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<観劇レポート>劇団スクランブル「How to stop falling in love」

#芝居,#劇団スクランブル

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 劇団スクランブル「How to stop falling in love」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名劇団スクランブル
How to stop falling in love
脚本坪井俊樹
演出坪井俊樹
日時場所2022/10/07(金)~2022/10/10(月)
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

劇団スクランブル
・モットーは『最高の暇つぶし』
・誕生年月・・・2008年3月
・ジャンル・・・シチュエーションコメディ
・公演回数・・・20回以上
・団体所在地…東京都
・活動場所・・・横浜&東京
・劇団員数・・・8人

劇団スクランブル

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

恋も仕事も人生も試練があると、
成長出来るというのは本当でしょうか。
出来ることなら試練なんて避けて自由にのんびりと、
自分のペースで、思うように進めたいですが、
思うように進むことはありません。

それは、
環境のせい?
運のせい?
人のせい?
友人のせい?
上司のせい?
部下のせい?
家族のせい?
恋人のせい?

と、考え悩みますが、
そもそもまわりのせいにして、
自分のせいにしないのが、
原因かもしれません。
しかし願わくば、
自分の思い通りにいきたいものです。
恋も仕事も人生も…。

あ、そして最後の1文は、
まさにロマンティック・コメディの煽り文。
って、感じですね。

「もうあきらめれば?」「それができないの!!!」

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年10月9日
18時00分〜
上演時間100分(途中休憩なし)
価格3500円 全席自由

チケット購入方法

劇団ページのリンクから予約しました。
当日受付で、現金で支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。様々な年代層がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・会話劇

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(5/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

独身の、女実業家の社長の家。50歳の誕生日。社員がサプライズパーティを用意し、従妹とその母も毎年の恒例行事と、家にやってくる。さてサプライズ!という時に、現れるバスローブの男と、女社長。どうやら女実業家とデキる寸前だったらしい。そこに、男の元恋人…という女が現れる。「別れた」と主張する男。「別れたつもりはない」と主張する元恋人。付き添いで来た男の会社の従業員とも、どうやら情事がありそう。周囲の女たちに事情の説明を求められて、困惑しながらも語っていていく男・・・と、強引にまとめるとこんなお話。

劇団2度目。最初に書いておくと、たまたま私の隣の席に座った客は、全く笑ってなくて、退屈そうにしていた。一方、私はクスクス笑いが止まらなくて、途中から腹筋が痛い。小刻みに震えるものだから、椅子がギシギシ音を立てる。決して、客席が湧くような爆笑が起きるお話では、全くない。展開されているそのシチュエーションが、全てコメディ。笑わずには、見ていられない、という感覚。人を選ぶ・・・というか、好みの別れる、ハマる人にはハマる、分かる人には分かる、的な、ちょっとレベルの高いコメディだったように思う。前回観た「Let's split」も同様の作風だったので、このコメディスタイルが、劇団スクランブルの持ち味なんだと想像。

結局のところ、3人の女が男を取りあう状況を、みんなが見ている・・・という話に発展していくのだけれど。もし、途中の10分だけ切り取って観たら、深刻な別れ話をしている真面目な恋愛もの、にも見えてしまう。殆どが、社長の部屋で展開される会話のみ。ものすごく練られていて「こういう状況って特殊だけれど、もしこんなことが起こったら、こんな会話になるだろうなぁ」という想像を、的確に表現。その意味で「会話劇」としては「静かな演劇」に迫りそうなくらい「ナチュラル」であり「リアル」な劇。

それなのに。起きている事を、ちょっと俯瞰した「客席の目」で観てみると、もう「笑うしかない状況」という感覚。シチュエーションコメディの一種だけれど、海外ドラマのそれように「ここ!笑うポイントです」なんて事は、全く指し示してくれない。もう、こうなってしまった「状況」そのものが、そこはかとなく笑けてくる。「シチュエーションコメディ」というより「シチュエーション"が"コメディ」。根底に流れているシュールさというか、人生や人の営みをどこか客観的に笑って捕らえようとする感覚がないと、なかなか「笑い」に結びつかないのかもしれない。

ある程度「コメディだ」とは劇団も事前に言ってるものの、とはいえ「説明したら面白くない」だろうから、あえてその事を前面に出すわけでもない。加えて、他に同じ作風の演劇をする団体を、私自身、思い当たらない。まさに「シチュエーションがコメディ」。最高の暇つぶしにはちょっと勿体ないくらいの、一つ上の次元の笑いの世界が、100分間展開するコメディ演劇だった。

女性8人に男性1人というすごい配役。中根道治と環ゆらの演じる、バスローブを着た初々しいカップルが印象的。

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