<観劇レポート>ラビット番長「コマギレ」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 ラビット番長「コマギレ」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | ラビット番長 |
回 | 第34回池袋演劇祭参加作品 |
題 | コマギレ |
脚本 | 井保三兎(ラビット番長) |
演出 | 井保三兎(ラビット番長) |
日時場所 | 2022/09/22(木)~2022/09/25(日) シアターグリーンBASETHEATER(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
主宰の井保三兎によるオリジナル作品を 舞台上演する事を目的としたプロデュース団体。
現在、東京を拠点に演劇活動を展開中。
地方公演も積極的に行っています。
過去の観劇
- 2023年11月05日 ラビット番長「天召し -テンメシ-」
- 2023年03月12日 ラビット番長 「コウセイ」
- 2021年10月03日 ラビット番長「虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜」
- 2020年02月08日 ラビット番長「成り果て」
- 2019年09月20日 ラビット番長「カチナシ!」 ・・・つづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
将棋は記憶の競技だ。
天野桂子。職業、プロ棋士。
人々に記憶される彼女の活躍。
だがそれは平坦な道ではなかった…。
ラビット番長の将棋シリーズ第四弾。
今秋、再演決定!!
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年9月24日 13時00分〜 |
上演時間 | 115分(途中休憩なし) |
価格 | 4000円 全席自由 |
チケット購入方法
CoRichで予約しました。当日受付で現金でお金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は7:3くらい。様々な年代層の客がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・将棋
・コメディ
・泣ける
・笑える
・会話劇
観た直後のtweet
ラビット番長「コマギレ」115分休無
ラビ番将棋芝居はこれで3本目。独特に様式的なところはあるけどやはり面白い。将棋分からなくてもコメディタッチに人間ドラマで観れる。最近将棋にハマり「見る将」するようになって、見える範囲が増えたなと思う。4五歩で投了は笑う。あの手はヤバい。オススメ! pic.twitter.com/qvEQgkWoJP— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) September 24, 2022
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
奨励会所属、初のプロ棋士となった女性・天野桂子の物語を中心に、その師匠の熊谷、妹や熊谷の将棋教室に集まる人々を描いた群像劇。天野桂子が倒れた後(病名が劇中出てきたけれど忘れてしまった)、ボーっとして記憶が「コマギレ」になって、手を考えているうちに、自分の手番かどうかを忘れ・・・いゆる「二手指し」をしてしまう。そんな状況を、師匠や妹や、ライバルに助けられながら、乗り越えていくお話。
「カチナシ!」 「成り果て」につづいて、3本目のラビット番長、将棋芝居。いつもの通り、開演前の将棋ルールの解説からの本編。将棋のルールが分からなくても、基本は「人情劇」なので大丈夫だけれど。やっぱり将棋のルールが分かると、いろいろ見える部分が違ってくる。それくらい、将棋の部分の描写がリアルに描かれている。
私自身、最近将棋を見たり、自分で指したり、詰め将棋したりするようになったので、今までの見えてる部分が増えるなぁ、という事。ちょうどチラシの絵に載っている局面。熊谷が里山との対局で指す、6五歩(か、4五歩、どっちが先手か忘れた)で、「あっ」と言って、投了するのが面白い。あそこで歩を上げたら、角に攻め込まれてかなり悲惨なことになるよなぁ、とか。(あれ、チラシは7九に銀がいるけれど、舞台だと7八に上げてた気がするけれど、記憶違いかな)。盤面が見えると、更に見えてくることがありそうだなぁ、という気がしてきた。