【観劇レポ】早稲田大学演劇研究会「ニュー花園」
【ネタバレ分離】 早稲田大学演劇研究会「ニュー花園」の観劇メモです。

もくじ
初回投稿:2025年11月24日 1時13分
最終更新:2025年11月24日 2時55分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | 早稲田大学演劇研究会 |
| 回 | 劇団ゴメンチ旗揚げ試演会 |
| 題 | ニュー花園 |
| 脚本 | 瀬戸内ぽんぽこ |
| 演出 | 瀬戸内ぽんぽこ |
| 日時場所 | 2025/11/21(金)~2025/11/24(月) 早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
早稲田大学の演劇研究会から劇団が誕生するようです
過去の観劇
- 2025年06月05日 早稲田大学演劇研究会「野ざらしの懺悔」
- 2025年05月02日 早稲田大学演劇研究会 丸丸企画「うつつつう」
- 2025年04月03日 早稲田大学演劇研究会「まつり」
- 2025年02月07日 早稲田大学演劇研究会「裏町リバーサイドシアター」
- 2024年12月21日 早稲田大学演劇研究会「メサイア・コンプレックス」 ・・・「#早稲田大学演劇研究会」のつづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
心に傷を負い都会を離れたおおくまさん。救いを求めてある旅館へたどり着く。
「ここで働かせてください!」
「おおくま みゆう…? もちもちした名だね。
今日からお前の名は“くまみ”だ!」
旅館の愉快な仲居達とフラメンコパフォーマー・牡丹の園も巻き込んだ
女将&くまみの旅館再生物語……🙏🏻
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2025年11月23日 19時00分〜 |
| 上演時間 | 90分(途中休憩なし) |
| 価格 | 価格自由設定制 全席自由 |
満足度
(5/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
めちゃんこ面白かったのに、なんの話だかさっぱりわからなくてストーリーは語れない。男と人間関係に疲れて会社辞めたOLくまみ。伊豆伊東のサビれた旅館で働き出したら、女将は男で先代女将の母親の影をくまみに見て。フラメンコの先生と生徒たちと、叫んでる中居さんと寅さんみたいな歌手がいて。でドタバタする話。ストーリーを細かく語る事にはあまり意味を感じないけど。
とにかくキャラクターの立った人々が、言葉を弄ぶようなギャグを連発しながら叫んでドタドタ動き回ってる。それなのにめちゃんこ面白い。いつもは感想を書き終えてから読む当パンにヒントを求めたら、コメディと書かれているので、ただ笑えばよいだけの演劇かもしれない。とはいえどうにもこうにも、タヌキに化かされたような感触の芝居。
ラストの直前の子ども時代のビデオのシーン。あのシーンを作りたいが故のそれまでの展開だとすると。失った肉親への喪失なのかな。。という気もするが。でもそんなテーマ的な解釈を客には求めていない気もする。圧倒的なモノを見たのに特に感情が動く演劇でもない。なんかサブリミナルな芝居なのかなとか変な事を思ったり。若干にアングラ演劇チックななテイストを感じるけど、アングラ演劇ほどとっ散らかってないというか、むしろ明確にカオスを予定調和させる感覚。もう、こういう空間なんだ、っていうモノとして受け止めるしかない。あるいは私に、この芝居を語る語彙が圧倒的に足りてないのかもしれない。
照明や舞台美術での演出力と、相変わらず劇研の役者陣がノリにノッていて、役者のキャラクター立ちがすごく全登場人物をしっかり思い出せる。中でも、真珠子が大好き。「健さん!」っていうたびに「誰だよ健さんって」って心の中で突っ込んでたがw、高倉健的なのかなぁなんて思いつつ、髪振り乱しながら叫ぶ様を観ていた。






































