<観劇レポート>Peachboys「昇天」

#芝居,#Peachboys

【ネタバレ分離】

観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名Peachboys
コント短編集
昇天
脚本クソ旦那
演出クソ旦那
日時場所2020/01/24(金)~2020/01/26(日)
東新宿PetitMOA(プティモア)(東京都)

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

二〇一二年三月旗揚げ童貞コメディ演劇ユニットPeachboys
Peachboysは2009年11月に下北沢シアター711にて上演された短編集、はらぺこペンギン!『再会』の中の1本をシリーズ化するために生まれたユニット。だが、はらぺこペンギン!の作風とは真逆である。はらぺこペンギン!劇団員の川本喬介こと「KYOSUKE」。はらぺこペンギン!やsmartball、ホチキスなどに客演経験のあるフリーの俳優、荒木拓こと「TAKU」。マシンガンデニーロの所属俳優であり、現在は注目劇団チョコレートケーキなどにも客演している菊池豪こと「GO」。更に、はらぺこペンギン!常連客演である山川恭平こと「KYOKYO」が2013年よりメンバーに加わり、上記4名のユニットとして活動している。作・演出は、はらぺこペンギン!主宰であり、現在、吉本新喜劇や神保町花月などの舞台で脚本・演出を担当、NSC東京で演技講師も務めている白坂英晃。Peachboysというユニット名からも何となく想像できる通り、上演する芝居の内容は、モテナイ童貞男達が女性にモテるように頑張るコメディーを中心とする。毎公演、キャリアのある客演陣を含めた出演者全員が全力で「下ネタ」「アニメのパロディ」「バカ」を演じ切る姿が大きな笑いを生んでいる。観劇後、何も残らないバカ楽しい下ネタ芝居を創造する、ふざけた演劇ユニットです。

黄金のコメディフェスティバル2015 鈴木聡賞 受賞
黄金のコメディフェスティバル2015 日本コメディ協会賞 受賞

Peachboys: 童貞コメディ演劇ユニット

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

ケン、ヨーヘイ、ハヤオは仲良し童貞3人組。
と言う書き出しで毎度始まるPeachboysですが、最近は宇宙に行ったり日本の危機を救ってばかりで、童貞も恋愛も全然関係ない話しかやってないので、原点に帰ってちゃんと童貞が恋愛してドキドキする短編集をやるための企画です。

観劇のきっかけ

昨年の公演が、めっちゃ面白かったからです。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

観劇日時2020年1月24日
20時00分〜
上演時間60分(途中休憩なし)
価格3000円 全席自由

チケット購入方法

劇団ホームページからのリンクで、予約をしました。
当日受付で、代金を払いました。

客層・客席の様子

男女は5:5くらい。男性は、アラフォー多し。女性は若い人多し。いろいろ関係者的な人も多い印象の客席でした。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
下ネタのオンパレードです。下ネタが苦手な人は辛いかもしれませんが・・・基本は下ネタで「笑い飛ばす」コントなので、比較的下ネタアレルギーのある方でも観易い方ではないかと思います。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・笑える
・童貞

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは。
ケン、ヨーヘイ、ハヤオは仲良し童貞3人組。・・・ですが今回は番外公演なので、短編集、のはずが・・・。いつもの前説で「短編集と言いつつ、一本です」と。えー、そこから裏切ってくれますか。ストーリーはいつもの通り。アイドルを追いかけているハヤオが、気がついたらSTAP細胞を打たれて監禁されて。ヨーヘイはピアノの先生に惚れるけれど、ピアノの先生からもアクションをかけられて。ケンはついに童貞を捨てるために風俗に行ったら、ヨーヘイの8番目の妹が風俗嬢で真面目に働き出して。でもやっぱり、監禁されたハヤオを助け出すために走りだす。ハヤオの惚れたアイドルは、実はヨーヘイの妹とかつてはアイドルグループを組んでいて。二人が再結成?して「紅」を歌い・・・そして最後に童貞三人で「浅草キッド」。・・・いや、山川恭平のビートたけしのモノマネ、地味に上手すぎでしょ。Peachboys二回目の私だけれども、あーいつもこんな感じなんだろうなぁ、に腹抱えて笑い続けた60分だった。

そしてラスト。三人が、実は童貞を捨てる事に・・・。それぞれの相手とホテルに・・・という展開で、客席からも驚きのどよめきと、「Peachboys最終回」とのヨーヘイの語りも聞こえてきたけれど・・・。新世紀エヴァンゲリオン最終回のラストシーンをパロディしながら「全部ヨーヘイの夢でした」と。お~い夢落ちかよ、な展開。そういった馬鹿馬鹿しさも含めて、シコタマ笑わせてもらった60分だった。

舞台の曲は、上手、客席から見えるピアノでの生演奏。ピアノの先生の設定も相まって効果的だった。

やっぱ面白いなぁ、Peachboys。60分、現世のいろんなことを忘れて没頭できたなぁ。次回作のタイトルが発表になったけれど・・・またまた、なんちゅう下品な。ゴールデンウイークあたりから、シアター711でロングラン公演との事。楽しみにしておこう。

女優さん。板野成美、風俗嬢から、工事現場バイト、アイドルの衣装と七変化。可愛いけれど魅せる演技が魅力的。石井舞、衣装的にも清楚なお姉さまって感じ?なんだろう。この童貞心をくすぐる感覚は。細かい演技が光ってて好き。つつじあゆこ、ホンワカした雰囲気とは違って、ハヤオを殴る時の目が怖いのが印象的だった。

しかし、このシール。何処に貼ろうか。

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