【観劇メモ】劇団四季「ウィキッド」(2024-25年大阪公演)
同じ作品を何度も観る予定なので、この記事に追記します。
最終更新:2025年07月06日 11時33分
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 劇団四季 |
題 | ウィキッド |
原作 | グレゴリー・マグワイア |
脚本 | ウィニー・ホルツマン |
作詞・作曲 | スティーヴン・シュワルツ |
演出 | ジョー・マンテロ |
日時場所 | 2024/08/15(木)~2025/07/06(日) 大阪四季劇場(大阪府) |
団体の紹介
言わずと知れた、日本最大級の劇団です。
過去の観劇
- 2025年06月14日【観劇メモ】劇団四季「ゴースト&レディ」(2025年名古屋公演)
- 2025年05月18日【観劇レポート】劇団四季「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(2025東京)
- 2024年12月27日【観劇メモ】劇団四季 「美女と野獣」
- 2024年11月08日【観劇メモ】劇団四季 「ゴースト&レディ」(2024東京)
- 2024年07月26日【観劇メモ】劇団四季「ふたりのロッテ」 ・・・つづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
人も動物も同じ言葉を話し、ともに暮らす自由の国・オズ。 しかし動物たちは少しずつ言葉を話せなくなっていた。 緑色の肌と魔法の力を持つエルファバはシズ大学に入学し、 美しく人気者のグリンダとルームメイトに。 見た目も性格もまるで違う二人は激しく反発するが、 お互いの心に触れるうち、次第にかけがえのない存在になっていく。 ある日、オズの支配者である魔法使いから招待状が届いたエルファバは、 グリンダとともに大都会エメラルドシティへ。 そこで重大な秘密を知ったエルファバは、一人で戦うことを決意。 一方のグリンダは、オズの国を救うシンボルに祭り上げられる。 心の内では相手を想い合うエルファバとグリンダ。 しかし、運命は二人を対立の道へと駆り立てていく――。
「ウィキッド旋風」再び!
すべての人を魅了する
珠玉のミュージカルを、今!
名作「オズの魔法使い」を、二人の魔女の視点から描いた『ウィキッド』。何もかも正反対の二人が心を通わせ、やがてそれぞれの道へと進んでいく物語には「自分の意志で道を決める強さ」や「違う生き方を尊重することの大切さ」といった、今を生きる私たちにとって重要なテーマが散りばめられています。
一方で、エメラルド色の舞台装置、数百のきらびやかな衣裳、巨大なドラゴンや空飛ぶほうきなど、そのステージは夢と魔法の世界そのもの。
そして、一聴しただけで心をつかまれる楽曲の数々。グラミー賞をはじめ数々の栄誉に輝いたその音楽は、二人の喜びや怒り、切なさ、そして強い決意を余すことなく表現し、観客の心に深い余韻を残します。
老若男女すべての人に魔法をかける、驚きと感動の超大作ミュージカルを、どうぞお見逃しなく!
上演時間
上演時間:180分(途中休憩20分)
満足度
(文句なしの5/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。
感想
2024年09月06日 13:30~
キャスト・席からの写真
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
54.5回目のオズの国への旅。ハービスで観るの14年ぶり?そろx2飽きたと自問するがまだw。物語に浸るも深まった演技に驚く。FG歌前でボロ泣き。小林エルデビューの日が遠い記憶な程軽やか。ガイサーフィ余裕あり良。勅使瓦オズ織笠モリNew typeで好き。超オススメ! pic.twitter.com/9QM4IJ3jRd— てっくぱぱ (@from_techpapa) September 6, 2024
2024年09月07日 13:00~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
55.5回目のオズの国への旅。昨日に引き続き故1幕は割と冷静に観れたがFGが凄くて涙。この2人だと、今までの台詞の解釈とは違う所結構多くて新鮮。それ故お初の山本紗衣グリにはちょい戸惑ってる自分。「ただ彼女を愛してるだけ」とか今までと全然違う。超オススメ! pic.twitter.com/SXn15MrtdZ— てっくぱぱ (@from_techpapa) September 7, 2024
2024年10月11日 13:30~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
56.5回目。エルグリは先月の大阪と同じ。武藤フィ初見正統派イケメンでいいね。ちょっとリキみ過ぎかなぁな回かな。個々はいいけど演技ハモってない感じする。でも両隣の奥様はボロ泣きしてたからこちらの体調かも。寝不足もあり夢見心地。超オススメ!も pic.twitter.com/czzUDCwYnE— てっくぱぱ (@from_techpapa) October 11, 2024
2024年10月12日 13:00~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
57.5回目。昨日より全然よい。昨日は私かキャスとか(その両方か)調子悪かったかな。全体的には冷静に観れたけど、小林エルファバの音外して自由に歌うのがとにかく圧巻。特に、闇に生きる、すごい。DTLの収まりが最高でちょっと泣いた。超オススメ! pic.twitter.com/duqxDXgxsI— てっくぱぱ (@from_techpapa) October 12, 2024
2024年11月28日 13:30~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
58.5回目。客の引き込まれ度凄い回も私は冷静に観た…江畑エルファバ約10年ぶりだから。以前のトツトツとしてるのも好きだけど台詞こ慣れたなぁ。ここは変わらないなここは変わったな、と。脳内に焼き付けた伝説と比較してる自分。おかえり江畑フィー。超オススメ! pic.twitter.com/r2cxC81yts— てっくぱぱ (@from_techpapa) November 28, 2024
2024年11月29日 13:30~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
”芝居が暴れて”テンション高い神回だった気が。各種トラブルあるもむしろ「さぁ盛り上がって参りました」って感じで突き抜けた感覚。そこからのFGに爆涙。今日も一杯気が付いたけど、江畑さん最後「フィエロなのね」の言い方が他のエルと全然違うのな。超オススメ! pic.twitter.com/qJCrHQkQDF— てっくぱぱ (@from_techpapa) November 29, 2024
2024年11月30日 13:00~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
60.5回目、昨日の暴れ回と打って変わり反応薄めな客席故の落ち着いた回。山本紗衣グリンダが良い!FGから感極まってて。大抵キッパリ言い切る「あなたのxxxだったのね」台詞の後でグリが嗚咽したの初めて観たかも。でもエルを思うとあの台詞重いよね。超オススメ! pic.twitter.com/aOpj4yXJsA— てっくぱぱ (@from_techpapa) November 30, 2024
2025年07月04日 13:30~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
62.5回目のオズの国への旅。四季版は7ヶ月ぶり。中山グリンダがものすごい。ラスト、シャボン玉上がる時泣き崩れて、でもオズ市民に語りかける時秒で戻し、でもその後やっぱり泣きそうで。他多数。中山グリンダの演技進化ばかりに目が行く回だった。超オススメ! pic.twitter.com/SPz0Qqk6bL— てっくぱぱ@観劇 (@from_techpapa) July 4, 2025
感想メモ
7か月ぶりの四季版「ウィキッド」(2月にBWでも観たけれど)。
2024-25の大阪遠征ウィキッドのグリンダは、今日の観劇前時点ではすべて山本紗衣グリンダだった。正直なところ、山本紗衣グリンダがあまりハマってこなかった。エルファバが、江畑・小林の鉄壁で、どっちに当たっても良いかな、という状況たけれど(むしろ10年ぶりに江畑フィーを観れるのは大阪だけ、だったので江畑フィーに当たって欲しいくらいに思っていたが)。山本グリンダがピンとこないなぁと思っていた中で。
今日のグリンダは、2023-24の東京ウィキッドで沢山観た中山グリンダ。中山-小林ペアを観るのは、東京楽直前で、1年半ぶり位だと思う。
当時と比べても、感情や演技が、更に深く深く深まっている。For Goodからの一連のシーン中山グリンダ、チステリーと握手して地を離れた後、顔を崩しつつ泣いていた。そりゃエルフィーの事を考えるよね。でも、オズ市民に話しかける時には、秒で笑顔に戻す。「オズの皆さん。仲間たち」。そう、エルファバと約束したんだものね。あなたはあなたでいて、と。だから。でもセリフが終わると、もう泣いてるんだか笑っているんだか分からない。すごい表情。久々にウィキッドで泣いてしまった(60回も観ていると泣かなくなるのですよね)。
ラスト4ステで、客席はガチ勢が多い客席だけれど、その割には小学生くらいの女の子がチラホラ目立つ。やはり映画を見ての効果だろうか。私にとっても映画版前編(Wicked:Part I)を見ての後、初めてのウィキッドだった。正直なところ、恐れていたことが起こった。一幕、今までは、舞台の世界に無いものを自由に想像できていたのだが、どうしても、自然と映画の世界を想像の先に見てしまう。2幕は殆どそういう事が無かったので、映画版前編の影響…とみてよいだろうな。映画が傑作だったが故、舞台を観る視点に影響を与えてしまうのは致し方ないこと。受け入れないといけない、避けられない悲しさみたいなものがあるのは確か。まぁ、「キャッツ」みたいに、駄作であるよりは全然良いのだが。
2025年07月05日 13:00~
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劇団四季「ウィキッド」180分含休20
東京の頃の小林さん。不安定な部分あった頃をふと思い出す。すっかり安定してだいぶ遠くまで来たなぁ。全体的に物語として、芝居がとても深まってるなぁと思う。My楽。「何もかも違うあなたがいる だから世界は美しい」か。しばしお別れ。ありがとう、ウィキッド。 pic.twitter.com/pVeIUJ8u54— てっくぱぱ@観劇 (@from_techpapa) July 5, 2025
感想メモ
2023年の小林さんのエルファバへのデビューは結構衝撃だったのだけれど、当時は「不安定さも残っていた新星」だった。一度は、「闇に生きる」のラストで声がひっくり返っちゃって、翌日イレギュラーなキャスト変更したのにも遭遇したが、その件に代表されるような「不安定さ」を残していた印象が強い。今回、久々に観た小林エルファバ。もう「不安定さ」みたいなものは全くなくて、「自由を求めて(Defying Gravity)」の堂々さと、他のシーンの細やかな演技が、全くの不安定さも見せずにピタリとはまっているのが良かった。武藤フィエロも、大阪で最初に観た時よりかなりこ慣れていて、特に「私じゃない(I'm not that girl)」に続くエルファバとの二人のやり取りが、ものすごく深さを感じるシーンになっていた。
作品63.5回目にして、今回の一連の公演のMy楽。次はいつ観れるかは分からない。おそらく次に見るころには、映画の後編(Wicked: For Good)を見た後になるだろう。映画に引きずられて、舞台の観方も、いろいろと見方が変わってしまうであろうことは必須だろう。この感情をしっかり保ちながら、次の「ウィキッド」の舞台公演を待つ。