「華氏451度」@神奈川芸術劇場(KAAT)
神奈川芸術劇場(KAAT)で、「華氏451度」を観てきました。
どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。
KAATで、「華氏451度」を観てきました。
観劇日:2018年10月4日(木) 14:00-
公式サイトはこちら。
原作はレイ・ブラットベリーの小説。
本を持つことが許されない、近未来の管理社会の話。
残っている本を焼く「ファイヤーマン」を仕事にする男、モンターグの物語。
まず何より、本棚を模した舞台セットが圧倒的。
本を軽々しく扱う象徴のような、スポンジで出来たような本も効果的だった。
舞台装置と閉鎖的な世界観をあらわす照明も、見事だった。
役者は、主人公のモンターグ以外は1人複数役をこなす。
モンターグを取り巻く状況の物語であることが、よく表現されていた。
焚書などの、歴史的な出来事に対する警鐘、はもちろんのこと、
インターネット時代は情報が早く伝わりすぎて、
人生をかみしめるような、本の存在が軽くなっている。
そのことに対して、重い問題を投げかけているように感じた。