【観劇レポート】劇団美辞女「KAGO」
もくじ
初回投稿:2025年09月12日 22時51分
最終更新:2025年09月12日 22時52分
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 劇団美辞女 |
回 | 劇団美辞女2025 |
題 | KAGO |
脚本 | ワタナ・ベリヨ |
演出 | ワタナ・ベリヨ |
日時場所 | 2025/09/11(木)~2025/09/15(月) シアターグリーンBOXinBOXTHEATER(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
劇団美辞女?
日本大学法学部『劇団群狼』のOG中心に発足した
2男7女の9人組。
ベリヨとナルミで2017年より活動開始。
2023年うみ、北宮伊織、田原八隅の3人が加わり5人に。
2024年しますえ茶髪、生田メリ、ピロゲ、かやかなこが
加わり9人に。
ポップでハートウォーミングなコメディを得意とする。
ダンス・歌・殺陣たっぷりのエンタメ調な作風。
面白いことをたくさんしたいしとにかくみんなに愛されたい。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
2025年、大阪・関西万博でにぎわう日本。
時は遡ること132年前──明治26年。
シカゴ万国博覧会へ向け、太平洋を渡る一隻の船があった。主人公・蔵之助は、刀剣で栄えた地・兜坂(トサカ)を治める若き当主。
だが3年前、最愛の妻を失った彼は虚ろな日々を彷徨っていた。
そんな彼に持ち上がる、造船会社の令嬢との縁談。
当人の気持ちもそっちのけで、なぜだか2人はアメリカへ渡ることに──。忍び寄る刺客。暴かれる過去。抗えぬ宿命。
そして蔵之助には、いまだ妻の亡霊が見えている……。つべこべ言ってねぇで戦え。
今年の美辞女(みじめ)は、まさかの時代劇!?
殺陣アリ、涙アリ、もちろん歌って笑いアリ。
ベリヨ節炸裂! 胸を刺して、心を撃つ──和風エンタメヒューマンドラマ!!
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2025年09月12日 19時30分〜 |
上演時間 | 130分(途中休憩なし) |
価格 | 4800円 全席自由 事前振込 |
キャスト | トリカジ |
満足度
(3/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
団体初見。ストーリは事前説明の通り。気になってた劇団美辞女(「みじめ」と読む)。分類するとおそらく「エンタメ系」に近い舞台。そっち系の舞台を久々に観るので、スカっと発散できるかなぁと楽しみにしていたのだけれど…残念ながら肩透かしを食らった感覚。いろいろといろいろと、追い付いていない感覚が多い舞台だった。
全般的に展開が30分遅いなぁの感覚。オープニングから平板な説明ばかりでかったるくて、30分経ったらやっと出演者全員でダンス。最初の10分で持ってくるやつでしょ…とか。物語の構造…この人とこの人が闘うのね…が見えるのが90分目くらいで、もう30分早く分からないとみんな説明多すぎて寝ちゃうよ…とか。人数が多い割に伏線があまり効果的でなくて、気が付いた時には「そうなのか!」よりも「あ、そういう事なのね…」というカタルシスよりも冷めたタイミングで出てくる…とか。固定ファンが多そうなのに、客席から全然反応が薄いのもちょっと首をかしげる。ラストの殺陣のシーンは良かったけれど、そこに持って行くまでの展開が遅すぎる。
衣装の豪華さと舞台全体の規模感みたいなのは良いのだけれど、演技力・演出力(特に音響の)・多人数舞台の魅せ方含め、いろいろと全体的に追い付いてない。今回作風を変えた的な説明を読んだ。古参のファンのお客さんが多かった感覚なのだけれど、ファン的にはどんな感じなんだろう。