【観劇レポート】MCR「蜥蜴の夜は虹色」
もくじ
初回投稿:2025年11月09日 21時13分
最終更新:2025年11月09日 21時13分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | MCR |
| 回 | MCR |
| 題 | 蜥蜴の夜は虹色 |
| 脚本 | 櫻井智也 |
| 演出 | 櫻井智也 |
| 日時場所 | 2025/11/06(木)~2025/11/12(水) OFFOFFシアター(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
MCRは1994年に脚本・演出の櫻井智也(ドリル)を中心として、
当時同じ演劇の専門学校に通っていた数人により結成されました。
コンスタントに年2~4本の本公演を重ね、本公演22回を数えます。
また、本公演以外でも主宰ドリルによるプロデュースユニット「ドリルチョコレート」公演、
第13回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルの最終予選会出場、
各種企画公演への出演等を本公演の間に積極的に行っており、
それらを総合すると年に2~5本、計40余公演を上演しております。
過去の観劇
- 2025年05月28日 MCR「穴熊の戯言は金色の鉄錆」
- 2024年04月26日 MCR「前髪(あなたに全て捧げるけど前髪だけは触るな)」
- 2023年12月23日 MCR 「シド・アンドウ・ナンシー」
- 2023年09月17日 MCR「絡め取りプリンセス投げ」
- 2023年06月14日 MCR「死んだら流石に愛しく思え」最終版(2023年) ・・・「#MCR」のつづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
頭上の星雲は解けて、冬枯れに吸い込まれた。
ああ、昨日は楽しい夜だった だからこそ昨日死にたかったのに。
さらば喧騒の日々よ、笑顔は未だに張り付いたままだ。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2025年11月08日 14時00分〜 |
| 上演時間 | 85分(途中休憩なし) |
| 価格 | 3800円 全席自由 |
満足度
(3/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
MCR「蜥蜴の夜は虹色」
覚せい剤の取引現場に居合わせてしまった(たぶん高校生の)奥田くん。助けたつもりが薬の売人から「あなたがあなたの思い通りに生きないことで、誰かを不幸せにしていることもあるんじゃないの」と言われたのが刺さる。ヤリマンで有名な徳橋さんに告白。「私のどこが好きなの」という問いに的確に答えられず窮する奥田くんだが、「それなら死ぬまで私の事だけ見てね」と付き合いだす二人。奥田くんの家に行くと、子どもをコントロールしたがる面倒な母親。だから徳橋さんを家に読んだ事でも大きな前進なのだろうけれど…。誰かの思い通りにすることが、誰かを幸せにするわけじゃない…というお話。
久々のMCRで、やっぱり底に流れているのは愛の話。愛の裏返しを表現しても誰かを愛した事にはならい…的な。あるいは、地球全ての人に優しい人間であろうとすればするほど地球になんか全く優しくない…という感覚みたいなもの、なのかなぁ。表現したいことは分かったつもり…なのだけれど、何というか腹落ちしない感覚。どうにもピンと来ない。
考えれば考えるほど愛せていないという事を自覚している奥田くん。途中からヘッドフォンなんかして、会話の輪に入らない的な演出。至極単純に、やっぱり主人公以外が愛の表現について語っているのがちょっと解せないのかなぁ、と思う。どう見てもインチキ駄メンズの「世界の北島」を愛したくないのに愛してしまう伊達先生との対比が面白いのだけれど、その対比としてもよく分かるのは奥田くんの愛し方は、物語として弱いのかもしれない。










































