【観劇レポート】東宝「バグダッド・カフェ」
【ネタバレ分離】 東宝「バグダッド・カフェ」の観劇メモです。
もくじ
初回投稿:2025年11月07日 16時51分
最終更新:2025年11月07日 16時51分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | 東宝 |
| 回 | ミュージカル |
| 題 | バグダッド・カフェ |
| 脚本 | パーシー・アドロン、エレオノーレ・アドロン |
| 演出 | 小山ゆうな |
| 日時場所 | 2025/11/02(日)~2025/11/23(日) シアタークリエ(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
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過去の観劇
- 2023年11月05日 東宝「のだめカンタービレ」
- 2023年08月20日 東宝「SHINE SHOW!」
- 2021年03月13日 東宝「ウェイトレス」
- 2019年11月05日 観劇・感想レポート/「ビッグ・フィッシュ」2019年東宝ミュージカル“12 chairs version”
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
名曲「Calling You(コーリング・ユー)」と共に、
不朽の映画がミュージカルとしてよみがえる!映画『バグダッド・カフェ』(パーシー・アドロン監督)は、1989年に日本公開されると記録的なロングランを果たし、当時のミニシアターブームのきっかけとなり、昨年4Kリマスター版が公開されるなど、今日まで多くのファンに愛されてきました。
アメリカ西部の砂漠の真ん中にある「バグダッド・カフェ」の女主人ブレンダと、偶然現れたドイツ人旅行者ジャスミンの出会いと友情、さらにそこから広がる国籍も人種も立場も異なる人々の絆を描いた、ファンタジックなコメディ映画です。
ジェベッタ・スティールが歌ったテーマ曲「Calling You(コーリング・ユー)」はアカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、多数の歌手にカバーされる名曲となっています。
この度、アドロン監督と妻のエレオノーレ・アドロン自らが脚本を手掛けたミュージカル版が、小山ゆうなの演出で、日本初演となります。
映画と同じ作曲家ボブ・テルソンのオリジナル楽曲は、ロック、ソウル、レゲエ、ラップ、クラシックなど様々な要素を盛り込み、ポップで楽しいミュージカルです。
主演のジャスミン役には『エリザベート』のエリザベート役、『マリー・アントワネット』のマリー・アントワネット役など数々のミュージカルで名演を重ねる花總まり、カフェの女主人ブレンダ役には『天使にラブソングを~シスターアクト~』のデロリス役や『レ・ミゼラブル』のテナルディエ夫人役でお馴染みの森公美子、ジャスミンに恋する画家ルディ役にミュージカル『ボニー&クライド』のバック役で存在感を示した小西遼生、ブレンダの娘フィリス役に『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役を好演中の清水美依紗、その他、松田凌、芋洗坂係長、岸祐二、坂元健児、太田緑ロランス、越永健太郎など、多彩なキャストがそろいました。
言語も文化も人種も超えた女の友情、そこから始まる周囲の人々の再生を描く、心温まるコメディミュージカル、ぜひご期待下さい!
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2025年11月07日 13時00分〜 |
| 上演時間 | 150分(途中休憩を含む 休憩 20分) |
| 価格 | 13500円 全席指定 |
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
東宝「バグダッド・カフェ」
日本公開1989年の同名映画のミュージカル化。ミニシアターブームの波に乗って一躍有名になった作品。名前を知ってはいたものの、私自身が見たのはつい最近で結局今日までに二度ほどしか見ていない(好きだけれど、凄く好き、というワケでもない)。こんなに感覚的な要素を詰め込んだ映画を、どうやってミュージカル化するんだろう…という好奇心に誘われて先行チケットまで申し込んでミュージカルを観た。3列目でかなり良い席での観劇。
元の映画が「フワッとした感覚的なモノ」を映像の美しさでゴリ押ししながら多分に扱っているし、ジャスミンのドイツ語での会話も手伝ってかなり余分な「説明」みたいなものが極力排されている作品だと思っているのだけれど…ミュージカル版も同様、説明的なものはとにかく最小限に抑えられていて、心情を歌い上げるシーンもコテコテした感じはない。(若干、アンサンブルが鬱陶しいな、と思う場面があったけれど)
映画が90分弱でミュージカルが賞味120分。舞台化にあたって沢山の情報を削ぎ落して、しかもうっかり説明を追加するのを極力排している。ラストちょっとだけ涙したくらいだったし、ジャスミンがドイツに一度帰ってしまうあたりの展開はちょっと雑だよなぁなんてことは思うものの、映画が描いていた感覚的な部分を舞台でも同じように訴えるのに成功している。ただそれ故に、元々映画を見ている事が大前提。映画見ていない人は「なんじゃらほい?」なお話なのではないかと想像。
主役の花總まりは初めて観た気がする。上品な気品が凄いのだけれど、ジャスミンなのかなぁというのは最後まで疑問。チラシを一瞬観た時は、森公美子がジャスミン役何じゃないかと勘違いしていたが、映画のマリアンネ・ゼーゲブレヒトのインパクトを考えると、逆パターンのキャスティングも意外にいけるんじゃないかなぁと思う。小西遼生が男前すぎてちょっとファンになりそう。太田緑ロランスがセリフ一言しかないのにカッコイイ。日本のミュージカル界に芋洗坂係長が必須キャラになりつつあるのが何とも複雑な思いではある。







































