観劇

【観劇レポ】東宝「ミス・サイゴン」

【ネタバレ分離】 東宝「ミス・サイゴン」の観劇メモです。

初回投稿:2026年11月02日 19時43分
最終更新:2026年11月02日 19時43分

公演前情報

公演・観劇データ

項目 データ
団体名 東宝
回 ミュージカル
題 ミス・サイゴン
脚本 アラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルク
演出 ローレンス・コナー
日時場所 2026/10/16(金)~2026/11/29(日)
東急シアターオーブ(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

言わずと知れた日本最大級のエンターテインメント会社です。

東宝

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

 『ミス・サイゴン』は、『レ・ミゼラブル』のクリエイティブ・チームが手がける第2弾として製作され、日本では1992年から1年半の帝劇ロングラン以来、通算上演回数1569回を重ねる大ヒット作です。
 舞台は、ベトナム戦争末期のサイゴン。エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女キムと米兵クリスの二人の愛、別離、運命的な再会。そして、キムの子タムへの究極の愛・・・『ミス・サイゴン』はすべてを歌で表現します。
 装置のスケールも規格外で、キムとクリスの別離は、実物大のヘリコプターが登場する象徴的なシーンとしてあまりにも有名です。
 音楽、スケール、魂を揺さぶる感動、どれをとっても「伝説」として語り継がれる作品は、『ミス・サイゴン』をおいて他にありません。

■STORY
1970年代のベトナム戦争末期、戦災孤児だが清らかな心を持つ少女キムは陥落直前のサイゴン(現在のホー・チ・ミン市)でフランス系ベトナム人のエンジニアが経営するキャバレーで、アメリカ兵クリスと出会い、恋に落ちる。お互いに永遠の愛を誓いながらも、サイゴン陥落の混乱の中、アメリカ兵救出のヘリコプターの轟音は無情にも二人を引き裂いていく。
クリスはアメリカに帰国した後、エレンと結婚するが、キムを想い悪夢にうなされる日々が続いていた。一方、エンジニアと共に国境を越えてバンコクに逃れたキムはクリスとの間に生まれた息子タムを育てながら、いつの日かクリスが迎えに来てくれることを信じ、懸命に生きていた。
そんな中、戦友ジョンからタムの存在を知らされたクリスは、エレンと共にバンコクに向かう。クリスが迎えに来てくれた−−−心弾ませホテルに向かったキムだったが、そこでエレンと出会ってしまう。クリスに妻が存在することを知ったキムと、キムの突然の来訪に困惑するエレン、二人の心は千々に乱れる。したたかに“アメリカン・ドリーム”を追い求めるエンジニアに運命の糸を操られ、彼らの想いは複雑に交錯する。そしてキムは、愛するタムのために、ある決意を固めるのだった−−−。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目 データ
観劇日時 2026年11月01日
13時00分〜
上演時間 170分(25分の休憩を含む(75-休25-70))
価格 19000円 全席指定

満足度

★★★★★
★★★★★

(5/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

ミス・サイゴン

ベトナム戦争。米兵クリスと恋に落ちたキム。サイゴン陥落で引き裂かれた二人だが。キムのお腹には息子が宿っていた。ホーチミン体制から逃げるようにしてバンコクに逃げたキムと売春宿のオーナー、エンジニア。米国に帰ったクリスにキムの無事が伝わる。しかしクリスは別の女性とすでに結婚していた…とかなり端折って書くとこんな物語。たぶんストーリー記載はあちこちにあるので、別の記載に譲るとして。

ウエストエンドの初演が1989年。ブロードウエイの初演は1991年で上演回数4000回越えの作品。日本の東宝プロダクションでの初演はその翌年の1992年で、もうすぐ40年選手になろうという作品。1992年の初演のプロモーションは結構強烈で、子どもながらに「これは観てみたい」と帝国劇場に足を運んだ。主演の市村正親・本田美奈子を観た。まだ子どもだったこともあり細かい事を忘れてしまっていて、覚えているのはただただ作品に圧倒された事。34年経って作品2度目だが、、、、いやはや、凄いなこのミュージカルは。東宝が何度か再演しているのだから、もっと早く2度目を観ておけばよかった。

作品の特徴として思うのは…物語のテンポが良く拍手を入れるタイミングが殆どないほど。敢えて拍手を挟まないような進行の演出なのだろうな。ベトナム戦争。物語はどうしても暗い。情緒たっぷりに描いてしまうとどこか全体が暗くなってしまいそうだけれど、そういった感情を挟む余裕を与えないくらいのテンポで進行。客としては拍手したいフラストを持つのだけれど…このテンポを落とすも違うので、仕方ないかというあきらめみたいな感情を持つ。

いわゆる「ソングスルー」スタイルのミュージカルだという事も影響しているのか、曲が激しく耳に残る作品ではない、と思う。結局思い出せるのはエンジニアの「アメリカン・ドリーム("The American Dream")」と、ホーチミン体制になったことを告げる「モーニング・オブ・ドラゴン("The Morning of the Dragon")」位なのだけれど、もう曲が耳に残るとか残らないとかどうでもいいわっ、ていう位に物語に圧倒され尽くしている。この作品にとって音楽って、感情のうねりを伝えつつも、一つの物語を途切れなく語り続けるために刻む「リズム」みたいなものなんだろうなぁ。ミュージカルの「音楽」がこんな位置づけにくる作品があるんだなぁというのも驚き。

1992年の初演を観た時ヘリコプターの演出が印象的だったのだけれど、1幕を観終わったところで…「あれ、ヘリコプターなかったなぁ…」と思ったら、登場するのは2幕。ヘリコプターのインパクトは覚えていたのに、細かいことは綺麗さっぱり忘れているなぁ…という事に愕然。この日はTOHO-ONEの会員向け抽選の貸し切り公演。終演後に「舞台解説」という20分間くらいのイベントがあり、このヘリコプターが飛ぶ様を、舞台が明るい所で見せてくれる…という凄い特典あり。へぇーあのシーン裏はこうなっているのかぁ…なんてのを観ながら、34年ぶりの答え合わせをしてもらったり。

役者さん、キムを演じるルミーナが余りにもすごくて…聴き惚れてしまった。初めて拝見したけれど、こんなすごい人いるのね…。「コースト&レディ」で恋してしまった金本泰潤もたまらない。

おかわり、する予定。

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