<観劇レポート>9-States「メメントモリに花束を」

#芝居,#9-States

【ネタバレ分離】

観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名9-States
9-States Produce Vol.1
メメントモリに花束を
脚本中村太陽
演出中村太陽
日時場所2020/03/18(水)~2020/03/22(日)
駅前劇場(東京都)

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団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

~ ナイン ステイツ ~
2004年11月、中村太陽の個人演劇企画ユニット『Nine-States』として活動開始。
『退屈しない空間作り』をベースに、それぞれの『個』を生かした世界観を作り出す。
2006年『ピエロ達の行進』と言う名のテーマで行なった3部作公演の終了を期に、
2007年、メンバーを集い『9-States』と改める。
その後「ささやかな日常」をテーマに四季を4部作で表現する公演を行った後。
2009年に9-States SPECIALS と銘打った公演「サヨナラマニア」
2010年に第20回下北沢演劇祭参加作品「アーリークロス」
2011年に横浜相鉄本多劇場25周年記念提携公演「モスキートーンは聞こえない」
2012年にOi-SCALの林灰二とのコラボ公演「太陽と灰二」「太陽と灰二vol.2」
2014年に10周年記念公演「嘘つきアポロジー」などを成功させる。
外部の団体との交流も多く、親交の深いOi-SCALEとのコラボ公演や客演にサモアリナンズ、はえぎわ、ブラボーカンパニー、smokers、電動夏子安置システム、ナイスコンプレックス、など。
多くの団体からキャスティングをし、2016年から中村太陽が行っている定期ワークショップによる公演など積極的に作品作りを行っている。
現在は下北沢OFF・OFFシアター、小劇場B1をホームに年間2本のペースで公演を行い2019年に下北沢駅前劇場に進出。

9-Statesの根本にある世界観は、演者の「価値観」と「遊び心」を大切にし、
『個々』が生み出す世界をこれからの為に今を楽しく、生きていて良かったと言える為の笑える日常を描く。

9-States 公式HP

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

人はいつか必ず死ぬ
その狭間に後悔は存在するのだろう

将棋の世界で生きていく
子供のころ描いた目標は
家族のために諦めた夢となった

死んだ親父の夢だった喫茶店を守ると決めた
自分が家族を守ると決めた

止まない雨はない、明けない夜はない
いつか笑える日が必ずやってくる

知ってるよ
今日を後悔してる奴には色褪せた明日しかこないことくらい

守れない約束なんてするべきじゃない
叶わない約束なんてするべきじゃない
後悔したくないのなら希望なんて口にするべきじゃない

それでもさ
また夢を語りたくなる
君のように

誰かが言ったと誰かが言った
優しさとは誰かの後悔でできていると

誰かが言ったと誰かが言った
教訓なんて所詮は誰かの結果論だと

誰かが言ったと。。。誰かが
もうやめよう

誰かの話なんてもうやめよう
これは僕の物語なのだから

泥臭く、みっともなく、足掻いてみよう

だから、だからさ、もう一回、笑ってくれよ

よくある話と誰かに笑われてもいいじゃないか
よくある物語と誰かに馬鹿されてもいいじゃないか
僕のリアルなんてそんなもんだ

ささやかな日常に生き続ける

コレが喜劇か悲劇なんてのはただの捉え方
そんなもんは誰かに勝手に言わせておけばいい

正しいとは何なのか?
自分の正義を押し付ける世間にハンマーを

コレは自己愛に溢れた僕の正当論という名の物語

観劇のきっかけ

チラシを見ての観劇です。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

観劇日時2020年3月18日
19時00分〜
上演時間115分(途中休憩なし)
価格3900円 全席自由

チケット購入方法

劇団ホームページから、CoRichi上で予約をしました。
当日、受付で前売り料金を支払いました。

客層・客席の様子

男性9割くらい。年齢層は様々でした。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・悩むいい人たち

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(2/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは。
兄妹で喫茶店を営むお店。町の人にも愛されて、いろんな人が集まってくる店。兄は、奨励会にも入れそうな棋士だったが、父の急死で喫茶店を継いだ。友達は将棋の道を志し、もう少しで名人になれそうだ。そんな折、父が借金の保証人になっていて、400万近い借金を残していたことを知る。店が立ち行かなくなるかと思いきや、棋士の友達が貸してくれてしのげるか・・・と思ったが、借金を貸している側が店の前で事故を起こして、借金は帳消しになる。似顔絵イラスト家の妹。これで、喫茶店で開く予定の、妹の似顔絵の個展も開けるな、と思った。次の日曜日が個展だというが、日曜日がいつになっても来ない。後半、妹との会話が何だかすれ違うな、と思ったら。実は妹は事故で死んでいて、兄の妄想の中だけだった。親友に助けられながら、兄は妹の死を受け入れる。・・・とストーリーだけみるとこんな感じ。舞台両サイド、天井から液晶モニターが左右に。暗転の間に、詩のような文字が浮かび上がる演出もあり。

率直に言うと、あまり面白くなかった。私にとっては、お話・・・脚本がイマイチだったように思う。殆ど感情移入しないまま、終わってしまった。

前半、借金の話かと思いきや(それもなんか、ん?と思う薄さだったけれど)、借金の貸し主が事故を起こして、あっさりと問題が片付いてしまい(帳消しなんか~いby山田ルイ53世)。後半、妹が死んでしまっているのにはしばらく気が付かなかったけれど、兄が苦悩している理由を長ゼリフで語りだすものだから、どう受け止めたらいいのさ、と興ざめしてしまう。役者さんの登場人数も多くて、個性豊かな人々がいろいろと悩みや問題を抱えているけれど、唐突にモノローグ的な会話で、自分で悩みを自分で説明し出す。その悩み、こうしたら解決するんじゃないの?と観客がツッコミたくなる事も多い(たくさんの人物が出演しているんだから、誰か教えてあげなよ、、、連帯保証人の相続の件とか、幾分やり様があるはず)。

悩みというか、悩みを観念的に作り出した作品、のように感じる。・・・妹の死などは、ひょっとしたら実体験の織り交じった作品なのかもしれないけれど、もしそうだとしたら、まだあまりに体験が近すぎて、物語に昇華できていないかもしれない。・・・あるいは単に観念的な、物語なのか。そう思わずにはいられなかった。


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