<観劇レポート>早稲田大学演劇研究会 「走れメルス 少女の唇からはダイナマイト!」
【ネタバレ分離】 早稲田大学演劇研究会「走れメルス 少女の唇からはダイナマイト!」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 早稲田大学演劇研究会 |
題 | 走れメルス 少女の唇からはダイナマイト! |
脚本 | 野田秀樹 |
演出 | 佐織祥伍 |
日時場所 | 2023/06/15(木)~2023/06/19(月) 早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
1920年、創立。
この100年間で、名前を変えて、場所を代えて、
そして大勢の人間を替えながらも、多くを受け継ぐ。
そのうえで、捨て去れたら。>活動拠点は、大隈講堂裏に建つ「劇研アトリエ」。
>入会希望者は、「新人訓練」を受けたのち、
「新人試演会」を経て、正式な会員となります。>入会後は、原則として平等な公演企画の権利が付与され、アトリエの使用権を会員同士で競り合います。
>また、「アンサンブル」と名付けられた派閥制度により、アトリエの使用はさらに円滑なものとなります。
過去の観劇
- 2023年05月13日早稲田大学演劇研究会「Scrap ‘n’ Build」
- 2022年10月29日早稲田大学演劇研究会「否」
- 2022年06月12日早稲田大学演劇研究会「Re:ビドー」
- 2022年04月24日早稲田大学演劇研究会 「轟音トラッシュ」
- 2022年02月10日早稲田大学演劇研究会「幸福の標本」 ・・・つづき
事前に分かるストーリーは?
ストーリーの記載を見つけられませんでした。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2023年06月15日 19時00分〜 |
上演時間 | 100分(途中休憩なし) |
価格 | 無料 フリーカンパ制 全席自由 |
観た直後のtweet
早稲田大学演劇研究会「走れメルス 少女の唇からはダイナマイト!」100分休無
やっぱ野田秀樹作品は苦手だ、全然意味わかんねぇw。言葉尻は新しいけど、遊眠社初期の作品?令和での再構築と考えてもピンと来ず。途中から、劇研役者さん博覧会として、楽しんでました。やっぱオリジナル観たいよ。 pic.twitter.com/fgxhkY2UN3— てっくぱぱ@観劇垢/3 (@from_techpapa) June 15, 2023
満足度
(3/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
※メンタルの余裕が無く、しっかり書き上げる余裕が取れないため、当面は感想のメモだけ残しています。こぼれ落すより、何かしら残しておきたい。後々振り返って、もう少しちゃんとした文章に仕立てあげるかもしれません。
演劇好きの癖に、野田秀樹をあまり観てなくて。最近、別の団体がやるのを観出したばかりなのだけれど。…やっぱり野田秀樹はよく分からないなぁ…という感覚。言葉遊びと勢いで押し切る舞台で、観ていて飽きる事はないのだけれど。全体を通して見てみると、純粋に話がよく分からない。正確にいうと・・・細かい言葉から捉えたイメージからだけで、分かったように語る自分を一生懸命制止する自分もいる・・・っていう感覚。物語としては観ていてあまり刺激されなかった。
調べてみると、元々は野田秀樹の若い頃の戯曲のようだけれど(1976年初演?)、言葉の端々に令和色が散りばめられている。最近改訂された版があるのか、あるいは早稲田劇研の脚色なのかは分からず。ただ、令和の今、再構築してみる・・・みたいな温故知新的な要素を加えても、やっぱりピンと来なかった。
ハチャメチャに進む物語故、早稲田劇研の役者たちの博覧会・・・としては申し分なく楽しめる。5月の新歓公演しかり、今年の早稲田劇研はノリにノッている。それぞれの魅力みたいなのを、余すところなく存分に味わえるのだけれど。・・・困ったことに当日パンフレットに、役名も配役との対応も書かれていない。これは正直、かなり勿体ない。既成本を選んでいるというのもあり(あと、前述の通り、私が野田秀樹あまり理解できないもあり)、この上演自体が、作品の意味を伝える事にあまり重きを置いていないように感じるので。それならそうと、当日パンフに配役だけはバッチリ記載して、役者を売って欲しいのだけれど・・・と思った。