<観劇レポート>劇団鹿殺し「ランボルギーニに乗って」

#芝居,#劇団鹿殺し

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 劇団鹿殺し「ランボルギーニに乗って」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名劇団鹿殺し
劇団鹿殺し活動20周年記念公演 vol.2 
ランボルギーニに乗って
脚本丸尾丸一郎
演出菜月チョビ
日時場所2022/07/08(金)~2022/07/18(月)
あうるすぽっと(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページに紹介がありますが、長いので割愛します。

劇団鹿殺し

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

友人のマイケル(河内大和)が死んだ。
ある朝、水死体として発見されたのだ。
テルオ(松島庄汰)は「明後日」と呼ばれる世界へ逃げ込み、ランボルギーニに乗って爆走する。
これはテルオが自分を守るために考え出した妄想だ。
しかし、同級生のトワ(菜月チョビ)だけは「明後日」の秘密を知っていた。
トワはテルオに「ラストデイ(地球最後の日)」と書かれたノートを手渡す。
2人の分身、テディ(丸尾丸一郎)とトリーは世界を守るために奔走する!
一方、テルオとトワはマイケル殺害事件の謎を追う!
これは不完全な人間たちの不完全な物語だ。
走れ、ランボルギーニ!まだ見ぬ荒野に向かって!

20周年目の新たなる一歩!
劇団鹿殺し、3年ぶりの新作公演、乞うご期待!

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年7月8日
19時00分〜
上演時間130分(途中休憩なし)

チケット購入方法

当日チケットを現金で購入しました。

客層・客席の様子

男女比は3:7くらいで女性多め。様々な年代の人がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・ミュージカルっぽい
・にぎやか
・派手

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

学生時代から引っ込み思案だった主人公テルオは、妄想の物語をノートに書くことで何とか生きていた。ある日、同じクラスのトワと交換日記のように物語をはじめる。ランボルギーニにのったちょっとカッコ悪いヒーローが、世界を救う話。X0年後、働いていた工場で事故を起こして、右手の指が無くなった。そんなおじさんになってしまった未来から、過去のトワと自分を、ランボルギーニで駆け巡るヒーローの物語と共に振り返る物語。

20周年との事だけれど、劇団初見。舞台はド派手。ミュージカル、といっても良いくらいに音楽と歌とで紡がれる物語。場面転換は素早く、テンポよく。役者たちは衣装を換えがえ、様々な役を演じていく。演出がいい。セリフも言葉数少なくても鋭い。演者たちも魅力的で。そして何よりエンターテインメント。小劇場発で、こういう芝居、オレ大好き。ド真ん中好み、キター!、と喜びそうなはずなのに。

どういう訳か、感情が一ミリも動かない。困った。なぜここまで好みの舞台で、何も感じないのか。面白くないなら怒るし、面白ければ興奮する。そのどちらも湧いてこない。途中から、その事を考え続けてしまった。客席の一体感みたいなのも感じられず(私だけが置いていかれている・・・というわけでもなさそう)。全編、段取りっぽいというか、かなり予定調和な感覚はあったけれど、それにしたってあそこまでド派手でスピーディな舞台。そんなもんじゃないの?という気もするし。

ひょっとしたら、私の体調が悪かったかもしれない。この日の開演1時半前に、安倍晋三元首相が撃たれて亡くなったが、そのニュースのショックを引きづっていたのかもしれない(安倍首相を支持していないにも関わらず)。他の作品も観てみたいし、近々テレビでの舞台中継もあるようなので、そちらも観てみたいけれど。・・・とにかく何も動かずに困った二時間だった。

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