ダークモード対応しました。画面右下の🌓をクリック。

【観劇レポ】ショーGEKI「籠鳥ーCAGOTORIー」

#芝居,#ショーGEKI

【ネタバレ分離】 ショーGEKI「籠鳥ーCAGOTORIー」の観劇メモです。

初回投稿:2025年12月11日 21時59分
最終更新:2025年12月11日 21時59分

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名ショーGEKI
ショーGEKI 最新オリジナルミュージカル
籠鳥ーCAGOTORIー
脚本羽広克成
演出羽広克成
日時場所2025/12/03(水)~2025/12/07(日)
小劇場B1(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

ショーGEKIとは
1999年7月に新宿のスペース・ゼロにて旗揚げをする。
当初は主宰の羽広克成を中心に日本大学芸術学部演劇学科卒業メンバーがその中核を成すがその後、様々な団体、大学他の出身メンバーが加わり現在に至る。
公演の形式によって「ストレートプレイ」「ダンパチライブ」「大魔王公演」の大きく3つに分かれる。

ショーGEKI

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

【小劇場ではありえない!!】
生バンドでのミュージカル!
鳥籠の中で12人の女たちが、3人の男をめぐり、歌い!叫び!弾けて!求婚!?
恋愛サバイバル?ミュージカル!

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2025年12月05日
19時00分〜
上演時間130分(途中休憩なし)
価格4800円 全席自由

満足度

★★★★★
★★★★★

(5/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

ショーGEKI「籠鳥ーCAGOTORIー」

女たち…いやメスの小鳥かもしれない…が住んでいる籠の中。売れ残ったオリビアとロザンナと、適齢期の5人とまだ若い5人が、お見合いを待っている。そこにやってくる3人の男…いやこれも鳥かもしれない…と。外から見守る飼育員の太郎さんと小林さん。ここは籠の中の鳥なのか何なのか。よく分からないけれど。結婚相手を巡っていろいろと考える女たち鳥たちの物語が、キーボード・ギター・ベースの生バンドと共にオリジナル曲のミュージカルとして展開される物語。

ショーGEKIを観続けてもう随分になる。過去「大魔王公演」というスタイルの公演があるらしいく、残っている断片映像を見るととにかくド派手な感じで楽しそう。いつか派手なのやってくれないかなぁ…と思っていたら、今回は「大魔王公演」ではないもののミュージカル。楽しみだったのだけれど、期待を裏切らない。ショーGEKIらしくきらびやかだけれど、でもひとつひとつの台詞の言葉がとても鋭い作品。

ド派手でカラフルな衣装の女たちが歌い踊る…いやこれはタイトルの通り「女たち」ではなくて「籠の中の小鳥」なのだと思うが、劇中そういう野暮な説明は一切なくて、適齢期の(人間の)女たちにも見えるし、ある時にはペットショップでつがいを作るのを待っている小鳥たちにも見える。まぁそんな細かいことは気にせず、歌や踊りを楽しめばいい。生バンドの三人も舞台に出て演奏したり小芝居したりして。もう純粋に楽しい。小劇場B1を所狭しと駆け巡る(…これミザンスとるのとても大変だよなぁ…と時に冷静に観たりもするが…)。

適齢期の鳥たちに交じっているのが、廣田朱美とひらはらももゑ演じる売れこのったオリビアとロザンナ。若い鳥たちの歌やダンスの後にしっぽり歌い上げる「ハシビロコウの会」。なんだろうこの成熟した魅力は。ラスト一人空気読めない男(オス)鳥は、このふたりのどちらかとくっつくんじゃないかという読みが当たったけれど…。

何かものすごく深いテーマがある作品…という訳ではないけれど。とにかく楽しい時間だったなぁという印象が強い作品だった。

このカテゴリーの記事

観劇(実演)#芝居,#ショーGEKI