<観劇レポート>東京AZARASHI団「空飛ぶカッパ」

#芝居, #東京AZARASHI団

【ネタバレ分離】

$$当日の写真$$
観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名 東京AZARASHI団
#15
空飛ぶカッパ
脚本 穴吹一朗
演出 穴吹一朗
日時場所 サンモールスタジオ(東京都)
2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)

団体の紹介

団体の紹介らしき記載を見つけられませんでした。公式ブログがあるも紹介は無し。twitterに辛うじて記載あり。

TBS系『Dr.DMAT』・『信濃のコロンボ』・『蝶の力学』の脚本家、穴吹一朗率いるコメディ集団。

東京AZARASHI団のブログ
東京AZARASHI団(@azarashidan)さん | Twitter

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

老人は少年時代に宇宙人に会ったことがあった。
その宇宙人と心が通い合い、追ってきたNASAの連中から守ってあげた。
その時、乗っていた自転車が空を飛んだ……らしい。
老人にその宇宙人の絵を描いてもらったら、それはそれは見事な河童だった。
その老人の命がまもなく尽きようとしている。
信州のドンファンと呼ばれたこの老人の隠し資産はなんと30億。
だが、その隠し場所はこの老人しか知らない……。
果たしてこのお宝をゲットできるのは一体誰なのか!?
そして本物の河童は出て来るのか!?

観劇のきっかけ

チラシが気になっての観劇です。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

観劇日時 2019年11月26日
19時00分〜
上演時間 115分(途中休憩なし)

客層・客席の様子

男女比は6:4くらいで男性が多め。男性は30代~40代。女性は若い客が目立ちました。若い人は団体で、シニア層は一人で観に来ている人が多いように感じました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・笑える
・ハッピー
・演技

観た直後のtweet


映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(5/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは。
若い頃に財をなして遊びまわって、今は年老いてちょっとボケそうな感じで入院中のヒビノさん。同じ病室の患者さんに、「若い頃、宇宙人にあった」というはなしを何度もしてうんざりされていて。しかもその「宇宙人」を描いたという絵はどこからどう見ても、カッパで。ひとり娘はワガママで、娘婿は何考えているか分からないけれど一応会社を任せられて、ちょっと変わった看護婦さんと、ちょっと変わった医師に囲まれて。そんな中ヒビノさんの娘だという女性が現れてから、相続の話などが巻き起こる・・・そんなシチュエーションのコメディ。

ど真ん中ストレートなシチュエーションコメディ。なのでお話云々っていう感想よりも、「笑った!」っていう感想が占めている。冷静に考えると、笑かし方はものすごくオーソドックス。なのに、ゲホゲホ咳き込むくらいに笑ってしまうのは、コメディとしての本がとても完成度高いのと、役者さんが魅力的だからだろうなぁ。コメディなのに、演技が細かくて上手い。

吉本新喜劇の影みたいなものを、ほんの少し垣間見てしまう部分がある。でも新喜劇より演技に偏っているし、笑いの要素を抜いても、演劇としてはある程度成立しそうな気もする。なんだろう、この新喜劇の影を見てしまう感覚は。

脚本に関していえば、ナチュラルを装う会話なのに、どういうわけか笑ってしまう。ヒビノさんが、国の名前を思い出せなかったり、死にかけてやっぱり生きているお約束を三連続してみたり。細かいセリフに、自然に笑ってしまうようなネタが入っていて、しかもツッコミもその流れで自然で、観ているのが心地よかった。ヒビノさん、「死んだ」って言われているのに出てきちゃうのは、伏線にもなっているしギャグとしてはものすごく面白い。

「ET」と、タイトル通り「かっぱ」が作品モチーフとして入っていた。「ET」は、必須の要素っていうわけではなかったけれど、どこか物語が空中分解しそうなコメディを、この二つの要素がまとめあげている感じだった。2時間、時間を忘れて物語の中で笑っていられたので、とても幸せだった。

印象に残った役者さん。渡辺シヴヲ、あのボケているんだかいないんだかの演技はすごいなぁ。彼自身の歩き方が、正に「宇宙人」だなと思った。それを受けつつ、全編ツッコミ担当の医師、近本キナミ、間が絶妙で喋り出すだけで笑ってしまいそうになった。根本こずえ、コメディの中でよくありがちな怒り爆破ささせている人だったけれど、なんだか目が釘付けになる感覚の演技だった。足の行儀悪さが人となりを表現していて、何気に面白い。そのべ博之、サブツッコミ的な感じで、舞台を回していく感覚が好き。3人揃っていれば最強、感じかな。山岸由佳、カッパ似合い過ぎてちょっとマヌケな感じが面白い。畠山航輔、前半後半での演技の変わり様も面白いが、声が特徴的で好き。声優さんじゃないかな、と思って調べてみたら、大当たり。当日パンフのどこにも書いてなかったと思うけれど。作品リストみるも、私の見てそうな作品の声を当てている感じてはなかったんだけれど・・・、どこで聞いた声だろう。

コメディ劇団として、継続して観たい劇団が一つ増えました。

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