まだ間に合う公演レポ(24日0時)
●10/24(日)まで あんっHappyGirlsCollection「泡雪屋電影譚」
●10/24(日)まで 壱劇屋「独鬼」
●10/24(日)まで U-33project「シャンデリヤvol.2」
●11/30(火)まで 楽市楽座「うたうように」

<観劇レポート>たすいち「レプリカシグナル」

#芝居,#たすいち

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 たすいち「レプリカシグナル」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名たすいち
レプリカシグナル
脚本目崎剛
演出目崎剛
日時場所2021/10/06(水)~2021/10/10(日)
シアター711(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

カムカムミニキーナ、ポツドール等を輩出した
早稲田大学演劇倶楽部から、
2007年に目崎剛が旗揚げしたユニット。

『ありえない』設定を『ありえそう』に見せる
屁理屈でちょっとファンタジーな舞台を創る。
文学でも映像でもなく演劇でしかできないことを追求し、
笑って泣けて考えられるエンターテイメントを志向する。

2011年1月より12ヶ月連続公演を敢行。
2012年4月には吉祥寺シアターで本公演を行った。
2015年、「劇王東京Ⅱ」にて、二代目東京劇王となる。
またその後、神奈川かもめ短編演劇祭で、短編演劇日本一(優勝は韓国だったため)となる。

たすいち

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

【あらすじ】
見える。聞こえる。話せる。そして触れる。
あの 春の/夏の/秋の/冬の ここはみんながいた教室だ。

VR SNS「replica」の中のここはスクールゾーン。
あの日々のように、もしくはあの日々があったかのように過ごすユーザー達。
そこで出会った一人の女が問いかける。
「ねえ、私を知らない?」

…死んだ人間のアカウントが動き出した。
不正ログイン?でも、その振る舞いは、まるで…
本物を模った仮想現実空間で、いないあなたは何を発信しているの?

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年10月7日
14時00分〜
上演時間105分(途中休憩なし)
価格4300円 全席指定

チケット購入方法

劇団ホームページから、CoRichのシステムで予約しました。
当日、現金でお金を支払い、席を指定された券をもらいました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。
男性は40代upが目立ち、女性は様々な年齢の方がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・SF
・考えさせる

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

高校の頃から付き合って、大学も一緒だった彼女が、交通事故で死んでしまった。VR:バーチャルリアリティのSNSには、彼女のアカウントが残っている。日常とは別の日常を体験できるVR-SNSの世界。そこでは「私の事を知っていますか?」と問いかけてくる彼女のアカウントの存在が、都市伝説のようにささやかれていた…。死んでしまった人を、VR-SNSの世界で生かすことは正しい事なのか?、死んでしまった人の幻想をVR-SNSの中で抱えて生きていく事は悪い事なのか。・・・そんな事を描いた作品。

シアター711での上演。冒頭のプロジェクターとモニターを利用したシーンの演出が凄かった。711の奥まった空間をうまく利用して語られる、芝居冒頭の導入部分。そして、「物語は、望むと望まないとにかかわらず、唐突に始まり、唐突に終わる」…という台詞。ここを見てる時は「おおおっ、いい感じ」と期待を膨らませてしまったのだけれど。

VR-SNSの世界。世界に出たり入ったり。あるいは、別の人間がアカウントを移動して会話する…とかが次から次へと続いて、お話の焦点が定まらない感覚。いろんな名前や言葉が出てきて、あちこち移動するんだけれども、その内容に途中からついて行けなくなってしまった。単純に情報が多すぎる。受け止めきれなくて、頭痛がしてきてしまった。

といえ、細かな内容を追い切らなくても、全体のテーマを追う事は出来た。架空の世界で誰かを「生かす事」に対する気持ち悪さをどう考えるか・・・とか。思い出や妄想の中で誰かを大事にするのは悪なのか・・・と言った事。VR-SNSというイマドキの題材が出てくるけれど、それが本質ではないようにも思えてくる。語られる結論が、「生身の人間も、架空の世界で生き続ける人間も、どちらも手放したくない」だとすると…、んー、そりゃそうだろうよ、としか言えずに当惑してしまう。「みんな違ってみんないい」みたいな、ありきたりな結論に落ち込んでしまう。

この問いかけ自体は、1980年代頃から繰り返し演劇で描かれてきた事。そこに普遍的な結論なんて、ない。そもそも、演劇だって一つのVRな訳だから。だからこそ、個人的な事柄に落していかないと、普遍化し過ぎて詰まらないものになってしまう。VRを扱った過去の作品に思いを馳せながら、もっと何かにフォーカスした物語が観たいな・・・と思った。

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