<観劇レポート>ショーGEKI  女子公演シリーズ「男ZERO0〜オトコ・ゼロ」

#芝居,#ショーGEKI

【ネタバレ分離】 ショーGEKI  女子公演シリーズ「男ZERO0〜オトコ・ゼロ」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名ショーGEKI
下北ショーGEKI夏祭り公演2023
女子公演シリーズ『男ZERO0〜オトコ・ゼロ』」
脚本羽広克成
演出羽広克成
日時場所2023/07/12(水)~2023/07/23(日)
「劇」小劇場(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

ショーGEKIとは
1999年7月に新宿のスペース・ゼロにて旗揚げをする。
当初は主宰の羽広克成を中心に日本大学芸術学部演劇学科卒業メンバーがその中核を成すがその後、様々な団体、大学他の出身メンバーが加わり現在に至る。
公演の形式によって「ストレートプレイ」「ダンパチライブ」「大魔王公演」の大きく3つに分かれる。

ショーGEKI

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

ストーリーの記載は見つけられませんでした。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2023年07月22日
13時30分〜
上演時間115分(途中休憩なし)
価格$$円 全席自由

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

何だか刑務所のような場所に収監されて、治療…というか教育…を受けている女子たち。他人の事が理解できない・・・という「症状」らしい。教育係の軍曹とシスターとナースに教育を受けるうちに、他人への共感とは何なのか、という事が徐々に分かってくるお話。

ショーGEKIを観るのは4度目くらいだろうか。特に男性がいないバージョンの芝居を観ている気がする(「ダンパチ」ってシリーズもあって気になってるんだけれど、大抵同時上演なので、男ばかりってのがネックで(汗)観に行けてない。汗)改めて劇団のホームページを見てみると、シリーズ的な位置づけとしては「ストレートプレイ」らしい。Twitterに流れる写真を見ていると、ビジュアル的にはかなり男性受けしそうなとがった感じなのに、ストーリーもしっかり魅せてくれるのでエンタメとしてレベル高いなぁ、と毎回思う。

今回は「他人の事が理解できない」人々。収監さているけれど悲壮感みたいなのはない。観ていると何処か、SNSで他人の事を理解せずに突っかかったり怒ったりする、今の世の中でチラチラと見えてしまう人々が脳裏に浮かんでくる。あるいは、ADHDみたいな症状が世の中的には注目され認知されつつある中、そういった事柄への理解、みたいなお話しにも見えてくる。前半、刑務所みたいな場面が長く続くので、物語に乗るのに時間がかかったものの、ほぼ女性ばかり・女性の魅力で楽しまされつつ、ちょっと深い話をサラリと差し込んでくる、ショーGEKIらしい展開のお話だった。

学生の頃に観た、シティボーイズのコント「会話の訓練」を思い出す。あちらは20分くらいのコントだったけれど、どこか似ているものがある。

気になった役者さん。阿辺晃世(あべあきよ)演じる、MJ役・・・感情があまり表に出ないタイプ・・・が印象に残る。