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●5/31(日)まで 第14回春季全国高等学校演劇研究大会

<観劇レポート>モノローグ演劇祭「モノローグ演劇祭決勝戦」

#芝居,#モノローグ演劇祭

【ネタバレ分離】


観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名 モノローグ演劇祭
モノローグ演劇祭決勝戦
日時場所 2019/12/24(火)~2019/12/24(火)
花まる学習会王子小劇場(東京都)

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

モノローグ演劇祭とは、一人の俳優によって語られる、あるいは演じられる「モノローグ」の
表現の巧みさ、豊かさを競い、最もグッときた俳優を決定する催しです。
俳優は複数のブロックに振り分けられ、観客投票と審査員の講評によって勝者が選出されます。
優勝者には賞金30万円と「ひとりじょうず」の称号が贈られます。

ルール等の詳細は、公式ホームページを確認ください。
http://monologueegs.hungry.jp/

出演者は?

以下の方です。
中内こもる
川上献心
嶋谷佳恵
袴塚真実
コロ
ナナ
鈴木拓也

観劇のきっかけ

西田シャトナーさんが審査委員長なので注目していて、決勝でついにスケジュールが合ったので観に行くことにしました。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

観劇日時 2019年12月24日
18時00分〜
上演時間 185分
価格 3200円 全席自由

チケット購入方法

企画のページから、Webでチケットを予約しました。
当日、当日の料金を受付で支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。老若男女様々な方がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・泣ける
・笑える
・シンプル
・モノローグ

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

予選、本戦、準決勝と進んできた7人が、1人5分のモノローグ演劇。観客に1人2票ずつ(同じ人に2票は不可)。1位を決めるコンテスト。

個々の作品の所感だけを書いておくと。

中内こもる「-」
前半の場への引き込み方がとても上手いのと。テーマというか、「親になって分かる」なんていう台詞に思わず涙しそうになった。会話の回し方の躍動感と、成長で分かるいろいろな事と、テーマがものすごく印象に残った。

ナナ「ヴァギナ・モノローグ」
立ち姿がものすごく美しくて。うーん、この感想は誤解されるかもだけれど・・・、あういう表現で迫ったら、解釈として、全部脱がないとつじつまが合わないんじゃないかなぁ・・・、と思った。その事が気になって、私も男だし、どうするつもりなのとドキドキ・・・と思っていたら、何もなく終わってしまったので、逆にフラストしてしまった。

嶋谷佳恵「あなうま」
躍動感がすごい。台詞の量もすごい。とにかく駆け抜ける様が爽快。ああ、騎手も振り落として、君は自由になったんだなぁ。いや、自由になったのかはよく分からないけれど、きっと自由になったような世界に行ったんだろうなぁ、・・・という余韻がすごく残った。

鈴木拓也「悲愴」
町田康の小説を思い出した。審査員の言う通り、確かに内容は行き当たりばったりかもしないけれど、そもそも人の頭の中に渦巻くモノローグなんて、筋がないし、そんなもんだろう、という感覚。確か、1分間で原稿用紙3枚分くらいは言葉が浮かんでいる、と聞いたことがあるけれど、それを表現したようにも思えた。審査員の誰かも言っていたけれど、ザ・モノローグ、だった気がする。

川上献心「突然」
ハムスターを潰しちゃった友達の話。なんだろう。繊細な感覚は理解できたんだけれど、落としのたたみ方が唐突で、あー、それで終わっちゃうの?という感覚だったかなぁ。芝居としては細かい表現なのに、何故かコントとか漫才を観た感覚になった。

袴塚真実「12人もいない怒れるブルマー」
「さよならブルマー」を2度ほど観ているので、ブルマーに驚きはなかったのだけれど。めちゃくちゃ下らない事を言ってるのに、細かい演技が上手過ぎ。そこから出てくる世界観の広がりが面白い。あ、法廷だったのね。内容的には、ブルマー夫人の叫びをモチーフにしているのかな。

コロ「口火きる、パトス~emotional~」
唯一かな、照明の色変化を加えていたモノローグ。だからというわけでもないのだけれど、薄い印象を抱いた作品だった。何が原因だろう。分からず。

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票の集計を待っている間ののエキシビジョンとして、以下の方々のモノローグ。
モノローグ・ビーストというらしい。決勝には残れなかったが、印象深かったモノローグ、との事。

篠原正明「闘人」
最も迫力があったように思う。正にビースト。そこにいない相手を見せる感覚はすごく良かったなぁ。何かの物語をベースにしている?

重金属蟷螂「セントールの憂鬱」
馬の話。物凄く笑ったのだけれども、何だか、思い返してみてもストーリーが出てこない・・・。何の話だったっけか・・・。尻尾の人、終演後に物凄く饒舌でビックリ。

進藤則夫「なまはげシラノ/予告編」
シラノ・ド・ベルジュラックの設定を、ナマハゲにしたら・・・という芝居の予告編なのだろうとは思うけれど・・・。インパクト絶大で、呆然としてしまった。予告編との事なのだけれども。ぜひ本編も観てみたいなぁ。ちなみに、決勝に進めなかったのは、最高得点だったけれど、時間超過の減点が大きすぎて点数がゼロになってしまったから、との事。

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集計して順位発表後、表彰の途中で、客席から採点ミスの指摘があり、30分くらい終演が延びた。順位こんな感じ。

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観ていて、全体的に思ったことは。

モノローグって何なんだろう、というよく分からない問を持ってしまった事。
もちろん辞書を引けば意味は出てくるんだろうけれど。自分で自分に語る、「劇」って何だろうって、思考ループにハマってしまった事。タイプに分類すると「自分の心の中に流れる言葉を表現しているもの」「架空の誰かに語りかけているもの」「実は第三者的な俯瞰的な視点で、物語を紡いでいるもの」かなぁ。それぞれモノローグとしては成立しているんだけれど、そういう「種類」について考えたことがなかったなぁ、と。で、どれが「モノローグ」としていいのかな、何てことを考え始めてしまった。

それと「演劇と笑い」との差って何だろう、と考えてしまった事。
普段の芝居だと、「笑い」を求めるタイプと、そうでないタイプの芝居は、割と明確に線が引かれるけれども。今回のモノローグ演劇祭は、どこか「笑い」の要素が多い芝居だと感じるし、コンテスト形式にすると、その「笑い」の要素がどうしても受け止め方に影響を及ぼすように思う。「演劇」である以上、「笑い」必須ではないのだろうけれど。

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しかし、今日の客席は、小劇場の役者さん率が高かったのと。ナマで初めて、西田シャトナー提督を拝見できて嬉しかった。座る位置をあらかじめ知っていたら、近くに座ったのにぃ。

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