【観劇レポ】あんっ♡HappyGirlsCollection「なまぐさ坊主！」
【ネタバレ分離】 あんっ♡HappyGirlsCollection「「なまぐさ坊主！」」の観劇メモです。
もくじ
初回投稿：2025年12月26日 16時44分
最終更新：2025年12月26日 16時53分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | あんっ♡HappyGirlsCollection |
| 回 | フココレ冬の激場公演 |
| 題 | なまぐさ坊主！ |
| 脚本 | 夢乃屋毒花 |
| 演出 | 夢乃屋毒花 |
| 日時場所 | 2025/12/26(金)～2025/12/28(日) 新中野ワニズホール(WanizHall)（東京都） |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
不幸女子の、不幸女子による、不幸女子のための祭典
あんっ❤️HappyGirlsCollection
通称フココレ
不幸女子なままでもそれを楽しんで、少しだけ前を向ける
そんな作品を創っています！
過去の観劇
- 2021年10月23日 あんっHappyGirlsCollection「泡雪屋電影譚」
- 2019年09月14日 あんっ♡HappyGirlsCollection「泡雪屋流寓譚」
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
不幸女子の不幸女子による不幸女子の為の祭典、
大人の文化祭をテーマに開催するフココレ、
冬公演の登場人物はほぼ全員お坊さん！？主宰夢乃屋毒花の生家が実は某宗派の寺院であります。
田舎、寺、昔ながらの家父長制的男尊女卑。曾祖母は私が生まれた時喪服で産院に現れこう言ったという。
「何だ、女か。」
弟にだけ与えられるお年玉、数字関係なく常に弟だけ褒められる通知表。
この家では男にならなければ生きている価値がない！
父は不倫・ギャンブル・DV三昧の生臭坊主。
行事で集まると夜通し松坂牛をつまみに煙草と酒を飲みマージャンを打つ生臭仲間。
蝶よ花よと大切にされる弟との扱いの差に苦しみつつ、お寺の長女が跡取りを目指して孤軍奮闘する新感覚サバイバル坊主コメディ！
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2025年12月26日 14時30分〜 |
| 上演時間 | 65分(途中休憩なし) |
| 価格 | 3500円 全席自由 自力で予約価格 |
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
あんっ♡HappyGirlsCollection「なまぐさ坊主！」
ストーリーは事前紹介の通り。西園寺…の寺一家に女として生まれた主人公は両親からそねまれてばかり。成績も私の方がいつだっていいし、なんだって上手くできるのに、優遇されるのは弟の長男ばかり。檀家さんも女は要らないと言わんばかりの視線が辛い。父は同じ宗派の寺繋がりで不倫しているし、弟は全く真面目じゃない。毎年一回の行事(名前忘れた)に、上座下座どこに座るのか…みたいな話をしているときも、私は入れてもらえない。そんな中、天の声(聴きとれなかったけど宗教の開祖者か)が聞こえてきて、長男の弟と私と、どちらがあと取りにふさわしいのか競うことになるお話。
団体3度目。満足度の星は3か4か迷って4つ。架空の宗教と架空のお寺。皆袈裟を着ている。本来なら両手のシワとシワを合わせる合掌の仕草…のはずが、左右の手でハートマークを作る仕草で、そういうふざけた架空のお寺・宗教らしい。争う事…は客席からお題をつのって役者が実際に舞台で争う。片足立ちや反復横跳びをさせられている出演者たち。馬鹿馬鹿しいコメディだが、作品紹介を併せて読む限り現実の実話を超デフォルメしたんだろうなぁ…と想像。私が観た回は夢乃屋毒花が主人公の回。おそらく現実をとても投影した演じ方になっていたのではないかと思う(あくまで想像だけれど)。寺の娘に生まれるっていうのは、そこまで抑圧されることなのかなぁと思いめぐらせてみたり。
新中野ワニズホールは小さな小さな劇場。小劇場の雑味の塊のような公演だけれど、叫びたい事はひとまず受け取れた気がするよ、という乾いた感覚。キャストの役回りは回によってシャッフルされるようなので、作者の夢乃屋毒花が主人公を演じない回もあるという事か…。自分語りを突き放す事で表現するのも良いけれど、それで成立するのかなぁという一抹の不安もあり。同じ配役の回はなさそうだから、観る回によって感想はかなり変わりそう。
客入れ時のアナウンスの通り壮大に客いじりをしてくるので、嫌ならば案内に従い安全席に座るとよい。
このカテゴリーの記事
