＜観劇レポート＞銀色天井秋田 APOCシアター提携公演 秋田弁ひとり芝居「なまはげシラノ ほろげば」

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＜観劇レポート＞銀色天井秋田 APOCシアター提携公演 秋田弁ひとり芝居「なまはげシラノ ほろげば」

【ネタバレ分離】銀色天井秋田 APOCシアター提携公演 秋田弁ひとり芝居「なまはげシラノ ほろげば」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名銀色天井秋田
回APOCシアター提携公演 秋田弁ひとり芝居
題なまはげシラノ ほろげば
原作エドモン・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」
脚本進藤則夫
演出西田シャトナー
日時場所2023/06/20(火)～2023/06/21(水)
APOCシアター（東京都）

団体の紹介

団体の紹介が見当たりませんでしたが、
銀色天井秋田は、進藤則夫の個人ユニット名。
今回はAPOCシアターとの提携公演のようです。

事前に分かるストーリーは?

公演紹介記事に、こんな記載を見つけました。

これは、“秋田の題材を、秋田弁で、秋田の俳優が演じる”ことにこだわっている演劇団体・銀色天井秋田代表・進藤則夫による一人芝居。本作では、エドモン・ロスタンの「シラノ・ド・ベルジュラック」をモチーフに、人と一緒に暮らし、口が達者で“なまはげシラノ”と慕われていた、あるなまはげを軸にした物語が展開する。脚本を進藤、演出を西田シャトナーが担う。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2023年06月21日
16時00分〜
上演時間75分(途中休憩なし)
価格2200円 全席自由

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

※メンタル的に調子が悪く、しっかり書き上げる余裕が取れないため、当面は感想のメモだけ残しています。こぼれ落すより、何かしら残しておきたい。後々振り返って、もう少しちゃんとした文章に仕立てあげるかもしれません。

以前、西田シャトナーが審査委員長を務めた、「モノローグ演劇祭」のエキシビジョンで拝見した、「なまはげシラノ／予告編」。ものすごく印象的でいつか全編観てみたいなぁと思っていたところに、西田シャトナーが演出での作品のチラシが目につく。渡りに船とばかりに観劇。

基本は、「シラノ・ド・ベルジュラック」の後半をモチーフにした、不老不死？・・・老いないナマハゲの、人間の女への悲恋の物語。私自身「シラノ」はちゃんと読んだり観た事がある訳ではなく、なんとなーく知っているお話という程度。ただ、基本「シラノ」を知らなくても、ベースに何か物語があるんだな、程度の認識でも普通に観れる。

モノローグ演劇祭で観た時の印象・・・とにかく迫力が凄くて。ただ一方で、秋田弁で繰り広げられる物語という事もあり、セリフが聞き取れるか、ストーリーを追えるか、という不安があった。結果的には明確な物語があり、秋田弁の隅々までは分からないのだけれど、ストーリーはよく分かる。「叫びのような訳わからない話を」想像していて、どこか求めていた部分もあったので、実はその点がまずは意外だった。

物語の中心は、恋するなまはげではあるものの、他にも様々な登場人物が描かれる。その一人一人がが、それが天井から刺すライト(サス)で表現される。演じる進藤則夫は、そのサスに入ったり出たり、時には「中途半端に入り」、なまはげ以外の様々な人を演じる別ける。この演出はシャトナー氏によるものだという事だけれど、非常に効果的であったよう思う。

普段は感想を書き終えるまで読まない当パンを読んでみると、今回、西田シャトナーと組むにあたり、それ以前には３つあった台本ではなく、新たな台本として書き起こした、との事。以前の版とは、微妙に異なっているのかもしれない。

そう思うと、「なまはげシラノ」は他のバージョンも存在するという事だろう。確か、寺十吾バージョンをチラシで見かけたような気もする。他のバージョンは、演出も異なれば、台本の表出もことなるかもしれない。今回の西田シャトナー演出バージョンは、はじめてみる「なまはげシラノ」としてはとても分かり易かったけれど、他のバージョンを観てみたいなぁ、という欲求がうまれてきた。

ちなみに「ほろげば」とは、「(雪などを)はらう」という意味の秋田弁。

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