【観劇レポート】あサルとピストル「さよならブルマー#16」
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
|団体名|あサルとピストル|
| 題 | さよならブルマー#16 |
| 脚本 | 三浦佑介 |
| 演出 | 三浦佑介 |
|日時場所|2019/9/25(水)
東高円寺カットウ(東京都)|
劇団紹介
CoRichのページにはこんな紹介があります。
2015年、作・演出 三浦佑介と、役者、袴塚真実、大塚雄史郎を
中心に「あサルとピストル」を結成。
現在、三浦佑介、袴塚真実、薬師寺尚子、
の3人で構成されている。
『せめて明日生きる元気を』をテーマに、
仕事や生活に疲れた女性をターゲットに、
仕事帰りにハイヒールで行ける
『癒やし』と『笑い』と『LOVE』にあふれた、
ハッピーな演劇的、非日常空間を提供している。
現在は、短編集『さよならブルマー A lady in Bloomers』をロングラン公演中。東高円寺『kaztou』新中野『ワニズホール』を中心に活動。
[https://sukerokusukeroku0.wixsite.com/sarutopisutoru:title]
事前に分かるストーリーは?
劇団ホームページには、こんな記載がありました。
我ら、あサルとピストルは秘密の探偵社……。
私たちの仕事は、事件を調査したり、
浮気を調査したり、そういうのが、我らの仕事ではありません。我らの仕事はただ一つ、
『モノ』のドラマを探ることです。
皆様の身近にある『モノ』。
それらの奥にあるドラマを探り当てること。
それが我らの仕事です。そして、今夜皆様にご覧にいれるのは、こちら……
そう『ブルマー』です。
ある年齢より上の方にとっては懐かしい一品。
ある年齢より下の方にとっては、もはやエログッズ。我らの調査の成果を観たあと、
あなたは、ブルマーを見ただけで、
なぜか、涙が流れたり
なぜか、幸せな気持ちになる。当たり前の毎日に、そんな潤いの雫を一滴たらすことができたら
われらの仕事は、成功でございます。今宵、皆様のココロに残る
珠玉の愛の笑いのドラマをお届けしたいと思います。では、ごゆっくりお楽しみください……
観劇のきっかけ
前回観たのが、面白かったのでの観劇です。たまにはこういうのもいいです。
https://www.nanka-ku-kai.com/entry/2018/12/26/127/
ネタバレしない程度の情報
上演時間・チケット価格・満足度
|観劇した日時|2019年9月25日
20時00分〜|
| 価格 | 3000円 全席自由 (事前にネット予約) |
| 上演時間 | 色々コミで概ね130分(途中休憩なし) |
|個人的な満足度
[https://stage.corich.jp/user/206853/done_watch:title=CoRichに投稿]|★★★★☆
(4/5点満点)|
客席の様子
男性7割、女性が3割くらい。男性は若い人からアラフォーくらい。女性は幅広い年代の方がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観られるお芝居です。
タイトルから、何故かちょっと「怖いもの」なイメージありますが、私的には、これまで観たどの劇団より、ホスピタリティの高いお芝居でした。
観た直後のtweet
感想(ネタバレあり)
あサルとピストルズ、劇団の定番、「ブルマー」を強引に登場させる、短編のコメディ演劇集4本。
■「世界の中心でブルマーを叫ぶ」
拒食症の姉と、世界を救うワンダーウーマンを装う姉の物語。
■「ブルバラ」
プレゼン資料を朝までに仕上げろ! 社員2人とフォローに来た後輩。仕事をしていたら、突如ベルバラと、ガラスの仮面の世界が始まる物語。
■「ブル道の妻たち」
詫び入れるための指詰めに、刀が出てくるのかと思ったら、何故かブルマー。おいおい、ブルマーじゃ指が切れないよ、というところから始まる物語。
■「下町ブルマー」
NASAも注目の「何トカチタン繊維」で、今どきブルマーを作っている町工場。大会社に買収されないためには、どうすればいいのか。そうだ、インスタ映えするブルマーを作ればいいのだ! という滅茶苦茶な設定から、みんなでブルマーでインスタ映えを狙っていく話。
基本コメディ。どこまでも、ブルマーを基本にしたコメディ。それ以上でも、それ以下でも、右でも、左でもない。ナンセンスな世界が続くのか。ちょっとエッチなはずのブルマーが、全くエッチく見えない。いやむしろ、もうエッチいのか、エッチくないのかも、よくわからないくらいゲシュタルト崩壊している。カオス。そしてむしろ清々しい。そんなちょっと異質な空間を、笑って楽しんで、というお芝居。
前回は、2018年のクリスマスに、男一人で浮きながら観た(我ながら凄い度胸だ)。この時と、雰囲気は全く変わっていない。少し変わった事といえば、劇団員が2名加わった。そのためか、年内中は客演陣を交えずに、月一回、単日の公演を打っていくとの事。
https://www.nanka-ku-kai.com/entry/2018/12/26/127/
劇団員の女優さんが主体になって、主催の三浦佑介が演出などに徹しているのか、本編への登場がちょっと少なくて。そして浮かび上がって見えたのが。袴塚真実と薬師寺尚子のかけ合いが、ものすごく面白いなぁ、ということ。演技がものすごくしっかりしているのは昨年のクリスマスの感想にも書いたけれど。二人の舞台の支え方、背負い方が凄い。・・・ま、でも冷静に見ると、やっぱりブルマー。プププ、と笑ってしまうのだけれども。こういう、頭が真っ白になるような時間が、たまに取れるっていうのは幸せだと思う。そんな130分、楽しめた。
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