観劇

【観劇レポ】Albert Theatre「Iceboy!」

【ネタバレ分離】 Albert Theatre「Iceboy!」の観劇メモです。

初回投稿:2026年07月31日 22時17分
最終更新:2026年07月31日 22時17分

公演前情報

公演・観劇データ

項目 データ
団体名 Albert Theatre
Iceboy!
Book & Lyrics Erin Quinn Purcell
演出 Marc Bruni
日時場所 2026/07/30(土)
Goodman'sAlbertTheatre(Chicago,Illinois)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

A musical 40,000 years in the making.

Broadway’s brightest star of 1939, Vera Vimm (Megan Mullally/Will & Grace), is at the top of her game—until she adopts a 40,000-year-old Neanderthal discovered frozen in the Arctic. As Iceboy thaws, he unexpectedly becomes a theatrical sensation, inspiring Eugene O’Neill (Nick Offerman/Parks and Recreation) and challenging Vera for center stage.

Albert Theatre

事前に分かるストーリーは?

ChatGPTにストーリーをまとめさせました。

舞台は一九三〇年代末のニューヨーク。ヴェラ・ヴィムは、華やかな歌と踊りでブロードウェイの頂点に君臨する大スターである。観客からも社交界からも愛され、何もかも思いどおりに見える彼女だが、その成功の陰には、孤児として育った寂しさと、自分を必要としてくれる「家族」への憧れがあった。

そんなある日、ヴェラは北極の氷の中から発見された、四万年前のネアンデルタール人の青年を競売で手に入れる。氷漬けの彼を自宅へ運び込み、「アイスボーイ」と名づけて息子として迎えようとするヴェラ。初めは奇妙な収集品か、彼女の突飛な気まぐれのように扱われていたアイスボーイだったが、氷が解けて目を覚ますと、予想を超える知性と感受性、そして舞台人としての不思議な才能を示し始める。

ヴェラは彼に言葉や現代社会の習慣を教え、華やかな演劇界へと導いていく。しかし、純粋で野性的なアイスボーイの魅力は、やがて人々の注目を集め、彼自身が新たなスターとして脚光を浴びるようになる。息子の成功を喜びたい気持ちと、自分の居場所を奪われるのではないかという不安の間で、ヴェラの心は揺れ動く。

そこへ現れるのが、深刻な作風と気難しさで知られる劇作家ユージン・オニール。創作に行き詰まり、酒場で憂鬱な日々を送る彼は、アイスボーイとヴェラをめぐる騒動から意外な刺激を受ける。本作は、オニールが名作『氷人来たる』を書いた経緯を大胆にでっち上げた、完全なフィクションである。

スターの座をめぐる競争、親子のような二人の愛情と対立、芸術家が他人の人生を作品へ変えてしまう危うさを描きながら、昔のブロードウェイ・ミュージカルや演劇史を陽気にパロディー化していく。荒唐無稽な設定の裏側に、「人は他者からどのように見られたいのか」「愛することと所有することは同じなのか」という問いが隠された、騒々しくも少し切ないミュージカル・コメディーである。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目 データ
観劇日時 2026年07月30日
19時30分〜
上演時間 145分(20分の休憩を含む。10押-70-休20-55)
価格 $64 全席指定

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

Iceboy!

今上演しているシカゴのミュージカルで、断然に評判がいいのがこの作品。スケジュール的に、ユージン・オニール役が代役のタイミングでしか観れなかったのだけれど…それでも劇評読んでいたら興味持つ。"& Juliet"をシカゴで二度観たい欲望もあったけれど…ひっとしたら将来On Broadwayするかもしれないという期待もあってチケット購入。しかし、残念な事に賭けに負けた。ユージン・オニールの作品にそれ程親しみがない事が悪いのだろうか…客席のバカ受け具合と反比例して、なんと言うのか…アメリカ人向け?のハイコンテキストなコメディで、日本人の私はちょっと置いてけぼり感が半端なかったので、うーむどうしたものか、と唸る観劇になった。

ストーリーは記載の通りなのだけれど、そもそも「アイスボーイが蘇る」っていう設定がどうにも納得がいかない。そしてそのアイスボーイが歌ったり踊ったりするというのも納得がいかない。それを物語として語っている、ユージン・オニール。何かと引っかけているのだろうけれど…どうにもその部分がよく分からない。事前に読んでいたストーリーと劇評の良さからすると、この設定をどう無理なくみせるのか…がポイントになりそうだけれと、むしろストーリーに書かれたまんま何のヒネリもなくおバカ演出で突っ走る感じ。笑えない時のコメディは辛いよな

作品中やたらと"metaphor"という言葉が出てくる。語り部のユージン・オニール自身が語ったり、出演者が語ったり。「この作品には53回"metaphor"という言葉が出てくる」と、ユージン・オニールが自虐的に吐いて客席爆笑。ストーリー記載にある基になった作品「氷人来たる」とは全く異なる作品なのに、異なっているにもかかわらずそれを"metaphor"を通してコメディに仕立て上げてゲラゲラ笑う…というのは中々にレベルの高いコメディ…と言えなくもないけれど、でもやっぱし日本人の私にはちょっとレベルの高い変化球なコメディだった。

メーガン・ムラーリーのダイナマイト演技と独特の甲高い声が印象に残る。「ふたりは友達? ウィル&グレイス」の人だけれど…日本では邦題はついているものの放送も断片的であまりメジャーじゃないかな。

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