谷祥子。店長の高津をたてながら仕事にいそしみます。そんな時、新人で地下アイドルの茜がやってきます。高津は茜に一目惚れをし店長権限を利用して近づきます。祥子もその恋路の手助けをするはめになるのですが…
ぷぷぷとなる笑いの劇団やりたかったの第14回目の新作!

観劇のきっかけ

これまで、劇団を2度ほど観劇し、気になっています。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

観劇日時 2019年11月13日
19時00分〜
上演時間 100分(途中休憩なし)
価格 3000円 全席自由
(前回チケット半券割引)

チケット購入方法

劇団ホームページからリンクされている、こちらのページで予約しました。
当日清算ですので、当日お金を払いました。
前回公演のチケットの半券を出すと、500円割引になります。
https://ticket.corich.jp/apply/101301/005/

客層・客席の様子

男女は半々くらい。アラサーアップの方が目立ちました。男性はサラリーマンっぽい人が多かったかな。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・シチュエーションコメディ
・笑える
・会話劇
・ナンセンス
・ぷぷぷ

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(5/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは。
スーパー?コンビニ?の店長に昇格した高津くん。でも、根はいい加減で、早速来た可愛いアイドルの子にセクハラ。古株のおばさんにも酷い対応。唯一、味方になってくれそうな祥子は、とりあえず店長の言う事を聞くも、せっかく味方になっているのに店長はどこ吹く風。実は祥子は、小説というか脚本を書いていて。バイトしながら、現実とも妄想ともつかない光景が目に広がり。レタスは鬼軍曹にシャキッとしろと言われ、唐揚げとマカロニサラダは、ひじきに微笑み、店長が女性店員を殴りまくる。そんな妄想を脚本にして店長に見せる事で、どこかバランスを取る2人のお話・・・と強引にまとめるとこんな感じ。

最初、お店の有り様を見せる下りは淡々としている。火山功士のキモい感じは面白いんだけれど、ここから当然何が起こる筈だよな、このままって事はないよな、と言うことが頭をよぎる。そういえばタイトルは「レタス」って書いてあったけれど、店の陳列にレタスが積んであるくらいで、特にレタスらしき話もない。と思っていたら・・・。レタス三姉妹と鬼軍曹が登場したあたりで、もうカオス。店長のセクハラ、ダメダメ具合もエスカレート。妄想シーンが始まると、レタスはシャキッとするために涙目だし、ひじきと唐揚げとマカロニは、半額シール貼られて不毛な争いをしているし。挙げ句の果てには、内部監査で酷い評価をつけられた店長は、負のオーラ全開でみんな殴り出すし。・・・ナンセンスな訳分からなさに、久々に腹抱えての笑いが止まらなかった。

妄想の世界と、現実の世界。とくに区別があるわけではないので、深読みすれば、どちらとでも取れる訳だけれど。境目をどこか曖昧にしつつ、気がついたらナンセンスな方向に突っ走っている、したたかな感じ。笑いのセンス的に、観る人を選ぶ・・・というか、好き嫌いはものすごく分かれると思う。客席を見渡すと、割と冷静に見ていた人もちらほら。加えて「物語」を見ようと思って劇場に観に来た人も、裏切られているかも、とは思ったけれど。とはいえ、コントっていう分類で明らかにはなく、演劇。腹抱えて笑う、楽しい演劇だった。

個人的メモ。1990年代の、シティボーイズがまだ3人でライブをしていた頃の、あの感覚を思い出させてくれるような、シュールでナンセンスな感覚だった。…わかりにくい例えだと思うけれど。

役者さん。ものすごく役にハマっていて、どの役も印象強く。この感想を書き出してから振り返ってみると、配役の構造は、前回作品「6じすぎたらワンカップ」に似ているかもしれない事に気が付いた。その中で印象に残った役者さん。火山功士。前々回の劇団やりたかった公演「ねえ、お化粧して首に境目できてるよ」と、TEAM 6gの「YELL!」で拝見して、気になっている役者さん。いやはや、あそこまでのキモさ、もうあの世界と術中にハマると、どんなにナンセンスでも何でもありな感じになる。レタス三姉妹、あの涙目、なんなのあの必死な感じは。あの物語のながれで、よくあの表情で出てこれるなぁ。配役対応が書いてなかったので、役者さんの正確な名前が分からず、、、おそらく、宮下うらら、尾崎楓、と、自信ないけれど矢野実乃莉か。竹内清子、前回の「6じすぎたらワンカップ」では、かなり影引きずってる棟梁の奥さんだった気がする。今回、0.01のコンドームを持ってたり、ひじきだったりでの、世界を心底睨むような目が忘れられず。毎回独特の受付さん、可愛い感じと、印象的な前説も、いつもの通り。

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