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<観劇レポート>神奈川演劇連盟TAK in KAAT「YOKOHAMA 3 PIECES」

#芝居,#虹の素,#theater 045 syndicate,#神奈川県演劇連盟,#G/9-Project

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 神奈川演劇連盟TAK in KAAT「YOKOHAMA 3 PIECES」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名神奈川演劇連盟TAK in KAAT
theater 045 syndicateプロデュース
YOKOHAMA 3 PIECES
脚本猪熊竜久馬、仲尾玲二、平塚直隆
演出猪熊竜久馬、仲尾玲二、中山朋文
日時場所2022/10/13(木)~2022/10/16(日)
神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

正式名称:「神奈川県演劇連盟」。略称:「TAK」(Theater Association of KANAGAWA)
1960年結成。神奈川県内で活動する地域団体および個人会員によって構成されています。

神奈川演劇連盟

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

神奈川を拠点に、精力的に活動する3団体が KAAT神奈川芸術劇場《大スタジオ》に集結、それぞれテイストの違う作品を一度に3つ見ることができるオムニバス公演です。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年10月19日
19時00分〜
上演時間110分(途中休憩なし)
価格3500円 全席指定

チケット購入方法

カンフェティでチケットを購入・決済しました。
受付で、座席指定の券と引き換えてもらいました。

客層・客席の様子

男女比は5:5。様々な年代層がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・オムニバス
・コメディ
・泣ける
・笑える
・会話劇
・考えさせられる

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

神奈川演劇連盟加盟の劇団、3団体によるオムニバス公演。以前見た同様の企画「pinky」では、割とひとつのテーマがあっての3作品だったけれど、今回はそれぞれの持ち味で勝負する作品群。全体として、面白かった。各作品の感想をメモ。

虹の素『サイゴノトキ』作・演出:猪熊竜久馬

昨年の「失恋博物館 Ⅵ」でも観た作品。実在の日本で捕獲されたトキ「キン」の物語。実際の出来事は、このあたりを参照。キンの視点で、この何十年かのキンの、トキの半生を描いた作品。
美しい作品。決して、トキの事を美化して考えている訳ではないのだけれど、美しい。保護するためには仕方なかったけれど、トキの自由を奪ってもよいのか。そんな事に思いを馳せる。ラストに一筋の涙。
昨年の「失恋博物館」は、大倉山記念館での小さな会場での公演。KAAT大スタジオで、舞台は広がったものの、違和感なし。見事、大舞台に昇華したのだけれど。物語の性質上、あの千夜一夜物語を語るかのような、大倉山の空間が、ちょっと恋しい。ラストシーン。昨年は、宇治さんがトキを見送っていた気がするのだけれど、今回は無かったように思う。少しテイストが変わったのかな。

G/9-Project 『職員会議』 作・演出:仲尾玲二

悪い素行を繰り返す生徒が、またも窓ガラスを割った。退学処分を決める職員会議。全会一致で退学が決まったけれど、異を唱えたのがカウンセラー。会議で、真相を追求する議論がはじまる・・・というお話。

G/9-Project、名前は聞いてて気になっていたけれど、劇団初見。自分には、しっくりこなかった。コメディ路線なのか、いわゆる「会議モノ」なのか、はたまた「謎解きミステリーもの」なのか、リアルに職員室の「人情もの」なのかが、判然としない。役者さんも、それぞれの考えている路線で演技している感が強くて、会話が噛み合ってない。たぶん、全ての路線をミックスするのが意図なんだろうと思うけれど、30分強の時間に盛り込むのはちょっと無理があっかなぁ、と感じる。

theater 045 syndicate『音~2022~』作:平塚直隆 /演出 中山朋文

高校3年生の男子生徒5人が、先生にくってかかる。どうして我が校は男女共学なのに、女子が一人もいないのですか?女子とすれ違わないのですか?今まで3年間、一度も女子を見かけないのは何でですか?。とぼける先生。この4人が入学するまでは、この学校は女子校だったので、例え同級生が男子だけでも、上級生には女子がいないはずがないのだ。・・・そうだ、合唱部だ。合唱部を作って歌を歌えば、女子が振り向く。何故か学校にそびえたつ、大きな壁。この壁の向こうに女子がいるに違いない・・・そう思って、先生と、出入り業者も含めた各自が、「ドレミファソラシド」のひと音ずつを担当する合唱が展開される・・・というお話。

ざっと検索すると、2012年頃の、短編作品と思われる。ストーリーを書いてても、意味不明。なんなんだこの(実質)男子校は。でも、生徒たちの切実な「女子」を求める姿か、おかしくて仕方ない。思わす椅子を叩いて笑い転げた。大真面目なんだけれど、最高のコメディ。

「壁」の向こうに女子がいる・・・多分これって、高校生の男子の「女子への心理的な壁」のメタファーなんだろうなぁ。確かに、高校生の頃とか特に、男にとって女子への壁って結構厚いよなぁ・・・。高校の演劇部の練習風景とか、Twitterで見かけるけれど、何故か男子と女子は、別々に基礎錬してたりするものなぁ・・・とか、ふとテーマみたいなことを若干考えてしまうも、途中でやめた。とにかくコメディとして面白いので、テーマを考えるのも馬鹿馬鹿しくなってしまった。

ラストの1音ずつの合唱は、観ているこちらが息が上がってしまうくらいに、笑い疲れた。有名な客本みたいだから、別バージョンも観てみたい衝動か産まれてきた。

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