<観劇レポート>Nana Produce 「続・まるは食堂」

#芝居,#Nana Produce

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 Nana Produce「続・まるは食堂」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名Nana Produce
続・まるは食堂
脚本佃典彦
演出佃典彦
日時場所2021/06/16(水)~2021/06/20(日)
東京芸術劇場シアターウエスト(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

ホームページに紹介は特にありませんでしたが、プロデュース公演を定期的に手掛けている団体のようです。

Nana Produce

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

伊勢湾の片隅に小さな食堂
切盛りするのは小さな女

歴史的な偉人でもなく
世界を救った勇者でもなく
日本銀行券の肖像になることもない
ひたすら一本道を歩き続けた小さな女
立ち止まることを知らない小さな女

どこにでもいるような小さな女の
どこにもない天荒破るモノガタリ

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年6月17日
13時00分〜
上演時間110分(途中休憩なし)
価格6000円 全席指定

チケット購入方法

団体ページのリンクから、当日清算で予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。
平日マチネなのか、竹下景子のファンが多いのか、シニア層が目立ちました。普段演劇ではあまり遭遇しない客層に思いました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

知多半島に実在する、まるは食堂の創業者、相川うめの半生記。魚の行商から身を起こし、今は知多半島に食堂や旅館を展開しているお店。当日パンフレットに、実際のまるは食堂の案内が入っていた。そんな実在の人物の物語。

不思議な物語だった。どこか人情劇、のような展開なのだけれど、別に人情を中心に描いている訳でもない。家族の物語ではあるのだけれど、家族を中心に描いている訳では無い。とてもシンプルで、決して難しい物語ではないのに、捉えどころがない、観ていて焦点を合わせにくい。正直なところ、何に焦点をあてたらいいのか、戸惑いがあったけれど。

1つ強力に貫かれて描かれているのは、主人公うめの、強さ、たくましさ。本当に「強い」とはどういう事なのか。その強さを淡々と描くために、物語がある。二人の息子や、再婚後の夫との関係を見ていると、そんな事を思った。

竹下景子の演技がとてもパワフル。自分の中では、クイズダービーの人、という印象が強くて、観るまでは、舞台女優さんとしての演技をあまり想像できなかったのだけれど。うめ、という女性の強さたくましさが全身から滲み出ていて、心を掴まれた。

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