【観劇レポート】ケーキを海底のポストへ投函「葉山より愛をこめて」
【ネタバレ分離】 ケーキを海底のポストへ投函「葉山より愛をこめて」の観劇メモです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | ケーキを海底のポストへ投函 |
回 | ケーキを海底のポストへ投函 第6回公演 |
題 | 葉山より愛をこめて |
脚本 | 堀伸也 |
演出 | 堀伸也 |
日時場所 | 2025/07/11(金)~2025/07/13(日) スタジオ「HIKARI」(神奈川県) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
ケーキを海底のポストへ投函は、代表の堀伸也が中心となり2019年に結成された社会人メンバーを主とした劇団Q+発演劇ユニット。略称は「ケーキ投函」。
「演劇界への入り口」を標榜し、見る人・やる人ともにまずは楽しめる親しみのある作品作りを目指している。
経験者・学生・社会人問わず広く出演者を募集し、未経験の作家を複数集めたオムニバス企画や、未経験のゲストを迎えての公演など、その時々で多様な形の舞台を作っている。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
<あらすじ>
「実家に帰らせていただきます」なんて、今時ドラマでだって聞かないだろ。俺もそう思ってたんだけどさ。急に電話かけてきたりして。そういうことは直接言えよな。ずるくない? 心当たりなんてないよ。義母に聞いてもそもそも帰ってきてないって言うしさ。たまにあいつ、突然どっか出かけたりするから、今回もそれなんだろうなって思ってる。まあ、車直したら一応、連れ戻しに行くつもり。え、行き先? どうせあそこだよ。なんだかんだ言ってさ。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2025年07月12日 14時00分〜 |
上演時間 | 110分(途中休憩なし) |
価格 | 2000円(はじめて割) 全席自由 |
観た直後のpost
ケーキを海底のポストへ投函「葉山より愛をこめて」110分休無
団体初見。団体名から少しシュールな作品想像してたけどそうでもなく。ん〜全く肌に合いませんでした。話の骨格だけならSF的でもあり興味深いけど、脚本甘過ぎる。実習生・車他の展開の必然性が全然見えなかった。主演の男性は上手いなぁ。 pic.twitter.com/zKuiuEmKzm— てっくぱぱ@観劇 (@from_techpapa) July 12, 2025
満足度
(2/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
整備工場に愛車を取りに行ったら、偶然同じ、珍しい車種の車あり。なぜか黒服の3人組が乗り込んできて、整備工場にいた技能実習生と逃走する。葉山にいる妻からたまに電話がくるが、どうやら妻は死んでるらしい。いろんな人に追われながら、妻のAIが入っているデカイスマホを探しに疾走する男の話。
死んだ妻がその人格をテレビくらいの巨大スマホの中のAIに残していて、そのスマホから突然電話がかかってくる、っていう設定は、SF的だし、いろいろ想像力を刺激してきて面白い。その骨格の部分は良さそうなのだけど。
その周りの設定が全体的に余分で、どうしてこんな脚本になったんだろう、と首を傾げずにはいられない。出てくる人物が、次から次へとご都合主義で、途中からウンザリしてしまった。妻からの電話を受け取る主演の和泉涼太は良かったけれど、それ以外は、脚本も周りの役者も弱すぎて、発展させられるはずの世界観を、全く支えられていなかった。