<観劇レポート>トツゲキ倶楽部「グッバイ ロビンソン」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 トツゲキ倶楽部「グッバイ ロビンソン」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | トツゲキ倶楽部 |
題 | グッバイ ロビンソン |
脚本 | 飛葉喜文 |
演出 | 横森 文 |
日時場所 | 2022/10/26(水)~2022/10/30(日) 「劇」小劇場(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
トツゲキ倶楽部について
ある日突然、
芝居したくなる奴らが
ぶわ~っと集まって
演劇してしまおうぜ!
という心意気で
結成された演劇ユニット。
略して、“トツゲキ”。
「ありえないけどありえるかもしれない状況」と
「ゆるくもしっかり生きている言葉と演技」で
独特な人間模様のおかしさを
エンタメ化して紡ぎ出す。
舞台ならではのおもしろさ
がっつり魅せます!本公演とは
ひと味違うテイストに挑む
SIDE B公演もやります。
“秘密”もあるよ。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
宇宙の風には
乗せてもらえない。けれども。
希望なんかないけれど、
ボクらはみんな生きている。誰かの味方になりたくて。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年10月28日 19時00分〜 |
上演時間 | 95分(途中休憩なし) |
価格 | 3500円 DVD撮影回割 全席指定 |
チケット購入方法
劇団のホームページからのリンクで予約しました。
当日受付で、現金で支払いました。
客層・客席の様子
男女比は5:5くらい。様々な年代層の人がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・会話劇
・静か
・ハッピー
・シンプル
観た直後のtweet
トツゲキ倶楽部「グッバイ ロビンソン」95分休無
劇団初見。ん〜合いませんでした。前半の「ロビンソン」をめぐる話が、かなりオシャレなので期待値上がるのですが、後半落とされた…。群像劇でそれぞれが悩み語りしちゃうのは辛い。悩んでる人は悩んでるって語らないよ。役者さん良さそうなのに残念。 pic.twitter.com/B4Ql51sZ19— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) October 28, 2022
満足度
(3/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ロビンソンという名の隕石が、地球にするらしい。地球はまもなく消滅する。衝突まであと半年。(おそらく)日本では、スピッツの曲「ロビンソン」がリバイバルで流行ってる。警察署の日常。ロビンソン、という猛犬が逃げ出したという相談があり、滅亡を前にして、人々は割と淡々と日々を過ごしている。3年前。ロビンソンが衝突する事が分かった時、地球全土は地獄な様相だった。そのトラウマを乗り越えて、残された時を淡々と生きている人々。そんな人々の、日常の悩みの物語。
劇団初見。藤枝リュウジを思わせる、好みのチラシのデザインに誘われて観劇。前半、明らかになる「ロビンソン」の設定が、とてもお洒落で、どこか物悲しくて、素敵だ。隕石と、歌の名と、犬の名と。近未来にありそうな設定を、会話の中でサラリと織り込んできて、この状況普通じゃないんだーというのが分かる。この設定にワクワク。チラシのデザインともリンクしていく。おおっ、前半いいぞ、いいぞ、と後半の展開に向けて、期待があがるのだけれど。
後半。警察署内の一室にみんな集まってきて、みんながみんな、それぞれの悩みを吐露し出す。ちょっと弁論大会な様相。私的には、典型的な演劇ご法度パターンな語り方、だと思っているけれど、正にそれをやられてしまった感覚。いや~、本当に悩んでいる人は、そんな風に自分の悩みを、整然と論理立てて語ったりしないけれどなぁ・・・とツッコミ入れてしまう。「ロビンソン」の状況の差し込み方と同様、お洒落に、小出しに、悩んでいる様を会話で浮き上がるように浮かび上がらせて欲しかった。前半が鮮やかだっただけに、後半の落胆が大きかった。