なんかくうかい?

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<初日レポ>「カワサキ ロミオ&ジュリエット」は現代的で刺激的なロミジュリ。ラゾーナ川崎プラザソル開館12周年記念公演

ロミオとジュリエットを、ミュージカル調の近未来設定の演劇で楽しめます。
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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。
ラゾーナ川崎プラザソル開館12周年記念公演
「カワサキ ロミオ&ジュリエット」の、舞台を観てきました。

公演データ

翻訳・脚色・演出 Ash(カワサキアリス)
2018年12月6日~12月11日
ラゾーナ川崎プラザソル

観劇データ

場所 ラゾーナ川崎プラザソル劇場
日時 2018年12月6日 19時00分〜
価格 Corichのチケットプレゼントを頂きました
上演時間 125分(途中 10分休憩あり)
キャスト ダブルキャスト「縹組」
★★★★☆(4/5点満点)

客席の様子

「かわさき」の文字が引っかかって、ずっとチラシを持っていたのですが、口コミ登録したらチケプレが。・・・Corichのチケットプレゼントで券を頂きましての観劇です。
客席は満席。チケットもらって、本当に良かったのかな…。初日という事もあり、出演者の知り合いが多かった気がします。

カワサキアリス

カワサキアリス、は、神奈川県川崎市を中心に活動している劇団ですね。ラゾーナ川崎というのは、川崎駅に直結している、ショッピングモールの事。こちらの12周年記念事業という事での公演ですね。
カワサキアリス

ストーリー

公式ページのストーリーを引用しますと、こんな感じてす。

敢えてここから七世代先の都市を想像してみる。そこではどのように日常が展開されているだろう。SF、と馬鹿にする勿れ。人間の想像力がここから先の未来を描き出し、狂いなく実現してきた例を我々はすでに見てきたはずだ。どのような未来も私たちの今踏み出す一歩と無縁ではない。ラップやブレイクダンスを使った『ロミオ&ジュリエット』などさほど目新しくない。この作品が挑戦しているのは現在を生きる俳優たちの身体から紡がれる、古典を大幅に脚色した物語が、鬱屈した感情のるつぼである近郊都市から、対話を重ねて生まれるという点である。

という事ですが。
ストーリーとしては、ダブルキャストの片方「縹組」は、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」(以下「ロミジュリ」)の作品のストーリー、そのままです。恋愛悲劇を観に来たという事で大丈夫です。

感想

お話としては、近未来的な仕掛けもまじえつつの、ロミジュリ。
ラップや現代的音楽、生演奏のギターや、バイオリン、照明効果などの仕掛けを乗せつつ、しかし確実に構築される、シェークスピア。
実は私自身、シェークスピアが苦手。あの独特なセリフ回しも苦手なんですが、若いパワーでグイグイ進んでいくロミジュリは、古典の退屈さを破壊するエネルギーを持っています。加えて、個性的な出演者や、近未来視点。アンドロイドな仕掛けもあり、観ていて退屈する時間がありませんでした。

カワサキ?

一応・・・カワサキを題材にしたロミジュリですが・・・近未来的な視点は成功しているのだけれど、カワサキ、要らなかったのでは?と、率直に思います。大人の事情はお察しいたしますので、表現者側の問題ではないですが・・・。苦労が偲ばれます。

今回「ラゾーナ川崎プラザソル」に始めて芝居を見に行きました。こじんまりしているけれどタッパ(天井までの高さ)は高く、川崎駅から近い。こんないい劇場が、こんな所にあるのか!と思いました。小劇場好きの横浜市民が誇る「STスポット」も真っ青です。(ま、タッパ高いと、照明の仕込みが結構大変で、道具も金はかかるけれどもネ)
いい作品を創る土壌があれば、人は自然と川崎を覚えていくはず。プロデュース側に心の広さが欲しいゼ、と思ったカワサキロミジュリでした。

印象に残った役者さん

今回の「カワサキ ロミオ&ジュリエット」は、「縹組」(はなだぐみ) と「紅組」の一部ダブルキャスト。
私の観たのは「縹組」です。 気になっ役者さんを挙げてみます。


何をおいても、瑞生桜子の演技が素晴らしい!!女性としての美しさはもちろん、演技の所作一つ一つに、客を引き付ける「芝居の魔力」を出す何かが備わっている女優さん。調べてみたところ、既にプロとして活躍している方みたい。多分いつの日か、今日の彼女の舞台を観ていたことを自慢する事になる日が来るような気がする。きゃしゃな体もあり、逆光の中にたたずんでいる時、ミュージカル「RENT」のミミの姿を思い浮かべてしまった。いつかミミを演じてほしい、という、にわかファンの勝手な想いをぶつけておく。
sakurakofilm.wixsite.com

アンドロイドのメイド、ロイド3 ミント:シンガロイドの、最上由貴の歌声を、もっと聴いていたかった。アンサンブル的な感じのアンドロイドの役どころだけれど、彼女が歌いだした瞬間に、場の空気が変わった。ミュージカル的にとても心地よい声。次は、もう少し大きな役の出演を、観たいと思った。
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中嶋尊望は、麒麟の川島に似ているよね、と心の中で何度も思いつつも。一途なロミオが男としても好感を持てた。早稲田の劇研出身との事。途中、ドーランが取れたのか、ケガをしたのか、ちょっと心配したけれど、トラブルの素振り微塵も見せずのキスシーンは、良かった。キスシーンが自然に出来るのはいいなぁ。


乳母の下村真梨奈。神父さんと並んで、物語の狂言回し的な側面を、観る側には心地よく演じていました。メガネは可愛いのですが、老け役じゃない役も観てみたいな、と思いました。
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公演は、12月11日まで。

川崎駅から直結なので、仕事帰り・学校帰りもよりやすいです!
ぜひ劇場へ。