<観劇レポート>藤一色 「紙は人に染まらない」

#藤一色

【ネタバレ分離】 藤一色「紙は人に染まらない」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名藤一色
第十二色公演
紙は人に染まらない
脚本遠藤遥風
演出加藤広祐
日時場所2023/04/06(木)~2023/04/09(日)
OFFOFFシアター(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

藤一色(ふじいっしょく)は、
2015年に主宰・遠藤遥風と加藤広祐を
中心に旗揚げした劇団です。

「遠くないファンタジー」を
コンセプトとして掲げ、
虚構と現実の境を曖昧にし、
見る人を肯定する物語を創り出しています。

藤一色

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

わたしは友に会う
他愛もない話
今日はどっちが釣れるだろうか
わたしは母に会う
他愛もない話
今晩の食事は何だろうか
わたしは父に会う
他愛もない話
背伸びして真面目な話ができるだろうか
わたしは妻に会う
愛のある話
手を触れてもいいだろうか
わたしは人に会う
他愛もない話
出会い、手を振り、別れる
また明日も会えるだろうか

こんな、夢、を見た。

今日も私は人に会う

「召集令状をお持ちしました」

藤一色第十二色公演
『紙は人に染まらない』

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2023年04月07日
19時00分〜
上演時間80分(途中休憩なし)
価格3500円 全席自由

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想メモ(ネタバレあり)

※文章書くのが不調で、しっかり書き上げる余裕が取れないため、当面は感想のメモだけ残しています。後々振り返って、もう少しちゃんとした文章に仕立てあげるかもしれません。

おそらく第二次世界大戦中。招集令状を届ける男。残された家族のサポートをする女。2人の視点を軸に、徴兵にまつわる感情を、群像劇的に描いた作品。徴兵される人、残された家族、遺骨で返って来た家族、夫が徴兵されて「安堵した」DVにあっている女、復員してきた家族・・・など。
深刻な題材を描いているにもかかわらず、芝居のテンポが異様に早い。これだけの題材なら、2時間半くらい描かれてもよさそう。おそらく意図的にこのテンポにまとめ上げている。それが、描いている題材とは裏腹に、少しサラサラとした感触で、事実のみを突き付けられる感覚。今まで観た戦争モノの作品とは違う雰囲気を醸し出していて、不思議な感覚。
ひとり複数役をしている場面があったりするように思ったが、配役のあたりをよく理解できなかった部分がある。ただ、群像劇だというのもあってそのあたりはあまり気にならない。徴兵、という事を考える時、断片的に思い起こしそうな場面がたくさん出てきた作品だった。

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