<観劇レポート>革命アイドル暴走ちゃん 日豪公演 2019「暴走ちゃんの暴走」

【ネタバレ分離】
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観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名 革命アイドル暴走ちゃん
日豪公演 2019
暴走ちゃんの暴走
脚本 二階堂瞳子
演出 二階堂瞳子
日時場所 2019/07/10(水)~2019/07/16(火)
花まる学習会王子小劇場(東京都)

革命アイドル暴走ちゃん?

劇団ホームページにはこんな紹介があります。
長いけど。

日本のサブカルチャーやアニメソング、アイドルソングが轟音で鳴り響く場内。一見混沌としていながら、恐ろしいほど統制された30人超のキャスト達がサイリウムや多種多様な小道具を手に、所狭しと場内を駆け巡り、肉体の限界に挑まんとするほど激しく踊り、演じ続ける…。時には水やわかめ、さらには豆腐までが飛び交う衝撃の空間の中で、観客はびしょ濡れ(そして食べ物まみれ)になりながら恍惚とした表情でパフォーマンスを見届ける…。

「革命アイドル暴走ちゃん」は、客席と舞台が混沌の渦に巻き込まれながら一体化する衝撃のパフォーマンスを繰り広げる劇団です。2013年4月の旗揚げ後、同年8月からはスイス、オランダ、ドイツなどから招聘を受けてヨーロッパツアーを開始。2015年オーストリアの donaufestival公演 では OTTO RETTER INSTITUTE より 【the Otto Retter Theatre of Cruelty Award 2015】 を受賞。2016年現在に至るまで、海外ツアーを6度成功させ、国内でも東京の劇場内に留まらずライブハウスやプロレスリング、アイドルイベントへの出演や、地方公演/ドキュメンタリー上映会/野外ライブ/商店街でのパレード公演や子供、高校生とのワークショップやアウトリーチ活動など精力的に公演を行っています。海外公演での注目度は高く、公演の度に現地のメディアに多く取り上げられています。2014年のドイツ公演では国営放送TVで特集が組まれ、ドイツ語圏のダンスマガジン、月刊誌〈TANZ〉の8月9月合併号の表紙を飾りました。

またフェスのメインプログラムで参加したオーストラリア公演では現地の新聞・シドニーモーニングヘラルドに「日本の若者文化の音と怒りで、観客を爆発させる」という劇評が掲載されて評判を呼びました。

また、2016年6月にはロングランヨーロッパ・ツアーを決行。6月9日のドイツでの公演を皮切りにポーランドを経て、6月22日から7月2日までイギリスはロンドンのバービカン・センターで上演。バービカン・センターはロンドン交響楽団やBBC交響楽団の本拠地としても知られ、イギリスを代表するヨーロッパ最大級の複合文化施設です。施設内には、近年ではベネディクト・カンバーバッチが「ハムレット」を上演したバービカン・シアターも入居しており、日本からは近年では蜷川幸雄氏などが公演を行っています。日本人演出家としても快挙と呼べる公演で、全27ステージ一ヶ月という長期間のツアーを敢行しました。(ロンドン国際演劇祭『LIFT』では現地の障碍者の子供審査員からのアワードを貰うイベントがあり、【ベストアクティング賞】【最強のポンポン賞】【暴走ちゃんを愛していますで賞】【頭の上にスカートが降ってきたで賞】【目の前でベロチューして毒切りしてクレイジーで平和だったで賞】【頭が飛ばされたくらい最強の公演でしたで賞】【痙攣で賞】…等々の子供達のネーミングセンスが爆裂するオリジナリティーな賞をぶっち切りで受賞!)

そんな世界を騒がす衝撃のパフォーマンス劇団「革命アイドル暴走ちゃん」を主宰するのは、二階堂瞳子。桜美林大学在学中から、演出家・振付家・俳優として活動。在学中に地下アイドルとして活動した経験を活かしてオタク文化をアートに転化させる試みを始めました。独特のセンスは高く評価されており、2013年にはニューヨーク近代美術館MoMAにも取り上げられ、2016年ロンドン公演ではBBC(英国放送協会)で二階堂の演出家インタビューがラジオドラマ仕立てで放送されました。

国内では、村上隆主宰『GEISAI#20』で審査員を務めるほか、CM 「Google Android」 、TBS「アメージパング!」に出演するなど注目を浴びています。また、二階堂自身は作品に出演しないにも関わらず、演出家としての過剰かつ爆裂なダメ出し行為はもはやパフォーマンスのように扱われ、その強烈なストイックさはある種見世物のように話題を集めています。

革命アイドル暴走ちゃん -

事前に分かるストーリーは?

事前にストーリーのようなものは見つけられませんでした。

観劇のきっかけ

評判や、YouTubeでのパフォーマンスを観てです。
もっと正直言いますと、怖いもの見たさです。


ネタバレしない程度の情報

上演時間・チケット価格・満足度

観劇した日時 2019年7月11日 19時30分〜
価格 3500円 全席自由
(事前にネット予約)
上演時間 上演30分(休憩なし)
前座、準備・片づけ時間に30分
計60分程度
個人的な満足度
CoRichに投稿
★★★★☆(4/5点満点)

客席の様子

意外にも、若い女の子の集団が多かったです。男性は一人で来ている人が多いかな。男性の年代は若い人からシニアまで様々。外国人が目カウント、15人くらい。ツアーっぽいのがあるのかなぁ。前説で、どの国から来たのかインタビューしていたけれど、アメリカ、ベトナム、トルコ・・・10ヶ国くらい国の名前、聞いた気がします。

観劇初心者の方へ

観客席に、いろんなものが飛んできます。ずぶ濡れになります。安全面については心配ありませんが、フラッと突然行くのはお勧めしません。予約したら、注意事項が送られてきますので、よく読んで、準備していってください。分からないことがあれば、たぶん劇団に問い合わせたら、親切に回答してくれると思います。

観た直後のtweet




ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは、多分、ない。

曲ごとに、ちょっとしたストーリーっぽいものはあった気がするが、まあ、あまり気にしなくていい。とにかくその場にいて、体験して、ずぶ濡れるお芝居。水、豆腐、マロニー、ワカメ、その他、いろんなものが飛んでくる。私は、舞台袖付近から飛んでくる水が飛ぶラインだったようで、かなり濡れた。あと衣装が飛んできた。

役者さんは、男女ともにチアリーダーみたいな衣装と、それを脱いだらスクール水着。役者さんの男女比は多分3:7くらい。間隔の狭い客席の列の間にも、役者さんが割って入ってくる。手拍子手拍子。とにかく盛り上げる、盛り上げる。爆音の中繰り広げられるダンス。なんだろう、ものすごく練られているのが分かる。手拍子を促されるんだけれど、つい見とれて手拍子忘れちゃう。お客さんの中でも反応はマチマチそうで、オタ芸?的なのが得意な人はサイリウム持って盛り上げてる。それぞれ楽しみ方があるけれど、ワーワー盛り上がっちゃった方が楽しい、かも。整然と盛り上げるダンスと、間近に役者さんがいる生々しい時間とが同居していて・・・当然生々しい「水」も、同居していて。30分間、現世・・・この世の事は忘れていた。頭の中が空っぽになった。

実は、観る前からとても気になっていた事がある。これってもはや「ショー」「パフォーマンス」「ダンス」であって、「演劇」ではないんじゃない?と。しかも、別ににそれで全く問題なく、いいんじゃないか。「演劇」である必要があるのかな、と。でもしかし、舞台の三面に映し出される映像には、「演劇」と、しっかりと記載されていて、やはり違和感。なんでこれが「演劇」なのか?

冒頭、作演出の二階堂瞳子が着物姿で登場して、舞台中も後方最後尾で「駄目だしメモ」を取っていたけれど・・・(正確には「・・・という説明が冒頭にあったけれど」)、「演劇」という言葉での演目に、物凄くこだわりを感じた。(話それるけれど、二階堂さん、もう少し年長の方かと思ってたので驚いた)。

私の客席の近くに来た役者さんが、私の席の周辺を盛り上げてくれたのだけれど。曲が止まった時に、うずくまって少しストップモーション。その間、私の膝に、体重かけてストップモーションしてる彼女。背中が自然と動いてて、息切れてて(物凄い運動量だろうから)、その時、そうだよな、これは演劇なのだよな、と、ふと思う。この時間、30分という時間。とにかく「爆発する!」という役を、皆が「演じている」のだろうなぁ、という事をふと感じる・・・吹雪と豆腐の中では、忘れそうになるけれど・・・。そして、むしろ、だからこそ。二階堂氏の演技に対する客観的な感じ方の「ダメだし」があるんだろうなぁ、と。(「ショー」「パフォーマンス」「ダンス」だと、ダメ出しとは言わない気がする。「駄目だし」は、役者さんの感情の流れに対する、客観的な目線からの修正行為たから)。

スクール水着で一糸乱れず踊って客席を盛り上げるっって・・・、よく考えたら、どんな人間の人生の一コマからも、・・・ものすごーく、かけ離れているような気もする。・・・それは、ひょっとすると「演じる」という部類でしか出来ない事なのかもしれない。ラスト、客全員をステージに上げてる時に、そんな小難しいことを少し考えてた。

・・・うそ、うそ、うそです。真面目過ぎたね。
濡れて、ずぶ濡れになって、叫べばいいの!

人生、最高!
Don't think...., feel. That's all for this.

(後日、若干追記予定。7/12 8:00記)

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