<観劇レポート>feblaboプロデュース「Who’s it? 〜ニューヨークの日本人〜」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 feblaboプロデュース「Who’s it? 〜ニューヨークの日本人〜」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | feblaboプロデュース |
題 | Who’s it? 〜ニューヨークの日本人〜 |
脚本 | 麻草郁 |
演出 | 池田智哉(24/7lavo/feblabo) |
日時場所 | 2021/08/05(木)~2021/08/10(火) 新宿シアター・ミラクル(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
東京を中心に演劇の創作をする池田智哉のソロユニット、feblabo(ふぇぶらぼ)
過去の観劇
- 2023年06月21日 feblaboプロデュース「ホテル・ミラクルThe Final」
- 2020年03月17日 Ammo「桜の森の満開のあとで(2020)」
- 2020年01月11日 feblaboプロデュース「十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-」
- 2019年11月23日 feblaboプロデュース「日曜日よりの使者2019」
- 2019年10月11日 feblaboプロデュース「ホテル・ミラクル7」 ・・・つづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
NYで留学生活3年目のケイがアパートに帰ると、ソファに見知らぬアジア系の男が座っていた。
同居人のエルと、その恋人のジェイは、ひきつった笑顔でケイを止めようとするが、ケイは気づかずに尋ねてしまう。“Who's it?”
「うるせえな、日本人なら日本語で話せ!」
日本からNYに来たヤクザ、輪島真司は拳銃を取り出し、ケイを怒鳴りつけた……NYを舞台にした英語禁止コメディ!!
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2021年8月9日 19時00分〜 |
上演時間 | 60分(途中休憩なし) |
価格 | 3300円 全席自由 |
チケット購入方法
CoRichのページで予約しました。当日Suicaで決済しました。
客層・客席の様子
男女は6:4くらい。いろんな年代の人がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・会話劇
・異文化
・人情劇
観た直後のtweet
feblaboプロデュース「Who’s it? 〜ニューヨークの日本人〜」60分休無
粗削りだけどテンポ良く面白かった!しかしこれはシットコムなのか、異文化交流なのか、人情話なのか。まあ面白いから何でもいいか!って感じ。NYの○○はあんなに小さいのか笑。英語の対比が更に巧みだと面白いのに。オススメ! pic.twitter.com/da0DoavDVT— てっくぱぱ (@from_techpapa) August 9, 2021
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ストーリーは、事前紹介の通り。銃を持っていたのは、日本から「出張」に来ていたヤクザ。この男は英語が全くできないので、次から次へと部屋に増えていく人が勝手に変な相談をしないように「携帯を出せ、そして日本語で話せ」と要求。呼び鈴と共に次から次へと訪ねてくる客は、いろいろと厄介な問題を増やしていく・・・なドタバタコメディ。・・・1時間ピッタリ。粗削りな面もあるけれど、テンポが良くて、コンパクトに「すっぽり収まる感」が心地よい。純粋に、面白かったー、な60分だった。
最初は、銃を突きつける誘拐モノ、っぽいノリなのに。気が付くと、異文化で生きていく事の大変さとか、NYでアジア人がどんな扱いを受けているか…みたいな、現実的な話がサラリと織り交ぜられてる。そして、オチはヤクザの事を「パパ」と呼ぶようになる人情チックな感覚。全体として、お話をどう捉えればいいの?っていう混乱が若干あったけれど、まあ、深いこと考えず面白いからいいか、という風に自分の中で落とし前をつけた。楽しむ作品だと思う。
ただ、思わず"深イイ"を考えてしまった理由を自分の中で掘り下げると、異文化での生きづらさとか、アジア人の扱われ方が、殊の外、最近耳にするアメリカでの現状を捉えていたように思ったからだろうと思う。コメディだし、そういう問題を真剣に考える話じゃないっていうのは分かっているのだけれど、言葉の端々から問題を普段から肌で感じている人なんじゃないかな、というのが滲み出ていたように思う。難しい問題を、コメディへの昇華のさせ方が上手いなぁ、と感じる。
一部の人物は、たどたどしい日本語しか話せない面々のはず・・・なのに、割と難しい日本語をペラペラ話しているのは、ちょっと違和感。英語禁止の部分が、もう少し笑いに結びつくといいのになぁ、なんていう事を考えた。
あと、ニューヨークでピザのデリバリー頼んだら、あんなに小さいのか?あまりにも可愛いサイズのピザに、思わず笑ってしまう。まねき猫は、存在感があるデカさなのに。