<観劇レポート>うさぎストライプ「みんなしねばいいのにII」

#芝居,#うさぎストライプ

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 うさぎストライプ「みんなしねばいいのにII」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名うさぎストライプ
みんなしねばいいのにII
脚本大池容子
演出大池容子
日時場所2021/11/26(金)~2021/12/07(火)
こまばアゴラ劇場(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

2010年結成。劇作家・演出家の大池容子の演劇作品を上演します。「どうせ死ぬのに」をテーマに、演劇の嘘を使って死と日常を地続きに描く作風が特徴。 2013年9月、地下鉄サリン事件を遠景に交差する人々の思いを描いた『メトロ』で芸劇eyes番外編・第2弾「God save theQueen」に参加。2017年5月、うさぎストライプと親父ブルースブラザーズとして上演した『バージン・ブルース』で平成30年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞を受賞。

うさぎストライプ

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

看護師・萩谷あきの住むマンションに暮らす女たちは、奇妙な怪奇現象に悩まされていた。あきの死んだ母親が、あきの捨てたゴミをマンションに持ち帰ってくるのだ。
そして10月31日、渋谷の街では花火が上がり、ハロウィンが奇妙な盛り上がりを見せていた。
終わらないハロウィンをきっかけに、世界は滅び始めていく。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年11月26日
19時00分〜
上演時間85分(途中休憩なし)
価格3000円 全席自由 前半割

チケット購入方法

劇団ホームページから予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は、3:7くらい。
様々な年代層のお客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・会話劇
・不思議

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

映像では何作か観たことがあるも、ライブでの観劇は初見の劇団。正直なところ、映像ではその魅力を掴み切れなかったのだけれど、評判に後押しされるような形で観劇。

ストーリーは事前記載の通りだけれど・・・少し書き連ねておくと。舞台には、マンションの一室。どうもこのマンションは幽霊が出るらし。主に3人の女が出てくるが、1つのマンションの部屋の舞台セットで、複数の部屋で起きている出来事が同時に描かれる。ある看護婦の女は、母の幽霊が一緒に生活している。母はかつてここに住んでいて、ゴミ屋敷の中で埋れて死んだらしいが、どちらかと言うとほのぼのと、一緒に暮している感じ。
別の女は、マンション近くのコンビニ店員と付き合ってる。でもその店員、店に買い物に来る看護婦の女に惚れていて、マンションを覗き見するために同じマンションにすむ女と付き合ってるらしく、看護婦に付きまとう男をぶっ殺したり、窓から望遠鏡で覗いて、怖い恋愛している。すねちゃった女は、またまた隣の女の部屋に居候して彼に殺された幽霊?のつのちゃんと、コスプレしてイチャイチャしながら楽しんでる。部屋に居つかれたもう一人の女は、困って狼狽するも出ていくことも出来ない。
町はハロウィン。10月末で終わるはずのハロウィンが、いつまでたっても終わらなくて。気が付くとハロウィンというより、暴徒たちが暴れ回る世の中。そんな中、コンビニ店員の男は、看護婦の女を彼女の部屋に監禁して・・・。と自分で書いてても、何が何だかよく分からないお話。

全般としてはコメディタッチ。よく分からない世界の人々の様を、客は横から覗き観てる。覗き見ながらプププと笑い、その状況を楽しむ感覚。難解な部分は全くなく、楽しいのだけれど、ふと俯瞰でこの世界全体を眺めると、一体何のお話なのか、こうして感想を書いてても、よく分からない。それでも、どこか閉塞感ただよう人々が「みんなしねばいいのに」と苛立ちながら、終わらないハロウィンに合わせて、微妙に狂っていく様子は、何だか妙に楽しい。物語がどーのこーの、という解釈をするよりも、よく分からない不思議な状況を、ただ単に楽しめばいいのかな、という気がする。映像では伝わり難かったのは当然だろうなぁ、なんて事を考えながら、モヤモヤした感覚を抱きつつも、不思議な世界にどっぷりと漬かり込んだ時間だった。

終演後、いろんな人の感想を読んでいるけれど、これっ、と射抜くものをまだ見つけられていない。このよく分からない世界観を、再言語化する表現に出会いたい感覚があり。

気になった役者さん。清水緑、冒頭の男に口説かれている時の目と、看護婦として辛そうに働きながらタバコ吸っている時の目つきの差が凄い。実際に目の前にしたらちょっと近づき難い人、の描き方が絶妙。幡美優、これまで拝見した時は、割と真面目で硬派な役所が多かった気がするけれど、コスプレのドレス着て嬉しそうに走っているのがちょっと意外で驚き。