<観劇レポート>関西演劇集団 Z system 「キラメキ 2023」
【ネタバレ分離】 関西演劇集団 Z system「キラメキ 2023 」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 関西演劇集団 Z system |
回 | Z system本公演 アーティスティック演劇 |
題 | キラメキ 2023 |
脚本 | オカモト國ヒコ |
演出 | 奈可川浩三 |
日時場所 | 2023/06/15(木)~2023/06/18(日) 駅前劇場(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
Z systemとは
俳優.中川浩三が主宰として2007年に発足した、関西を中心に活動する演劇集団。劇団員がほぼ女優しかおらず、仕方なしにその女優を限界まで鍛え上げた結果舞台でのシンクロナイズドスイミング、女子相撲などのパフォーマンスを創り上げることに成功。
味をしめる。結果、女優全員の腹筋がシックスパックに割れてしまった、職人系ほぼ女優劇団となる。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
とある関西のスイミングクラブ。実力派のシンクロチームがあった。
関西シンクロ界で鬼コーチと呼ばれる水原葵は突然エース選手・陽子から
他のクラブへの移籍を聞かされる。ショックを受ける水原に対し、コーチと選手以上の感情を持っていた陽子は
「あなたは私の太陽でした。」と言い残し去っていく。その言葉は、このクラブにあるエース専用ロッカーに書かれた落書きの言葉…。
―「私はトビウオ、あなたは太陽」―。
この言葉を書いたのは、かつてこのスイミングクラブで
偉大なエースだった水原だというのだ。
次期エースを目指すさとみは勇気を振り絞り、水原に迫る。「話してくれませんか、誰よりも輝いていたはずのエースのあなたが
太陽とまで例えたその人のことを。」鬼コーチが語る、熱き青春の物語――――。
つかこうへい作『いつも心に太陽を』の女性版を目指し
テノヒラサイズのオカモト國ヒコの書き下ろし作品。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2023年06月16日 19時00分〜 |
上演時間 | 120分(途中休憩なし) |
価格 | 3800円 全席自由 |
観た直後のtweet
関西演劇集団 Z system「キラメキ 2023 」120分休無
劇団初見。関西の劇団。女性のみ。全編水着で走り回るシンクロ水泳涙のスポ根もの。ストーリーちと粗いなぁと思うもめっちゃ面白かった!ド直球スポ根、楽しむのみ。シンクロ表現の動きがすごい。若き日のコーチに惚れる。熱い2時間。超オススメ! pic.twitter.com/STvx93c6gi— てっくぱぱ@観劇垢/4 (@from_techpapa) June 16, 2023
満足度
(5/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
※メンタルの余裕が無く、しっかり書き上げる余裕が取れないため、当面は感想のメモだけ残しています。こぼれ落すより、何かしら残しておきたい。後々振り返って、もう少しちゃんとした文章に仕立てあげるかもしれません。
劇団初見。関西の劇団。シンクロチームの物語。前半は、主人公の中学生の水原が、和歌山の田舎から出て京都の高校・京都の水泳チームに入るまで。後半は、水原と憧れの先輩(名前忘れた)と、チームの物語。青春もの。スポ根モノ。
ストーリーは、ちょっと粗いかなぁと思う部分もあり。前半の和歌山の猿軍団?は、寓話として考えて面白いけれど、後半の憧れの先輩(名前忘れた)が(ストーリーの流れから)家庭の事情があるようには見えないのが、ちょっと引っかかる。・・・とストーリーに突っ込みつつも、時にアップテンポに、時に幻想的に、潔く演じられるシンクロのシーン、流れるように展開する舞台がとにかく爽快。ラスト付近は涙を誘われて一筋。とても痛快で、楽しい作品だった。
役者はすべて、女優さん。しかも全編水着のまま、駆け回って、踊って。当然、体の線が否応なく見えるのだけれど。誰もかれも、立ち姿が美しい。足をあげて蹴り上げる様が美しい。ホームぺー氏の劇団紹介をみると、こんな作風の芝居を続けていたら気が付くとみんな筋肉割れていた・・・と。後半に向けてどんどんと汗ばんでくる女優さんを観ながら、物語とは別に、単純に美しさに見とれている自分に気が付く。
レーザーを使った照明と、音楽のシンクロはとても効果的だけれど、すごくカッコイイシーンと、ちょっとのっぺりしているなーな、シーンの差が激しい。駅前劇場でタッパがないので、この手の演目には必ずしも向いているとは言い難い気も。大阪公演は、大阪市立芸術創造館という劇場でやったらしいが、場所を変えたらどうなるのかが気になる。再演を繰り返している作品のようなので、他の箱でもう一度観たい。
役者さん。パンフが有料で配役表がなかったので対応が自信がないのだけれど、若き日の水原を演じている小花桃?と、その先輩役の森下りおの立ち姿、ちよっと意地悪な先輩の扶蘇未由名?、が印象に残り。
エンヤ?オリガ?あと何故かシティボーイズ・ライブの曲など、耳に残る。セットリスト公開して欲しいなぁ。